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カラス我に返る  って、ガラス割れ替え

私たちが携わっている建設業は、その多様な工事内容により多数の業種が存在し、中には給排水衛生設備の様に人命を左右する=ライフラインに関わる業種もあります。弊社の本業もまさに同じ類のもので、施錠を出来なければ外出不可は勿論、不用心でおちおち寝てもいられません。また、ガラスが割れてしまうとケガの原因となるだけでなく、雨・風をしのぐことすら出来なくなります。
ご依頼の応対時には、先ず対応までの間に、お客様がケガをされない様なアナウンスにより、安全第一を心掛けています。
次に迅速な対応とするべく、可能な限りの情報(サッシ・ガラスの種類、概寸・厚み、脚立の必要性、当日の御予定など)を入手します。
そして、詰まっている予定表と軽くにらめっこした後隙間を無理やりこじ開ける、いわゆる悪行を冷徹にこなさなければミッションは遂行出来ません。

ターゲットを絞り照準を定めると、射とめるべき対象者に直撃です。在社の場合は相対しての直談判、現場に出ている場合は、作業中であろうにも関わらず、出るまでコール、キャッチセールスさながらです。知り得たトップシークレットと緊急性を伝え、対象者を落とします。
百戦錬磨の強者になると狙った獲物は逃しません。

今回のケースは学校の体育館という用途上多数の生徒さんが危険と隣り合わせという事情もあり、速やかな対応をとりました。割れた3mmの透明ガラスは、プレミアがつきそうな年代物のスチールサッシにパテ施工してあり、パテを撤去した後に硝子を入れ、コーキング施工で安全にFinish。
誰もケガせず無事で何よりのガラス割れ替えでした。

”迅速な対応をして頂き有難う御座いました”との謝意をかけて頂き、バタついた甲斐がありましたと担当者。
何とかカラスが鳴き始める夕刻前に帰路につけました。

ピザ と 和牛

”収束の兆し⇔新株発生”のくりかえしで、収束スルスル詐欺に遭いそうな今日この頃、嫌な空気を払拭すべく、昨年10月30日に続き2回目の社内模擬イベントをやってみました。

”仕事以外の形で、お客様と気さくに触れ合えるひと時を共にしたい”というコンセプトで、コロナ収束後の開催時に下手を打たない為にもと、社内全員参加でのトライです。

場所は弊社敷地内の独立オーニング・石のテーブルセットエリアです。
事前準備として、食材・食器・備品等の購入や仕込み、当日は早朝から蒸しかまど・BBQコンロ・テーブル・イスは勿論万が一の消火器と仮設シンク等のセットし、別班は事前調理と仕込みを済ませ、炭に火を入れて正午、いよいよ待ったなしです。

会場では、三々五々集まってきた社員が、まさに”じっと我慢の子であった大五郎”よろしくヨダレを垂らしてエサ待ちの状態です。

なかには待ちきれずに、事前に調理を済ませてたジャパニーズソウルフードのおにぎりやお椀物・焼きそばなどを頬張る、血に飢えた狼もチラホラ出没し始めました。(事前調理班 グッジョブです。)

いよいよ調理スタッフから”肉焼けたよ~ッ””ピザお待ち~ィ”の一声が上がると、周りに忖度する様子もなく一同お皿を握りしめて蒸しかまどやBBQコンロへと。社員の健康を気遣い、お魚や野菜も準備してはあったのですが、アウトオブ眼中、どう見ても”肉肉野菜肉”の社員もいたとか。

あっという間のひとときでしたが、みんなベルトを緩めたりボタンを外す程の腹パン状態に至った次第です。

宴の後、残れる者で片付けを済ませ、実務に戻るとすぐに15時。立場上誰とは申せませんが、15時休憩にコーヒーとおやつ、夕方には余ったおにぎりに手を伸ばす人を目にして、What's happen?
今すぐという訳にはいきませんが、然るべき時が訪れたらご招待させて頂きますので、その際は是非お足をお運び下さい。
差しが入った角界をも凌駕する小結(得意技:猫だまし)・大関(うっちゃり)・横綱(泣き落とし)の重量級のスタッフと最近めっきり痩せたと噂のイケメン不動産担当が、御来店をお待ちしております。

柳川サッシ販売株式会社 社員一同

最近影が薄い出窓 でもまだわかいもんにゃあ負けらんねぇ!

昔はあちこちで見かけたのですが製品のヴァリエーションが徐々に減り、選択肢が少なくなったことからか、最近はあまり出なくなりました。
部屋が明るく・広く感じられ、カウンターテーブルは十分な採光が見込めるので、植物育成には持って来い、張り出し部分が50cm未満であれば建基法上の床面積にも非算入などのメリットがあります。
他方、風向によっては風切り音が生じることもあるので、寝室等への設置には注意が必要で、夏季に熱気・冬季に冷気がこもる事により、部屋内と出窓との間に温度差が生じ結露が発生し易くなる為、北側への設置は避けるべき等のデメリットも存在します。
今回はそんな出窓の工場内組立風景をご紹介します。

先ずは作業スペースを確保し、作業台の準備を済ませたら養生です。
”養生に始まり、掃除に終わる”・”養生一秒疵一生”
と言っても過言ではない位重要な工程で、怠ると製品取り直しという手痛いしっぺ返しが待ち構えています。
次に、組立説明書を見て組立順序を確認しながらパーツを並べ過不足が無いことを確認します。
ここで幼少期の”小指ならぬプラモの思い出”がリフレイン。
念願のプラモデル入手後、喜び勇んで帰宅、あせる気持ちを自制出来ず、説明書未読・部品未確認のまま組立開始という模範的な怠慢所業の結果、未完のまま捨てざるを得なくなったプラモを見つめて何度枕を濡らしたことか。
そんな思いをしなくて済むように、定められた作業手順は遵守しましょう!

組立て自体は同梱の組立説明書に沿って作業を進めればそれ程難易度の高いものではありません。側面枠と正面上枠・下枠を順次組立て、方立キャップ・下地補強材を取付けたら工場内プレ作業は終了です。

出窓設置により、壁から飛び出るような、外観も目立つ造りとなります。また、室内側の窓の手前のスペースは工夫次第で様々な使い方が可能です。
いいじゃん 出窓!

ウチと 洗面と サッシ

時が経つのはあっという間で、こちらに住まわれてからかなりの年月を重ねられたそうで、今回の洗面所にも随分前から不便さを感じられていた様です。
出窓は解放状態を保持する事が出来なくなり、障子の下に物を挟んで閉まらない様に工夫されていたそうです。
洗面台の天端の傷みも酷く、シートで凌がれていて、もう我慢の限界とばかりに
”え~いっ、全部やりかえろ!”
そんなこんなで新しい洗面所を目指して工事スタートです。

今までの洗面所はボウル周辺に物を置くスペースが乏しく、ボウルも小ぶりで使い勝手に不満を募らせておられました。また、洗面所の鏡は殆んど使わないので不要となりフロアーキャビネットのみの設置となりました。
そこで、空席となったミラーキャビネットのセンターのポジションに縦面格子付の上げ下げ窓を設置しました。

先ず出窓を撤去した後、洗面所の間口丸っと持ち出しました。写真から観てとれる様に間口一杯のキャビネットで、ボウルの周囲には置く物を事欠くほどの十分過ぎるスペースがあり、とても使い易そうです。
(余りに使い勝手が良過ぎて顔がすり減ってしまうかも?)
キャビネット廻りの壁はキッチンパネル仕上げとなっているので、汚れやカビの心配も不要です。また、持ち出し外周部には全てポリスチレンフォームを入れているので断熱もバッチリ。
これで四季を通して洗面所に立つ苦痛が歓びへと変わるでしょう。

今回弊社担当者からの提案により、手を触れずに差し出すだけでセンサーが感知し自動吐水するタッチレス水栓を御採用頂き、使い勝手が良いと喜ばれていました。
しかしながら残念な事に、過ごされてきた時代の影響で
”水が出ている間は勿体なくて手を引っ込められない
⇒センサーが感知し続けて水が止まらない”
という新たなお悩みを抱えられた様です。

新たなるガーデンアイテムは ”ぎゃん” 重量級

お客様との歓談やイベントを催す際に利用している独立オーニングのお隣に、
新たなガーデンアイテム”石のテーブルット(四脚)” が仲間入りしました。

モビルスーツによる設置は高くつくので、ユニック車を使ったセットとなりました。
先ずは大まかな設置位置に台座を吊って降し、微調整の後に設置位置を決定します。
ここで大事なのが安全第一、という事で「3・3・3運動」
・地切り30cm(落下しても危険の少ない高さ)
・3m離れた場所(玉掛け作業者の安全を確保)
・3秒間静止状態を確認(ワイヤーに不備がなく、吊荷重心にズレがない点を確認)
当然、玉掛けと移動式クレーンの有資格者により作業スタート。

台座を降ろすと水平器で天端の傾きを見ながら、台座の下に金テコを突っ込み、テコの原理でチョイ上げて、砂利を潜り込ませながらレベルを調整。
同様に、テーブル天板・椅子四脚をセットしていきました。
椅子は人力でもどうにか動かせましたが、テーブル天板は300Kgくらいあるとのことで、設置場所にいた5人全員の体重を合算してようやく勝てる程の強者でした。


これから先、多くの人がこの椅子に腰かけ、無数の物がテーブルに置かれ、資料であれば指し示され、飲食物であれば口に運ばれ、様々な出会い・語らい・憩い・寛ぎの場を提供し続けるのでしょう。
末永く、ヨロシクお願いします。