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パンダ🐼は右 キリン🦒はチョイ前 カバ🦛は後ろへ んっ、カバは後方? カバー工法のリシェント❣

部品交換に留めるか、製品丸っと取替か、悩まし~い事例をご紹介します。



 今回は、大切そうに玄関錠を手にしてご来店されたお客様の事例をご紹介します。
 少し慌てておいでの様でしたので、とりあえず応接コーナーにご案内して、詳しくお話を伺ってみました。
  発端は、玄関の錠前が壊れて家に入ることが出来なくなった事に因るものでした。どうしたものかと思い悩み、色々と調べて聞き合わせをされたそうです。中には、錠前取替までに20万円程かかるというぼったくり業者もいたそうです。錠前取替を別にしても、ガラスを割って入るだけで一万円弱の費用負担を求められるなど、相変わらず悪徳業者と呼ばざるを得ない輩は絶えません。
 お客様はその容姿から察するに、既に相応の齢を重ねられていました。この世は、いつからこんなに世知辛くなったのでしょうか?
 昭和の昔、学び舎において道徳の時間に、”お年寄りや子供には優しく”と教わって育ちました。にも関わらずこのあり様、弱者救済ってものは、現行の教育から排除されてしまったのでしょうか?ふと、敬愛してやまない”世情”の歌詞が浮かび、リフレインされます。(※この場合のリフレインはルフランフランス語の方で、英語の控える的な用法ではごじゃりませぬ。但しフランス語の方も、源をたどれば 繰り返すことによって壊す など、私立理系の知る由もない触れたら火傷の深遠なる言葉の様で、安易にキーパンチしてしまい後悔しています。詳しくは、是非ご自分でググってみて下さい。)




 結局勝手口ドアの腰上のガラスを割って入られたそうで、先ずは修理ガラスのご依頼を受けました。次に本題の玄関引戸については、錠前のみの取替と製品全交換の二つの金額を検討されたいとの事でした。
 必須であるガラスの割替は直ちに済ませました。ケガや盗難被害などに及ばなかったことが、せめてもの救いでしょう。この辺りは一重に、お客様の人徳に拠るものかもしれません。いやいや、小生も善行を積まねば❣
 部品・製品交換の見積も手早く済ませ、速やかにご提案させて頂きました。さすがに部品である錠前取替と製品丸ごとの取替とでは金額の開きが大きいので、時間をかけてゆっくり検討して頂くようお勧めしました。
 ご提案時のご様子からは、部品交換に留めようと思われていたようでした。ですがお客様と製品は時間を共に過ごしてこられたので、それなりの傷みも抱えていました。熟慮された結果、ご来店から五日後に製品取替のご用命を賜りました。




 製品は、既設枠の上から新設枠を被せる カバー工法のリシェントをご提案して、採用して頂きました。
 従来のハツリ工法の場合、外壁を剥がして、既設サッシ枠を固定しているビスを外し、枠を外します。丸ノコや金づち・バールが本領を発揮し、それに比例してホコリが領域を闊歩します。抗うためには十二分な養生を必要とします。これだけでも手間暇が掛かります。
 さらに一日で障子を建て込めない場合、仮塞ぎが必要となります。桟木と合板で泥棒さんが入れない様に、塞がなければなりません。こちらも馬鹿に出来ません。
 そして取替後には、新設枠廻りの補修工事がいやおうなしに待ち構えています。補修を周囲一部に留めれば、費用・工期共にそれなりで済みます。ですが、外観を損なわない様にするためには、壁一面の仕上材をやり替える必要が生じます。入る業者さんの数も増え、多数の職人さんが出入りしなければなりません。こうなると、費用や工期も相応に掛かってしまいます。
 また、工期が長くなると外出が制限されたり、決して要求している訳ではないのですが、お茶出しなどの面倒事も増えるのです。
 確かに製品価格だけを比較すれば、ハツリ工法の方が低価格となります。ですが、前述のような点を総合的に考えればカバー工法に分があるとも思えます。ただし万能ではないので、この工法を選択出来ないケースもありますし、取替対象の状況次第ではハツリ工法が優位な場合もあります。ご検討されたい方は、是非弊社までお問合せ下さい。優秀でイケメン(❓)なスタッフが懇切丁寧に対応させて頂きます。


 今回は費用負担を抑える為に、PG仕様ではなくSG仕様を選択されました。せっかくの製品取替ですから、本来は断熱仕様をお勧めしたいのです。しかし、”出入りに支障さえなくなればそれでいい”というお客様のご意向も尊重せねばなりませぬ。
 取替後には引戸の動きが軽くなり、鍵の施錠・解錠もスムーズになって、大変喜ばれていました。
 今回も大変お世話になりました。法外なご請求などは致しませんので、安心していつでもお声掛け下さい。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

メンテナンス対応の2Top 錠と戸車取替

今回は、玄関錠と戸車取替についてご紹介します。



 お電話やご来店などにより、ご依頼を頂く内容の2割を超えるメンテナンス対応の2Topの事例をご紹介します。この事例を製作するにあたり、2023年一年間のデータを振り返ってみました。その結果、ご依頼を頂いた総件数に対して、錠と戸車の取替が約24%絡んでいました。この2つの取替単独のものばかりではありません。しかし、それ位この2つの主要部品は重責を担っている 言葉を替えれば苦行を強いられているという証でしょう。
 特に今回の様に、住人の外出・帰宅時や来客の都度開閉が繰り返され、戸車は疲労を重ねます。これにより建ちが狂い始め、施錠・解錠に支障をきたし始めます。軽症の時点で調整や戸車交換により健全な体に治癒してあげれば、錠前のダメージも少なくて済みます。しかし悲しい事に、悲鳴を上げて泣き叫ぶのを無視して酷使した結果、錠前までもが引退を余儀なくされるのです。





 4月中旬に玄関錠が壊れたというお電話を頂き、その後、錠前を外して会社に持参して頂きました。この錠前が付いているお宅は築30年ほど経っているそうで、錠前取替費用の見積依頼を受けました。このお宅に実際に住まわれている方は現在家を離れているそうで、近親の方がご依頼にみえました。既設部品をお持ち頂いたので、取替用部品の特定にそう時間を要しませんでした。かかる費用をお伝えしたところ直ぐにご用命頂き、1週間後の製品入荷を待ち取替に伺いました。
 製品に使われている部品を特定するのは、結構手間暇が掛かります。刻印などにより製品や品番を特定出来れば比較的に容易です。しかし経年により刻印が消えていたり、いつ頃付けたかすら不明など、手掛かりが無ければ話は別です。この時、色んなアングルからの写真による部品の外観もヒントとなります。さらに、框や部品の見付・戸厚・切込寸法など様々に採寸を行ない、数多ある部品の中から適合する物を探し出すのです。私の机の背面の棚にある補修部品カタログドア・引戸版において、錠関係の掲載ページは180を超えています。過去にも部品紹介の事例をお伝えしましたが、掛けた手間暇にそぐわない程度の対価でしかなのです。




 力尽きそうな錠前を取外し、慰労の言葉を掛けながら取替前の錠前とご対面です。その後新しい召合内外錠を、位置を調整しながら取付けます。取付が済み動作確認を行ったところ、施錠・解錠はスムーズに行えるようになりました。しかし、障子の動きが思わしくなかったのでチェックしたところ、戸車も消耗しきっていました。これが原因で建ちが狂えば鍵穴がズレて、再び錠前を傷める事になります。
 そこで、お客様にご説明した上で、戸車も取替える事にしました。写真にあるように、今回は製品が特定出来ているので、速やかに発注を行うことが出来ました。
 製品入荷後直ちにお宅に伺い、戸車を新旧取替えて再度調整を済ませ、錠と障子の動きを確認した後にお客様にご挨拶を済ませ、お宅を後にしました。



 齢を重ねられているお客様は、ご不便な思いをされていたのでしょう。使い辛くなかったですか尋ねたところ”閉める時には、戸をしっかり押さえないといけなかった。”と、これまで煩わしい思いをされていたようです。続けて”戸の開閉が楽になり、鍵も簡単にかかるようになって助かりました。有難う御座いました”との言葉を頂き、部品特定から取替に至る一連の作業も報われた そんな気がしました。
 いえいえ、こちらこそお世話になりました。また何か御座いましたらいつでもご連絡を下さい。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

🎺工事は会議室でやってるんじゃない現場でやってるんだ‼🎷ああああ暑かぜトゥナイト ってマドに内窓

今回は補助金申請開始により四月の施工事例を席捲した内窓設置のご紹介です。



 三月から四月にかけて、自社特有の年中行事により多忙を極めた業務も終わり、一段落。と 一息ついたのもつかの間、お客様から一本の電話を頂きました。
 補助金を活用した内窓設置をご希望で、先ずは見積作成のご依頼でした。外出中の担当者に、お客様のご意向を速やかに伝えます。外出先から直ぐに折り返せる場合もあれば、ケツカッチンでそのタイミングを探る場合もあります。この時、折角そのチャンスをゲットしたにも関わらず、お客様が電話に出られない事があります。しばらくして担当者から事務所に、”何度掛けても電話に出られない”と連絡が入ります。再度事務所の固定電話から掛けると、数コールで受話器越しに会話が始まります。”非登録のスマホからの電話には出ない”とのことです。担当者の帰社予定は遅く、ご連絡には時間がかかる旨を説明して電話を切り、担当者に事情を説明します。まあ不急の場合は良いのですが、即時対応をご希望の場合は、スマホからのお電話もご容赦下さい。





 日時を調整の上、早速お宅を訪ねました。先ずはお電話のご依頼内容が、補助金を活用した内窓設置の見積作成で間違いないかを確認します。次に設置を希望される窓を指示して頂き、現調マニュアルに沿ってW・H・クレセントの高さなどを採寸します。この際同時に、設置許容範囲内かの判断も行なっているのです。担当者=グッジョブ👍です。 今度ご褒美にうなぎめし驕って下さい🥢
 製品カラーとガラスの種類などを確認したら事務所に戻り、直ちに見積書と補助金試算表の作成です。
 この事例を作成しているのは5月14日なのですが、住宅省エネキャンペーン2024の補助金申請状況は子育てエコ(新築)を挟んで、二極化しています。昨年には無かった撤去加算でお得感が増した給湯省エネは独走状態で、国立競技場を出て早くも一人旅の様相を呈しています。このペースでいけば九月後半には撤去加算が枯渇しそうです。給湯省エネも何とか期限前に100%に到達しそうではあります。しかし、後押ししている撤去加算が先に枯渇してしまえば、以降の申請は勢いが落ちて、未達の可能性も否めません。
 それ以外の申請は伸びず、三番手の子育てエコ(新築)でさえ現在のままでは100%どころか70%にも届きそうにありません。その他の補助金は、このままだと30%に届く前に期限を迎えそうです。
 とは言え油断は禁物です。現在のところ、各補助金単独での申請は滞りなく進んでいます。ところが、キャンペーンのウリであるワンストップでの申請がフリーズ状態です。この辺、あまりつつき過ぎると我が社がブラックリストにのってしまい、ウチだけ申請が通らない なんて事になりかねないので どうか一つ おサッシ 下さい。





 最初のご提案は六ヶ所のマドへの内窓設置でしたが、想定されている予算等との兼ね合いで、寝室・台所・階段の三ヶ所への設置となりました。製品カラーはキャラメルウッドで、既存の窓枠ともマッチしています。ここで多くの場合、設置に必要なオプションが生じます。内障子がある場合には、そのミゾを埋めるスペーサーが要ります。既存窓枠の有効見込寸法が不足していれば、見込寸法を補うために窓枠をふかさなければなりません。ですが、今回オプションは全て不要でした。
 ただ、現調の際に一つ気になることがありました。寝室(和室)の採寸の際に敷居に足が掛かったところ、敷居がお辞儀したのです。敷居の畳側に荷重をかけるとお辞儀するのです。掃出しの複層ガラスの障子はそれなりの重量なので、この状態の敷居に預ける訳にはいきませぬ。ここで登場するのは、我らがスーパーヒーロー 大工さん ❕ インプラスを取付ける前に、先ず敷居を健全な状態に戻して貰いました。サッシのアングルにはビスもみしてありましたが、畳をはぐったところ敷居は躯体に固定されていなかったのです。そこで、水糸を張ってくさびを打ち込み陸を出し、90mmのビスを もう勘弁してと音を上げそうな位もみ込みました。これで安心して障子を建て込めます。


 三ヶ所の内窓設置は二人のパワープレイにより、一時間半で終了しました。工事後にお客様にお声掛けしたところ、”丁寧な仕事をして頂いて有難う御座いました。”と、温かい謝辞を頂戴して、達成感テンコ盛りの完工となりました。
 お客様にはとても満足して頂けたようです。内窓取付けが終わると直ぐに事務所にお電話を頂き、”今からお支払いに伺います。”の一言。お近くにお住いの為、未だ準備を整えていなかった経理部門はバタバタです。何とか間に合わせてお客様をお出迎えした看板娘でしたが、工事後の感想などそっちのけで、もうすぐ変更となる地場のポイント制度の話に終始していました。
 週末土曜日の工事だったのですが担当者は休んでおり、翌々日の月曜日にお客様から再度お電話を頂きました。最初のご提案の後、選外となった二階南面の四枚建掃出しへの内窓設置依頼でした。早速再度プレゼンさせて頂き、この事例製作の翌日には発注を予定しています。
 製品が入荷次第お伺いしますので、今しばらくお待ち下さい。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

🎹豆🥜とえびせん🍘とワイン🍷 チョッピリお預けにして急いで事例作るから 連休最後はインプラス

今回はご来店されたお客様に補助金の活用をお勧めした事例です。



 長かったはずのゴールデンウィークもあっという間にこどもの日を迎え、残すところあと一日となってしまいました。
 振り返れば連休前半初日の叔母宅への訪問で始まり、洗濯・掃除・衣替えと溜め込んでいた家事に追われる日々。合間を縫って施工事例をせっせと貯め込み、今日明日は両親の宅配弁当がお休みの為、町へ買い出しに。って、どんだけ田舎に住んでんの❓ と、突っ込まれそうですが、そこは一つ、 おサッシ 下さい。
 四月に入ってインプラスの工事が重なり、施工事例の写真とネタが手元に溢れて嬉しい悲鳴。夢にまで出てくる夜もありましたが、今回の事例で何とか写真とネタも底をつき、連休明けはネタ探しで忙しくなりそうです。





 今回のお客様は、古くからお付き合いされている方とのことで、二月末にお店まで足を運んで頂きました。昔話に花が咲き、しばらく歓談が続きました。
 昨年から始まった補助金について、沢山のお客様にご案内する為に、応接コーナーには様々なチラシや施工事例などを配しています。会話の中で、昨年来の補助金はあり得ない程の補助率の高さであるとお伝えしました。来年も補助金が継続されるとも限らないので、この機会を逃さずに活用しては とお勧めしました。
 そんなにお得なら と興味を示され、お見積をさせて頂くことになりました。提案内容としては内窓設置です。ただし、内窓設置で窓リノベ24の申請下限額5万円をクリアするので、申請下限額が2万円に下がる子育てエコの玄関リシェントも一緒に提案させて頂きました。
 プレゼンの結果、今回玄関は見送られましたが、13ヶ所の内窓設置です。これに合わせて、カーテンレール3ヶ所の設置と内部結露の複層ガラス交換もご依頼して頂きました。





 こちらのお宅は築年数が浅く、お客様は未だ図面をお持ちでした。築年数がン~十年ともなると図面が無いだけでなく、建てた工務店はもう無い というお宅も少なくありません。
 サッシの障子にも単板ではなく複層ガラスを使われていましたが、さすがにLow-Eガラスではなく一般複層ガラスでした。築年数が経っていて単板ガラスであれば外窓交換もアリですが、今回の場合は内窓設置で相応の断熱効果が期待出来ます。
 設置対象の窓は、13ヶ所全て窓枠の見込が不足していました。引違いの場合、最低70mm必要で、さらに外窓のクレセントを内窓の障子に干渉させない見込寸法が必要です。
 そこで、少しでも見込が小さくて済むように、柄の短いクレセントに取替えます。これにより、見込不足を補うふかし枠のサイズを20mmに抑えることが出来ます。このふかし枠のサイズが大きくなると、障子の重量を支持する為に、ふかし枠の下部に補強材を入れなくてはなりません。


 通常内窓設置工事は比較的短時間で済むのですが、さすがに13ヶ所全てにふかし枠を取付け、クレセントも取替えるとなると相応の時間を要します。さらには、掃出しアタッチメントや段差スペーサー、カーテンレール三ヶ所の取付けもありました。工事は二人掛かりで、初日と二日目でメンバーを入替え、一日半に及びました。
 とは言うものの、ボリューミィーな工事内容ではありましたが、築年数が浅く、建物にネジレ等も生じていないので、不陸や建ちを調整するなどの細工は不要でした。後者の方が、神経をとがらせて頭を使うので、消耗の度合いがハンパないです。
 今回も大変お世話になりました。また、何かございましたらご連絡下さい。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

大事な愛車を守ってあげたい 長く乗るならカーポート 🚙

エクステリアもお任せ下さい。今回はカーポート設置工事をご紹介します。



 時空に歪みが生じているのかと思わせる程、休日の時間は瞬く間に過ぎゆき、気が付けばゴールデンウィーク後半の二日目。家族とお出かけの方、お一人で趣味に没頭されている方、お家でまったりとくつろがれている方。様々なシチュエーションで、楽しい瞬間を過ごされていることでしょう。
 が、悲しい事に施工事例製作者に休息は与えられません。G.W.のみならず、盆に正月もパソコンとにらめっこ。🎃ハロウィンだ 🎅クリスマスだ などとうかれている暇は無いのです。特に三月末から四月にかけて、二週間分あった事例の貯金を食いつぶしてしまい...。とうとう借金生活に突入し、気付けば投稿前日に事例を間に合わせるという有様です。”休めばいいじゃん❕” 同僚からの有難い言葉です。いやいや、休んでなんかいられません。何故❓ って、そこに写真とネタがある限り、事例を作り続けます。 って、著名な登山家が ”そこに山があるから” 的に語るかのような感じでしたが、そこは一つ おサッシ 下さい。





 さて、脈絡のない本文で尺を稼げたところで本題に入ります。
 三月後半にお客様からお電話を頂きました。こちらのお宅では、四年ほど前にリシェント勝手口ドアの工事でお世話になっていました。今回のご用件は、ご自宅ではなくお嬢様のお宅についてでした。カーポートの設置を検討されているとの事で、ご住所と連絡先をお伺いし、日時を調整の上、お宅を訪問させて頂きました。
 先ずは詳しくご要望をお伺いしました。車の台数としては二台用で、配置としてはアプローチの右手です。カーポートの設置後に土間コンクリートを打設される予定で、仕上りのレベルから10cmほど下げて整地されていました。先に打Conされていると、無駄にハツリ作業が生じ、ハツリ飛ばした柱脚部は補修に留まるので、そこだけ見た目が変わります。将来的にカーポート設置と打Conを視野に入れられている場合は、当面砂利敷設などで凌がれた方が良いでしょう。





 カーポートには製品ごとに規格サイズが設けられています。車の大きさも多様ですから、車の台数毎に、車の大きさに合うように、一定の寸法ごとに刻んだラインナップです。製品によっては、普通車だけではなく軽自動車を想定してサイズが揃えてあります。
 駐車スペースの計画上は、2.5mW×5mL程度を一台の目安とします。敷地の形状や建物の用途などの要因により、軽自動車限定を明示の上、専用スペースとされる場合もあります。これはあくまでも車を停めるスペースなので、カーポートのように柱が建つ場合は、その分余計にスペースを欲します。
 製品に関しては、未だ決めかねておいででした。こういう場合、弊社では迷うことなく折版カーポートをお勧めしています。ちなみに折板と表記されている事が多いのですが、金属板を折り曲げ加工した屋根材は折版だと教わったため、この表記としています。ググってみたら折半表記もありましたが、流石に割り勘は如何かと...。
 折板カーポートをお勧めする理由は、薄くて軽量の金属板を折り曲げ加工して強度が高めてあり、台風などの強風時にも安心です。
 よく台風シーズンに、屋根材が飛んだから と補修のご依頼を頂きます。しかし、フレームでもたせているポリカーボネート板とは異なり、フックボルトで締め付けているので心配無用。ですから、折版が飛んだから補修して というお電話を受けた記憶はありません。
 また、遮光タイプのスチール折版なら真夏でも熱がこもることはありません。勿論、夏の陽射しを受けて屋根材は熱くなっていますが、ポリカの様な採光タイプの屋根材とは異なり、光は通しません。光を通せば一部は熱に変わるので、必然カーポートに停めている車中も高温になります。
 以上の事由により、折版カーポートがイチ押しで、今回もご提案の結果、カーポートSWをご採用頂きました。間口的には約6mでも納まりましたが、隣地境界側に沿って設備配管が通っており、これを避ける為に1サイズ落として約5.5mとしました。長さの方も、約6mでも納まりましたが、車の大きさから約5.5mとしました。
 建物が淡い色なので、少し引き締める感じで製品カラーはオータムブラウン、折版カラーはブラウンです。工事完了後のファザードはなかなかイイ感じですよね。


 施工で腕を振るったのは、よくご覧になられているごひいきの方ならご存知の クマのプーさん こと エクステリアの達人 です。施工当日は雨が少しパラついて、工事の進捗状況が気になりましたが、そこは達人 心配無用でした。雨樋を除き、キッチリ二日で工事を済ませ、別途工事の土間コンクリート打設に舞台を譲ります。それから三日後に打Con・養生期間を経て雨樋を付けると、ようやく工事終了です。これから先、お客様の愛車を陽射し・雨・風から守ってくれるカーポートの完成です。
 今回も大変お世話になりました。エクステリア同様、マド専門店ですのでそちらの方も宜しくお願いします。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。