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🎵are you ready塀塀塀塀塀 塀塀塀塀塀 塀 塀 塀 塀 Ah って、お題はフェンスです

 ようやくプランがととのってきました。筆者が担当させて頂いております外構工事プランニングエピソードの第三回目です。

 前回の最後にクイズらしきものを出しておりましたが、タイトルから答えがお分かり頂けたと思います。今回のお題はフェンスですが、こちらの話題については後半に触れさせて頂きます。
 さて、私のつたない案内の為に、なかなか進捗状況は思わしくありませんでした。しかし、パースを描くことでイメージのミスマッチを少しずつ修正して、ようやくお客様の完成イメージに近付いてきました。時間をかけた分、十分にご納得いただいた上で、ご用命を賜りたいと思っております。お客様によってはもどかしいと感じられる方もいらっしゃいます。ですが、少なくとも費用負担をお願いする以上は、時間をかけて最低限検討すべき点があります。また、きちんとお伝えしてご理解して頂く時間も必要となりますので、どうか一つ おサッシ 下さい。

 一つ目のお題であるサイクルポートについては、初動において私のミスリードによりご迷惑をおかけしました。柱脚廻りの外観の違いを重視しすぎて、利便性を軽視してしまいました。双方ともにご説明に留めた上で、その選択はお客様に委ねるべきでした。敷地奥・突当りの提案に対して建物側へのお引越しを望まれました。これは、近いという利点だけではなく、陽が落ちて暗くなった際に、既設の屋外照明では照度が得られないという点でした。著しい思慮不足に赤面です。お客様からの明確なご意向を頂戴して、製品・サイズ・カラー・配置について、ようやく絞り込みに至りました。但し、念には念を という事で、発注前にもう一度現地にて配置や高さを確認しさせて頂きました。この事例を作成しているのは2月3日ですが、本日午前中にお宅に伺いして最終確認を済ませて頂きました。照度不足についてご指摘頂いたのは、その確認の会話の中においてでした。的確なご指摘、有難う御座いました。
 二つ目のお題は敷地奥の雑草対策です。一定の広さがあるだけに悩まれていて、前回ご紹介したご主人の夢以外にも、将来の増築用地としても検討されていました。ご提案したプランの内容は前回詳述した通り、化粧砂利44%・乱形石貼り24%・土間コンクリート32%のコラボです。こちらについても寒さが増した節分に、そのスペースに立って最終のご意向を確認させて頂きました。化粧砂利のエリアをもう少し広くしたら...砂利を人工芝に変えると...など未だ悩まれているご様子でした。検討される内容自体は、納期を必要とするような特殊なものではありません。人工芝のサンプルをお持ちしても良いので、再度時間を設けて検討されては とお勧めしてみました。結果、避暑時のお子様用水浴びプール設置スペースとして土間コンクリートエリア削減反対論が勝り、ご提案した内容に準ずる工事となりました。
 三つ目のお題の植栽跡については、前述の通り複数ご案内をしましたが、敷地奥突当りのエリアと同じく、自然乱形石貼りとなりました。あんまり色々と使ってしまうと目移りするので、統一コーデもよろしいかと存じます。
 以上で、当初の三つのお題はクリアしました。

 お待ち遠さまでした、追加オーダー フェンス のお出ましです。
 外構工事のご相談の際、遮蔽というご要望は少なくありません。しかしながら、遮蔽度が高いほど、眺望という代償を払わなければなりません。フェンスに限らず、ピンポイントの植栽やシェード・目隠し可動ルーバー・ブラインドPG・カーテンやブラインドといった物もありますので、適材適所のご選択をお勧めします。
 今回の遮蔽については、眺望という代償を極力抑えたいという条件付きでした。フェンスで完全に遮蔽する為には、目透かしの少ないタイプを相当高く設置しなければなりません。折角のウッドデッキ越しの見晴らしも、フェンスの裏面で台無しです。
 どんな製品があるかは既に調べておいででした。お題を頂く際に、カタログをめくりながら製品をご案内する中、明確にご希望の内容を確認する事が出来ました。
・両面木調の縦格子タイプで二次元的な遮蔽ではなく三次元の角度による遮蔽
・施工性の良いフリーポールではなく、外観・納まりを重視した間仕切タイプ
 この他に既設フェンスとの調和も課題となります。新築時の横ルーバータイプフェンスは、コンクリートブロック上に設置されていました。今回ご要望の面については、将来のフェンス設置対応としてCBを一段低く積まれていました。フェンスを建て込む際に差し筋でCBを一段増し積みし、同じ高さのフェンスを建て込めば という配慮です。同じ高さでCBを積んでしまうと、フェンスを建てる際に支柱の数だけCBにコア抜き(穴をあけること)が必要となるからです。今回はCBを増し積みせずに、フェンスの高さを一段分高いH=1,000mmとしました。
 暗い・見えないなどの理由から、既設の横ルーバータイプはあまりお気に召さなかったようです。適度にすき間を持った奥行のある縦格子により、正面から見たらある程度覗けるが、角度が付けば遮蔽度が高くなる といったタイプをご所望です。
 全てのご要望を満たす商品は少なく、ご提案した製品については既にご存知でした。製品が高価格帯なので慎重にご案内を進めます。Web上で製品の特性はご理解頂けています。しかし実際の見え方について、完全にイメージするのは難しいでしょう。ご依頼して頂く以上、十分ご理解して頂き工事に臨みたいと考えます。
 賢いPC殿とご利発なCAD様のお力添えにより、真正面・鋭角からの見え方の違いを描写して、お客様にご確認して頂きました。当初はウッドデッキまでと伺っていましたが、最終的にはエアコンの室外機までかかるようにと1スパン(≒1,200mm)のばしました。製品カラーは二色のみで明るめの色でパースを作成していたのですが、こちらも最終確認時にカラーサンプルでご確認頂き、これでお題全てのGOサインを頂戴しました。

 最初のご相談から約四ヶ月、モタモタして申し訳ありませんでした。その分、工事の仔細についてご了承頂けたと確信出来たので、イメージパースに劣らぬ完工となるように、工事に注力する所存です。
 工事スタートは2月5日、エアコン室外機の一時取外しからです。3月中旬に完工予定となりますので、次回の案内では工事の詳細についてご披露させて頂きます。
 投稿の許可を下さり、誠に有難う御座います。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

あれこれと迷うのも ありです。 迷って悩んで外構工事

前回に引続き、筆者が担当させて頂いております外構工事のエピソードです。

 前回は指に力が入り過ぎて、本題は少ししかご案内出来ませんでした。大変申し訳ありませんでした。今回は脱線無しで駆け抜けますので、遅れないで下さいね。
 一つ目のお題である駐輪場ですが、当初ご希望だった建物側へと配置を変更する事になりました。既設の土間コンクリートをはつる為、柱脚廻りの仕上りが変わります。それを納得の上で、建物に近い配置を選択されました。建物に近い場合、各々固有振動数が異なる為、揺れ方に差異が生じます。当然、適正な離隔寸法をとる必要があります。
 幸い既設の土間コンクリートをはつって柱脚を根巻きするとなると、根巻き寸法は大きくなります。必然的に建物からその分離れる事になるので、離隔寸法を確保出来ます。偏芯基礎部材などを使えば建物に近付けることも可能ですが、お客様にご説明した上で使わない事にしました。

 二つ目のお題の敷地奥の雑草対策ですが、前回まではその一角をサイクルポートが占めていました。ところが、建物隣接部にお引越ししたので、敷地奥は完全にフリースペースとなりました。未だお子様も小さいので、今後どの様に使われたいかに応じて、提案内容も異なってきます。そこで再度、将来も含めた用途をお尋ねしてみました。すると、これまで抑えていらしたのでしょうか ご主人の夢が次第に膨らみ始めて、とうとう溢れ出してきました。
 ご主人は、今すぐにという訳ではないが将来的には大きなバイクを という夢を抱かれていました。そして、念願のバイクを手にした暁には、専用ガレージを設置したいと考えておいででした。食事の時間も忘れて、バイクいじりに夢中になられているご主人の姿が、容易に想像出来ます。
 ご主人の夢をお伺いした以上、実現に向けて協力させて頂きたい との想いから、敷地奥については以下の内容でご提案する事にしました。
・奥の一角を将来対応用の専用ガレージスペースとする。その為にはコンクリートなどで固めず、防草シート+化粧砂利敷均しに留めておく。サイズとしては3坪程度のバイク保管庫の周囲に600~1m程度クリアランスをとる。(敷地奥の≒44%)
・前面道路からは動線が直線的で、落ち着いた雰囲気の通路を経て敷地奥に到達します。敷地奥のゾーンがリラックス出来るプライベートスペースとなる様に、突当りには乱形石を使い、異なる仕上りとなる隣接部とのゾーニングは曲線を配して、柔らかいほんわかとした空間をイメージしました。(同上≒24%)
・化粧砂利敷均しと乱形石貼りエリア間に位置し、両者の仲を取り持つのは土間コンクリート。(同上≒32%)
 以上のトリオでプランを練り、ご提案します。

 三つ目のお題ではCADの技術が劣る点を、カミングアウトしなければなりません。植栽跡の雑草対策について、当初ご希望は方形石貼りでした。しかも、施工後の写真その壱の様な貼り方ではなく、その弐の様な円の形状に合わせた貼り方でした。ところが、私の技量が劣っているばかりに描くことが出来ませんでした。それでも抗って色々と小細工を繰り返し、ようやくその弐程度まではたどり着きました。実際の貼り方には遠く及んでいないのですがサークル状になっているだけ良しとして おサッシ 頂けると幸いです。
 実際の施工時においてもCADの描画と同様となります。方形石をサークル状に貼るとなると、切合わせが増える為に材料のロスが多くなります。同時に職人さんの手間も増える事になります。材料も施工手間も割高となってしまうのです。その点、乱形石をパズルのピースのように適所に配していけば、材料のロスを抑えて文字通り唯一無二の石貼りのアートが完成します。
 この他に、少し色身を帯びた化粧砂利を用いて、洗い出し仕上げとするプランもご案内しました。
 こちらのお宅では、アプローチには少し明るめの方形石を使われていました。アプローチ以外の部分は、コンクリート刷毛引きと洗い出しの2つの異なる仕上げを組合わせてありました。両者ともに落ち着いた雰囲気の仕上りとなっていた為、通路部分には少し色を使った方が良いのでは と感じました。しかし、どうやらこれは私の思い違いだったようです。
 色味としては華やか・艶やかといった類ではなく、華美を廃し清楚で気品がある類を好まれていらした様です。
 ご意向を確認した結果、落ち着いた色の石貼りを希望されました。方形石のサークル貼りと乱形石貼りの二つについて検討されたいとの事でした。
 様々なご案内に対しても興味の有り無しが不明 といったパターンに陥ると、次はどの様な提案にしようかと頭痛の種となります。しかし、この様に明確にご意向を示して頂けると、提案する側としてはとても助かります。後は、この二つについてパースによって違いをイメージして頂き、それに対する対価をご提示させて頂き、どちらを選択されるか委ねるだけとなりますので。

 一つ目のお題はほぼクリア出来ました。二つ目・三つ目については、明確なご要望を伺うことが出来たので、次回の宿題の詳細もはっきりとしました。
 次回のご提案までガンバロー とやる気が充実したところで、更なるお題を頂戴しました。このお題については、また次の回に詳述させて頂きます。えっ、ヒントが欲しいんですか?仕方がないですね~。ちょっとだけですよ。ヒントは 塀 です。
 それではまた、次回こちらのお宅の続編のご案内でお会いしましょう。

お待ち遠さまでした。 こちらが エクステリアセット でごじゃります❣

今回は、筆者が担当させて頂いております外構工事のエピソードです。

 いやぁ、久しぶりに筆者が担当する工事をご紹介出来るので、肩ならぬ指に少々力が入っております。昨年11月にガレージ、8月にカーポートの設置を施工事例でご紹介しました。が 筆者は外構工事の担当から外れて、事務所でパソコンと格闘の日々を過ごしておりました。自身が担当した工事の施工事例案内ともなると、昨年3月の弊社独立オーニング設置工事となり、ほぼほぼ一年ぶりの案内です。
 弊社のブログには現在62件投稿していますが、一件を除いた全てが施工事例のご紹介です。ただ、全ての工事を一度に紹介するにはボリューミィー過ぎて、勿体ないオバケが出ちゃいそうなので、複数回に分けてご紹介しました。これを施工事例として投稿する為には、その度に建物種別や築年数などの基本情報を入力しなければなりません。特に62件中50件は、新築工事後の外構工事丸っとを50日間連日投稿した案件です。50日連続で基本情報を入力するなどの徒労を回避するために、ブログ形式を選択しました。しかし、施工事例に比べてブログに対する評価は劣っている事を、後日知りました。この紹介が114件目の施工事例となりますが、ブログを選択していなければ、約180件に到達していました。今思えば、洗濯 もとい 選択ミスであった事を認めざるを得ません。愚者というそしりを免れない筆者 慈悲を乞うようですが、是非ブログも覗いてやっておくんなまし。

 未だ残暑厳しい九月、可愛らしいお子様とご一緒に仲睦まじげなご夫婦が事務所にお見えになりました。応接セットにご案内して担当者がお話を伺います。
 後からわかったのですが、こちらのお客様には弊社の不動産部門がお世話になってたそうです。新築される為の土地を探していらっしゃったお客様のお手伝いをさせて頂いたのです。その際には不動産部のエースが尽力し、ご希望に沿った内容でご案内することが出来ました。エースは現在も活躍中で、分譲・売買・仲介・管理とバリバリ絶賛営業中ですので、興味のある方は弊社ホームページも覗いてみて下さい。👇
https://y34.co.jp
 どうやら外構工事のご相談らしく、久しぶりに声が掛かり、同席させて頂くことになりました。
 外構は、新築の際に地場の工務店さんが施工されたそうです。ただ、敷地奥については当時用途を決めかねていらしたそうで、山砂整地に留めておいででした。前面道路から敷地奥に向かう通路には5箇所の植栽スペースがありましたが、うち2箇所は植樹されていませんでした。
 今回のご相談は大きく三点。
 一つ目は、駐輪場を設けたい。
 二つ目は、山砂整地に留めている敷地奥に雑草対策を施したい。
 三つめは、植栽スペースの植栽を移植などして跡のスペースに雑草対策を施したい。
 以上三点でした。
 百聞は一見に如かず 特に外構工事は現況を見てみないと何とも言えない点もあります。幸いこの後お時間を頂けるとの事だったので、そのままお宅にお伺いしました。

 九月の日差しは手加減を知らず、移動の為の車中には灼熱という形容が相応でした。お宅に到着すると、お話を伺いながら現状を確認し、必要な寸法などと共にメモします。このメモ書き、決して他人にお見せすることが出来ません。文字が解読不可能なだけでなく縦・横・斜めに書き散らかしていて、人目にさらせば汚点が増えます。
 一つ目のサイクルポート、事務所でカタログを見ながらお勧めの製品をご案内していました。ご希望の設置場所はウッドデッキを降りた屋根が掛かっているスペースでした。設置出来なくはないのですが、既に土間コンクリートが打設されているので、柱を埋設する部分はハツリを伴うことになります。また、埋設後に柱脚周りを補修しますが、先打ちしたコンクリートとは見た目が異なる仕上りとなります。そこで、道路から敷地に入り通路をまっすぐ突っ切った、敷地奥の突き当りをお勧めしました。
 二つ目の敷地奥の雑草対策ですが、先ずは固めるかどうかです。100%ではありませんが、防草シートの上に砂利を敷設することで、ある程度は雑草対策が可能です。但し、雑草の生命力は馬鹿に出来ないので、繰り返しますが100%ではありません。コンクリートなどで固めてしまうのも悪いわけではないのですが、個人的には水を大地に還元するスペースも大事にしたいと思っています。敷地の奥でもありますし、砂利を使えば侵入者を音で察知出来るので、防犯効果も期待出来ます。これがアプローチなどの屋外とリンクするスペースともなると、ヒールに砂利が挟まったりなんて面倒な事もあるので、お勧め出来ません。よく云ううじゃありませんか TKO じゃなくてTPO ってやつです。この時点ではお客様のプランは未だ確定していませんでした。そこで、石貼りや化粧砂利洗い出し仕上げ・土間コンクリート・防草シート+化粧砂利敷設などを組み合わせたいくつかのプランを準備して、イメージパースと共にコストを比較してご検討して頂くことになりました。
 三つ目も雑草対策としては同様なのですが、こちらは奥様の方から方形石をサークル状に貼りたいというご要望がありました。施工後の写真で乱形石貼にしているのには二つ理由があります。大きな丸い円であればメーカーによってはサークルストーンなどという名の専用の石が準備されています。しかし、今回は円が小さく楕円であることから、方形石を使うと材料のロスが大きく、石を切り合わせていく手間が掛かってしまい、とても高くついてしまいます。一応ご提案の際に見積書としては、方形石貼でご提示しました。二つ目の理由はCADのソフト上、小細工なしにはサークル貼が出来ませんでした。

 以上の内容でプラン作成に掛かりましたが、何分にも要領が悪い筆者 図面と見積書を整えるのに一ヶ月程掛かってしまい、お詫びの言葉もありませんでした。この際のプレゼンテーションについては、後日またご案内させて頂きます。
 そう云えば、こちらの奥様は筆者の稚拙な施工事例をご覧頂いている と、とても有難いお言葉を掛けて頂きました。面白くもない案内にお付合い頂き、誠に有難う御座います。これからも乏しい語彙を使い回しながら、投稿を続けて参りますので隙間時間にでも眺めて頂けると幸いです。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

雨戸 改め 網戸一筋

今回は網戸を新調された際のお話です。

 演歌の一節みたいなタイトルで始まりました今回のお話、女性の方からのお電話で物語は動き出します。
 何でぇ、物書きみたいな始め方しやがってこのエセグロガー、この後何が始まるってんでぃ? 人聞きのわる事言わないでくれよ 江戸Boy 先に結末がわかっちゃったらつまんないでしょ! そこは一つ おサッシ 下さい。
 お声の主はご実家を出られて別に住まわれているお嬢様でした。ご用件は、網戸張替と玄関引戸を見て欲しい、というご依頼でした。敬愛してやまぬ親への ご令嬢の想いがひしひしと伝わってきます。足元にも及ばない自身の対応を顧みて、食い改めなければと自責の念に駆られる筆者でした。
 早速営業担当者に内容を伝えると、事情を鑑みて即日対応を決断し、お宅にお伺いしました。先ず現状を把握しなければ、前に進めませんので。

 先ずは礼節に重きをおいて全体活動の指針に従い、大きな声でご挨拶を済ませました。そして、一つ目のご依頼対象の玄関引戸の状況を確認します。築年数が40年を超えているので、外見からはサッシにも傷みが出てはいました。どの様な不具合があるのか尋ねたところ、自分ではわからないのでお嬢様に聞いて欲しい、との事でした。そもそも、網戸の件も含めてお嬢様が統轄されているので、こちらについては網戸の現調を済ませた後に確認する事にしました。
 玄関で肩透かし的な感じになった後、網戸張替希望のサッシを拝見させて頂きました。4.5尺2枚建の高窓には、随分と風通しが良さそうな網戸が付いていました。ここで注目です。網は、今時あまりお目にかかれない ブルーネット です。青い網、昔は木製建具に張ってあるのをよく目にしました。サッシの場合、最近ではブラックが多いようですが、本体カラーのシルバーに合わせてグレーネットも所望されるようです。基本、網を張替えの際には既存色にされるかを尋ねています。
 張られている網、腰下は既に逃亡していて、現在上の網も逃亡を企てているようです。網を張替える事は可能ですが、本体のフレームが問題です。網戸の動きが悪かったのでしょうか。無理に動かしているうちにフレームに過負荷がを掛けてしまったようで、フレームがよれてしまっています。
 とりあえず現況確認を済ませると、もう一箇所のご希望場所へと移動しました。

 お縁の4枚建掃出しには、長年連れ添ってきた合せ網戸が2枚仲睦まじくお出迎えしてくれました。こちらの網戸もカラーコーディネートされていて、ブルーネットが張られていました。
 ここで、この つがい の違いに気付きました。外観左の網戸には中桟が見当りません。中桟までもが逃亡してしまっています。こちらは、網は外れていないものの網押さえのゴムがゆるゆるです。そして何より先程の高窓同様、フレームがよれてしまっています。これは、張替に留めず取替を勧めるべきだと判断しました。
 お嬢様への連絡の際、先ずは玄関引戸のご依頼されたかった内容についてお伺いしました。お話によれば、施錠・解錠の際にコツ(要領)が要るそうで、調整等で改善されるのであればお願いしたいとの事でした。改善されるかどうか不明だが、取替に十分に値する使用年数を経ているので、取替をお勧めしました。検討しておくとのお返事で、即取替には至りませんでした。但し、サッシの専門職を生業としている以上、伝えるという義務は全うしなければなりませんので。
 網戸については現況の全てを御報告した上で、ご希望の張替ではなく取替をご提案しました。張替に比べると費用負担は嵩みますが、不健康な本体に健康な網を張っても長持ちしません。こちらも少し検討されたいとの事でしたが、年明けにご連絡を頂き二箇所とも新調する事になりました。

 発注の際には、掃出しの障子に合わせて中桟の位置を指定しました。段違い平行棒なんてみっともないですものね。
 製品が入荷し、建込みには業務課リーダー自らお出ましです。丁寧に挨拶を済ませた後は、テキパキと任務をこなします。調整を済ませると、あれ程動きがカタかった網戸が滑るように軽く動きます。開閉時にあれだけ動きが鈍かったのですから、さぞやストレスが溜まったことでしょう。もう すいすいですヨ❕ 掃出しの中桟の高さもジャストフィットで、会心の作業を終えることが出来ました。
 作業終了後に資材を片付けて清掃を済ませると、お客様に声を掛けました。浴室や脱衣所の寒さがこたえるとお聞きしたので、高齢の方は特にヒートショックに注意して頂くよう詳述しました。その際に、現在とてもお得な補助金がある と、窓リノベ24についてご説明した上で、内窓設置をお勧めしました。
 また、弊社では外構工事や不動産業務も行なっている事を、資料を交えて詳しくお話させて頂きました。
 今回も大変お世話になりました。補助金を活用した改修工事や外構工事、不動産に関するご相談など御座いましたら、いつでもお声掛け下さい。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

担当発表します。営業はウサギ 経理はカメ カバは広報 んっ、カバは広報? カバー工法のリシェント❓

今回は玄関の扉が開閉できず、待ったなしの案件についてご紹介します。

 待ったなしって相撲じゃないんだから、一体何があったってんでぃ?そうせかさないで安全運転で行きましょう 江戸Boy 急いては事を仕損じるって、それ位は おサッシ 下さい。
 昨年12月の半ばに玄関ドアの件でお電話を頂きました。年末という時節柄、扉の開閉や鍵などの不具合対応と、修理硝子をご希望されてのお電話を数多く頂きます。ところがこちらのお客様は異なりました。会話の最初から玄関ドアの取替を口にされました。よほど切羽詰まっていらっしゃるのでしょうか?お電話でのお問合せの場合、その多くは生じている不具合事象に対して、調整や部品取替を前提として現地調査依頼を望まれます。本体丸ごと取替を検討される場合は、ご来店される方も少なくありません。現在ではWeb上で製品を検討される方も見受けますが、ご高齢の方にとってその選択は難しいようです。

 どちらにしても、一度お宅にお邪魔して現状を把握する必要がある為、再度お名前とご住所、電話番号などを伺いました。その後もう少し詳しくご要望を伺ってみると、扉は既に壊れているとの事でした。師走の19日に玄関扉が壊れているとなると、さぞや不便な思いをされているでしょう。出来るだけ速やかな取替となるよう努めなければ、と何か決意じみたものが頭をよぎりました。
 お話の中ではとても取替に掛かる費用を気にされていました。確かに玄関サッシともなると、それなりの価格となります。さもありなん、玄関と云えばある意味お家の顔とも云える存在です。どのメーカーも財布の紐を緩めようと、憎らしいくらいに購買意欲をくすぐるラインナップで、お客様を翻弄します。
 玄関サッシなどはそう頻繁に取替えるものではありません。ですから、取替に際しては相応の製品をお勧めしたいのですが、決断されるのはお客様ですのでご意向に沿わなければなりません。今回の第一命題は、お客様の予算内で納まることに尽きます。

 先ずは壊れているという玄関ドアの状況を確認すべく、お宅にお伺いしました。
 ご挨拶を済ませた後に、現在通行止めとなっている玄関ドアを拝見させて頂きました。確かに玄関ドアは開閉困難な状況で、玄関の床には開閉時にドアを引きずった跡が残っていました。枠の根元は、これまでに見たことが無いほど、腐食が進行していました。折角の断熱ドアも、屋外側の面材は下端からめくれていて、下端の木口を覗き込むと断熱材が コンニチワ していました。
 流石にこの状況では、取替える以外の選択肢はありません。予算が厳しいとお伺いしていたので、兎に角スペックを抑えた製品をご提案しました。
 それでも若干予算に合わず、既設ドアの処分はお客様ご自身で行われる事になりましたが、取替工事はご用命して頂きました。あいにくお正月を挟んでの発注となったので、入荷は1月10日となりました。年始は休業明けという事もあり、工事が重なっていた為、製品は工事日の18日まで一週間程静養です。
 そう云えば、お客様は予算の事に気を取られていらしたからでしょうか?営業担当者のプレゼン⇒成約を経て発注を済ませた後にご来店されました。ご来店の目的は、製品の詳細なスペックを確認して家族に伝える為との事でした。担当者に確認したところ、プレゼンの際にキチンと案内したとの事で、やはり気持ちに余裕が無かったのではないでしょうか?若輩者では御座いますが、常にゆとりのある行動をお勧めします。

 長らくお待ち頂いた工事の日、スーパーヒーロー大工さんに自慢の腕前を披露して貰いました。既設枠の根元の腐食度合いは相当なものでしたが、カバー工法の工事において支障は生じませんでした。
 それから、ご用命の際にはご自身で処分されるとおっしゃっていた既設建具ですが、大きさ的にお車からはみ出してしまうそうで、改めて処分依頼を受けました。予算の兼合いで単板ガラスにグレードを落としたのですが、出入口の第一命題である開閉に支障がなくなった点を、大変喜ばれていました。
 今回も、大変お世話になりました。またのお声掛けをお待ちしております。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。