一週間ほど前 地場のコンサートに行ってきました。
10月14日土曜日 家庭の事情によりスクランブル出勤となり、給湯室にて朝のお茶出しの準備をしていました。ここのところ日較差が大きくなり、朝晩の冷え込みが厳しくなっていますが、朝のお茶出しの準備がとても楽になりました。夏場は冷たいお茶なので、一度温かいお茶を淹れ、冷やさなければなりません。水出しと書いてはありますが、水ではお茶っ葉の良質な旨味と風味が立てこもり、投降拒否しちゃいます。また、日持ちもしないので、毎日前日のお茶を朝出して使い切り、サモ太郎(弊社保温ポットの愛称)と冷蔵室用の樹脂製の容器を洗い、拭き上げて、別の容器に作っておいた淹れたての温かいお茶を、氷と冷水により冷ました後に移し替えて、作る為に使った容器と製氷皿を洗って拭き上げ、製氷皿とサーバーに給水して、お盆に湯呑をセッティングしたら、ようやく朝のお勤め終了。ところが寒くなった現在は、昨日のお茶に御免なさいして洗い・拭き上げ、ポットに茶葉と熱湯とちょっぴり愛情をぶち込み、湯呑の準備とサーバーへの給水で終了。ひと手間どころか三つも四つも手間が省けます。
本題に戻りまして、給湯室に出社した上司から ”アレッ 今日はリフレッシュ出勤?” と声が掛かり、穏やかな一日がスタートしました。
事前に代表から案内を受けていたのですが、当日夜に会社近隣のコミセンで、町興し的なコンサートが予定されていました。私はというと、土曜の夜は定刻の鐘が鳴ると同時に帰宅するという ”鐘と共に去りぬ” を実践しており、一目散にベルサッサして買い出しを済ませるとわき目もふらずに帰宅し、こよなく愛するかっぱえびせんと、命の次に大切なキンキンに冷えたワインで、秋の夜長を満喫するつもりでした。
ところが、朝出社した代表から ”ある事情により、お客さんが集まらないかもしれない”という内容の案内を再度受けました。高校・大学と吹部に所属しており、集客の苦労は嫌というほど味わってきたおり、奏者のモチベーションはキャパの埋まり方に正比例するという持論があるので、即観覧を決意しました。
私以外はというと、代表夫妻と同期一人・業務課所属で施工事例専属カメラマン兼務のニューフェースの計五人でコンサートに挑みます。
定刻のベルと共に全員一度帰宅し、着替えてから開園の19時前に会場入り予定です。
私も一度帰宅し、奏者への敬意をこめてスーツ・ヤイシャツ・ネクタイと立派な七五三スタイルに身を包み、開園直前に同期と合流して会場へと足を運びました。
受付を済ませてホールに向かい、客席を見渡すと、席は通路を挟んで前と後ろ、中央・右手・左手の計6ブロックに分かれていて、後方の約半分が埋まっていました。重役出勤される方も少なくはないと思い、これなら奏者のモチベーションがガタ落ちすることもなさそうです。
会社の他の顔を見つけることが出来ずに、司会の第一声で幕は開けました。
二人の方のマイクパフォの後、五名の勇者がステージに現れ、いよいよ演奏開始です。
先ずは数十年ぶりのコンサートだったので、スピーカーの音量が間違ってねぇ~か?と思うほど耳への衝撃を受けました。ステージ上の奏者の方は、場数を踏まれたベテランといった様子で、アマチュアバンドですから秀でたマイクパフォはないものの、音が途切れる事もなく、演奏は続きました。
客席は奏者に近い世代の方が多数を占めていて、演目のオールディーズや青春歌謡メドレー・ベンチャーズに若大将メドレー、GSメドレーなど反則級の内角低めのスライダー的な楽曲で、AUDIENCEは縦揺れしながらノリノリです。昔で云うところのゴーゴーって感じでしょうか?
途中でゲストシンガーも登場し、アッという間の第一部終演となりました。
この頃には客席も大分埋まっていて、奏者・主催者共に失意で枕を濡らさずに済み、客席の私達は素敵なひと時を過ごすことが出来ました。
第二部を御覧になられたい場合は、アンコールを御用命下さい。
リフレッシュ出勤 さいこ~!