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お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン30

10月3日(土)
テラス・デッキエリアは、昨日午前中の束・大曳=構造材だけの殺風景の塊から一転、床板と幕板が施工され、また一歩完成に近付きました。
簡単そうに見えますが、通路の屋根同様こちらも障害物がハンパなく、テラスの柱・樋がデッキに食い込んでいるので、周りの補強や取合の処理が必要で、出幅も3パターンあるので各出幅毎に床板の組み合わせが異なり、床板の種類も増えるので難度も増します。
”施工面積が広い=作業がはかどる”という方程式が常に成立するとは限りませんが、”職人さん=尊敬に値する”という法則は揺るぎもしません。

一昨日から施工中だった住居北面から東面にかけての砂利敷きゾーンは、間配りと均しを繰り返した後、敷き込みが終えて散水しています。
職人さんの背中からは、ようやくこのゾーンの終わりが見えてきて”ホッと一息”といった安堵のようなものが伺えます。
砂利を積んだトラックが乗入れ出来るのは下の写真左側に見切れているテラスの手前までで、青砂利ゾーンが始まるレンガまで少なく見積もっても10m以上あります。そこから更に住居東面を通り北面への距離となるともはや天文学的な数字です。
ローマの砂利も一歩からです。

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン29

10月2日(金)
テラス・デッキエリアでは、ガレージの次に施工を希望されていた人工木デッキの工事をスタートしました。
先ずは設置位置を確認して、何点かレベルを当たり、施工条件を満たしているか再度確認します。
次に、大曳と束柱の地墨をを打ちます。上の写真が束柱を建てて、建物側から大曳をのせているところです。
コンクリートの上は土足厳禁(不文律)なので、手前にキチンと靴が置いてあります。
そして靴の隣には、職人さんをサポートする強力な武器がズラリと勢揃いして出番を心待ちにしています。
〇△質屋に持っていけば、豪華な晩餐が約束されそうですが、そこは社会人ジッと拳を握りしめてこらえきりました。

昨日施工中だった住居北面の砂利敷きゾーンは、間配り⇒均しを繰り返した後、ようやく敷き込みが終わり、住居東面へと戦場を移動しながら闘いが続いています。
工事が進むと同時に砂利の載ったトラック側に撤退するので、小運搬距離が短くなって作業が進み、モチベーションも上がっていきます。
写真下の工事黒板部分はまだ敷き込んでいませんが、こちら側はコンクリートで砂利を止めるので、通路側のコンクリート打設後の施工となります。

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン28

10月1日(木)
今日は、アプローチ近くに仁王立ちして、常時”ウチはココですよ!”という案内役を務めると同時に、不審者に”ココから先は立入禁止”と威圧感を放つ独立門柱設置です。
幅 1,000mm 高さ1,600mmの大きさは、風の影響を無視できないので、写真で判るように深い根入れとなっています。
オプションでポスト・インターホン・照明なども付加できるのですが、雨に濡れずに郵便物を受け取りたいのでポストは別の場所への設置を希望され、インターホンはポーチに設置済みの為、表札のみを取付けました。

住居北面の砂利敷きゾーンでは、下地調整も終わり防草シートを敷設して、青砂利を敷き込んでいきます。
トラックが寄り付かない敷地奥の為、一輪車で間配りしていきます。
タイヤで防草シートを傷めないように、合板で養生した上を一輪車で何度も運んでいきます。
10月に入りはしていますが、まだ優しいというにはほど遠い日差しの中、額に汗しながら黙々と工事を進めて貰いました。写真奥の方はもう既に均してありますが、手前の配った砂利の山だけでも、一輪車八台分はあります。

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン27

9月30日(水)
いよいよメインデッシュの登場です。
メインと云えば何を置いてもアプローチでしょう。
それぞれの住居に合わせて、多種多様な形で内外の人を迎え入れ、送り出します。
こちらのお宅では、前面道路から車乗入れゾーン(土間コンクリート仕上げ)⇒乱形石貼り⇒化粧砂利洗い出し仕上げを経て、玄関ポーチにつながっています。
写真中央の段差がある部分が乱形石貼りとけ洗い出し仕上げの境目です。
今後ゆっくりと仕上がっていく姿をご報告します。

下の写真は、住居東面の砂利敷きゾーンです。
通せんぼするかのように見えるレンガで縁を切り、レンガから先の住居北面は青砂利、住居南面は少しピンクがかった化粧砂利敷きとなっています。
まだ砂利を敷き込んでいないので、あまり存在感のない見切りですが、砂利敷き込みが済めばいい感じの仕事をしてくれます。
本当は住居の基礎面に合わせたかったのですが、一番良い所に竪樋と雨水桝がどっしりと居座っていたので、少し位置をズラしています。

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン26

9月29日(火)
玄関ポーチ隣接設置する花壇用の化粧ブロック積みは、目地と天端の仕上げを残して終了しました。
その後は、アプローチから花壇前を通ってガレージへと向かう通路まで、広範囲で下地調整を行っていきます。写真で見てとれるように、アプローチ・通路・車乗入れゾーンを仕切るようにして鉄筋を打込み、仕上げレベルをマークして、確認しながら作業を進めていきます。
大きな変化が見えにくい気の遠くなるような作業で、短気が自慢の私では務まらないお仕事です。

テラス・デッキエリア隣接の砂利敷きゾーンでは、洗い場設置工事の最終工程=仕上げ塗りが行われました。
写真でもお判り頂けると思いますが、頬ずりしたくなるほど綺麗に仕上げて頂きました。
洗い場中央には丸い桝が見えていて、境界ブロック上には、持ち主の見事なゴールをアシストしたコテが仲良くたわむれていて、その隣には洗い場の完成を待ち焦がれる桝の蓋がいます。