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部屋の壁を有効利用! 暮らしに変化と安全を!

室内の壁に、磁石(マグネット)がくっつくようにする方法 皆様の家庭では、冷蔵庫にプリントやメモを磁石で貼ったりしますか?

今回ご紹介するのは、自社で行った事務所(室内)の壁張替工事です。
 私共の事務所では、皆様にご紹介したい商品などがありすぎて、壁と言わずガラス面まで沢山のポスターや掲示物をテープでペタペタ貼っています。センス良く飾るのも難しい事ですが、定期的に貼り替えるのも大変です。
そこで、今回ご紹介するのがLIXILのアクセントボード(マグネット対応)です。
 磁石で簡単にポスターやおすすめ商品、またはお知らせなどを貼る事ができます。
ボード事態に磁力があるわけでは無く、下地の木材と表面のシートの間にスチール(鉄)がはさんであるモノです。(サンドイッチ状態です。)
貼付けしたい物に磁力があるか、一定の磁石の接着面があれば小物などの取付も可能です。カラーバリエーションもいくつかあって、シックで落ち着いた色から明るいパステルカラーまで自分の好みで選べます。

今回オフィスの壁改修に至ったのには、理由が有ります。
自社では、認定書などを額に入れて壁にヒモと金具で固定していました。その額の一つが、何の前触れもなく落下して粉々に・・・。原因は額を吊っていたヒモが経年劣化で切れてしまった事でした。幸いケガ人などは有りませんでしたが、もし、下に人がいたらと思うと恐怖を感じます。
日本は、地震大国だと言われいます。釘にひもで固定した賞状など皆様のお宅にもありますか?
それは大丈夫ですか?
この工事は、トップの写真と違いますが、工程が見やすいので差替えしています。

まず今まで頑張っていた壁をはがして長い年月で培われた凸凹をできるだけ滑らかにしました。
それから、貼りたい場所に合わせてカットしたボードの裏側に専用の両面テープや接着剤を使って固定します。
この工事では、ボードの切断面をカバーする見切材などを使用しなかった為、ボードの継ぎ目や廻りはコーキング工事でしっかり固定されました。

ほぼ半日もかからない内に、壁が新しくなりました。色のせいか違和感があまりありません。これで、磁石でくっつく壁が出来上がりました。
ここにはまた、自社の資格情報などが磁石で貼られています。
ペーパーレス化やデジタル化も大事だと思いますが、大切な物はそのものを飾りたいと思いませんか?
ふとした瞬間に見たい写真など自分好みに、素敵にディスプレイしてみませんか?
リクシルのオンラインショップでは、専用のオプションも販売されています。
玄関先や洗面所などついつい小物を置きがちになってしまう場所に、壁面のおしゃれ収納という考え方もいかがでしょうか?

現在私は、自宅のペットかソファーの横の壁にiPadをくっつけられないか検討中です。
そこで、事務所の壁で早速試してみました。
何もしていない状態でiPadをくっつけてみたら、カメラの出っ張りのせいかズルズル落ちてきて見切材で止まりました。好きな位置にくっつける事は出来ませんでした。

試しに純正のiPadカバーを付けた状態では、しっかりくっつきました。
う^~ん、、、自分の部屋の掃除を頑張ってやろうかな~。
皆様も何か試したい物があれば、自社に実際に施工された壁がございますのでお気軽にご来店下さい。

たかが俺戸 去れど折戸

今回は浴室入口ドア取替のご用命を頂いた件をご紹介します。

 弊社では、ガラスが割れた・鍵が壊れた など即対応を求められる電話を頂く事が多い為、極力お客様をお待たせさせることのない様に、”ワンコールで受話器を取る運動” を推進しています。
 9月29日事務所にて執務中に電話のベルが鳴りました。運動を励行すべく受話器を手に取ると、浴室ドア取替に関するお問合せのお電話でした。担当営業にバトンタッチする前に可能な限りの情報を入手すべく、詳しくお話を伺ってみました。
 先ずはお客様のお名前とご住所をお伺いしたのですが、弊社からは少し離れた所にお住いだったので、お問合せ頂いた理由を尋ねてみました。
 23~4年前、地場の工務店さんにより建立された一戸建てにお住まいで、残念ながら現在その工務店さんとは取引されておられないそうで、何処に頼んでよいかわからずインターネットを観て弊社を知り、お問合せに至ったとの事でした。大工さんの高齢化に起因するのか 言明は非常にナーバスなのですが、悲しいことに最近は ”何処に頼んでいいかわからない” と、同様の悩みをお持ちの方のお話をよく耳にします。
 渡すバトンとなる最低限の情報として、在来ではなくシステムバスであること及びそのメーカー名、ドアは中折ドアという点を確認した上で、後ほど担当営業から訪問日時について御連絡させて頂く旨を伝え、不都合な日時・あるいは都合の良い日時について伺い、受話器を置きました。
 日々マド本舗の施工事例をUPすべくのたうち回り、とうとう髪の毛が白雪姫化してしまった私にとって、ネットを観てご連絡を頂けたというお言葉は、如何なる美辞麗句にも勝りました。さっき置いた受話器を最期に山口百恵さん同様このまま引退すべきでは...なんて妄想も始まり、冷静になって疲れているのに気付いて、担当営業にバトンを渡してその日は早目に就寝しました。

 担当者の話ではなかなか日程が合わず、お問合せから丁度一週間後に現地調査に伺うことになりました。当日は業務リーダーと共にお宅にお邪魔して、早速システムバスへと向かいました。システムバスの入口は既に お口あ~ん 状態で、主の中折れドアは力尽き、つがいの枠の下に建ち続ける事さえ出来なかった様で、別室で深い眠りについていました。お休みのところを申し訳なかったのですが、唯一の製品情報となるので最後の力を振り絞って貰い、肩上のメーカー名・製品シリーズ型番・サイズをメモした後に、労いの言葉を掛けました。
 会社に戻ってメモを頼りにメンテナンス用の部品を探してみたのですが、流石に二十年以上前の部品となると現存せず、本体取替の道しか残されていませんでした。
 お客様にその旨を伝えると、直ぐにご納得頂けました。というのも、別にもう一社に声を掛けられていた様で、取替の際の概算額を尋ねられました。後日正式にお見積書を持参してお見積額とお勧めする製品についてご案内し、数日後にご用命頂くことが出来ました。

 浴室ドアや折戸のリフォーム対応商品ですが、壁工事を伴うのであればシステムバス丸っと取替の方が という事になってしまうので、壁工事不要が前提となります。また、既設ドアのメーカー不問じゃないと常用の手札にはなりません。LIXILさんお場合、アタッチメント工法のリフォーム浴室中折ドアとカバー工法の浴室中折ドアSF型が該当製品です。大きな違いは、前者は見込み部分のみにアタッチメントをかぶせるので開口部サイズが大きく変わることがなく、その分価格も抑えられるのですが、見付面は既設のままなので、扉を閉めた際には扉だけ取替えた感が否めません。一方後者はカバー工法の名に恥じない枠丸っと被せなので開口部サイズが少々小さくなり、見付面まで新しくなるので見た目がグッと良くなるのですが、それに応じて費用も嵩みます。
 どちらを選択されるかはお客様の意志に委ねる以外ありません。見た目も大事ですが、浴室の入口は結構虐げられていて、脱衣室内の配置との兼ね合いからなかなか大きな開口を描くことが難しいのです。豪邸ならともかく一般的なお家となると、脱衣室と洗濯室と洗面所が仲良く相席 という間取りが多く、必要な設置物も増えて壁面の奪い合いが絶えず、必然的に浴室の入口に面した壁面の過半が洗濯機や洗面化粧台などに略奪されることになるのです。ただでさえ小さ目に作られた開口を見た目の為にさらに小さくするのは...と考えるのは至極当然なのでは。
 今回のお客様はアタッチメント工法を選ばれました。

 工事前後の客様の話によると、暑い夏場は入口のドアが外れていても支障なかったが、流石にこれから先は冬に向けてどんどん寒さが増すので、冬が来る前に是非ドアを付けたかった と考えられていたそうです。確かに11月に入ってからは天候不順で季節外れに暑い日が多くなりましたが、10月末頃は肌寒いと感じる日も少なくありませんでした。
 工事は一時寒くなりかけた10月27日に無事終了し、本格的な冬入り前にドアが付いて、お客様も安堵されたご様子でした。今年は新しいドアが付いたお風呂でゆっくりと温まって、暖かい冬をお過ごし下さい。
 こちらのお宅の様に、 ”何処に相談していいかワカンナイ” は、先ずは弊社 柳川サッシ販売株式会社 にご相談下さい。建築・外構・不動産 何でもお話しお伺いさせて頂きます。
 ご連絡・ご来店 お待ちしております。

マブ達のマブ達は皆マド達だ😎 世間に広げよう補助金の輪🙆‍♂️

今回も内窓設置の案件ですが、懐かしい物に目を奪われ、瞬きするのを忘れちゃいました。

 今回はタイトルからもお判りの通り って、判るか❕ いやいや、そこは先日もお伝えしたように、おサッシ下さい。
 で、11月8日にご案内したインプラス設置のお宅のご主人と、こちらのお宅のご主人は親交が深く、”何であっちに案内したのに、こっちには一言もなしか❓” などという巻き込み事故をKYして、同様に補助金を活用した内窓設置のご案内した後に、現地調査・採寸へと赴きました。
 現地調査は単に既存窓枠の内々寸法をあたる採寸だけで良いかと言えば、それは否です。新築であれば建ち・陸が出ているあるいは是正して貰えるので採寸だけで事足りますが、リフォームの場合は築年数に拠る狂いが多少なりとも生じてしまうので、許容範囲内なのか確認しなければなりません。また、対象の窓の設置場所や方角、既設サッシが複層であったり網入りガラスなどの場合には、熱割れが生じる可能性を示唆し、遮蔽などの回避する対応策のご提案も同時に行ないます。
 幸いなことに現在は補助金活用が前提のお宅が多いので、スタイルシェードなどの併用についても、プラス提案し易い状況下なのです。多少ご負担して頂く金額が増えるのですが、工事後授かる電気代削減という恩恵を考えれば、どちらが得かは自明の事実となります。

 訪問した者の話では、現調当日対象の窓をご指示頂く際に台所に足を踏み入れた瞬間、あるオブジェクトに釘付けとなり、古いメロディーが脳裏で奏でられたそうです。 ♬もしも私が家を建てたなら ~中略~ 部屋には古い暖炉 があるのよ~ そうです、暖炉 です。最近ではあまり見かけなくなりましたが、ネットを見るとアンティークな感じに魅了されて、設置を検討される方も少なくない様です。
 思い起こせば五十年位前の小学校入学時、1・2年生は木造の旧校舎、三年生以上と専門教室、勿論職員室や校長室もRC造の新校舎でした。当時はエアコンなど設置されておらず、気密性の高いRC造に比べて、木造校舎の隙間風の冷たい事! 幼い下級生に対して何て仕打ち‼ 思い出しただけで身震いしちゃいます。唯一の救いは教室の中央に設置されたストーブ、大きな教室内を温めるだけあって、相当な火力、危ないので金属製の柵で廻りを囲い、侵入を防いでいました。席替えの時はその周りの席の奪い合いが必至で、昼食後にはもれなく睡魔付きというVIP席でした。
 事例作成の際に写真を観て、お久しぶりの暖炉様を目にして興奮していたところ、工事に携わった者からさらなるトップシークレットを入手しました。ここだけの話ですから、オフレコでお願いします。こちらのお宅には何と カマド まであるそうで、時にピザを焼いたりと私のような下層階級には一生味わうことの出来ないブルジョワな生活を営んでおられるそうです。
 是非一度ご相伴にあずかりたいものです。ご招待のご連絡を首を長くしてお待ち申しております。

 こちらのお宅からGOサインを頂いたのはお盆休み明けで、8月24日発注⇒10月11日入荷という納期回答が来ました。
 10月に入って数日が過ぎると、その週の予定が見えてきました。長くお待たせしているので、と 何とか入荷日に工事予定をねじ込みました。内窓設置の場合は室内作業となる為、天候に左右されないので、他の工事等の影響を受けない限り、工事日を動かす必要はありません。
 当日は天気も良く、秋の穏やかな陽射しの中で、憧れの暖炉とカマドに見守られて、少しノスタルジックな雰囲気が漂う中、工事は無事終了しました。
 最近投稿に使っている写真は、補助金申請用として撮られたものが多く、特にインプラスの場合は取付前と取付後の写真だけというケースばかりで、”途中は企業秘密で観せられないの?” という耳の痛いお言葉を沢山頂戴しておりましたが、今回はグッジョブで、枠を取付けた写真と、四枚建ちの中央の内障子二枚を開けて、インプラスの内障子と外窓の外障子のコラボという 出血大サービスです。以降の写真も期待しておりますので、引続き宜しくお願いします。
 ということで今回も無事引渡しが済み、お客様へのご挨拶を済ませたら良い子は寄り道せず会社に直帰します。

 インプラスを取付けさせて頂いたお客様からの反響は大きく、どちらのお宅でも、直ぐに断熱効果・防音効果を実感されているようで、前回のお宅のように ”他の窓にも付けたい” とリピートされる方も珍しくはありません。今は未だ中間期で十分な実力を発揮せずに余裕をかましている内窓ですが、真冬には持てる力を十二分に出しきり、電気代削減という結果をもたらしてくれること間違いなしです。
 幸いな事に、この事例を入力中の11月4日現在、窓リノベの申請受付状況は75%で、まだ十分補助金活用に間に合います。
 補助金が継続されるという噂も耳にしますが、少なくとも補助率が高くなるのは望めません。現状維持も期待薄で、下がるのではないか という目測が多い様です。
 少しでも迷われている場合は、先ず弊社にご相談下さい。お世辞にもイケメンとは言えませんが、優しくて陽気なスタッフが親身になって応対させて頂きます。
 お電話 ご来店 お待ちしております。

増築のサッシ取付は ストレスフリー

今回は増築部分に様々なサッシを取付けた際のお話しです。

 今回のお客様は春から夏にかけて、お宅を増築されました。取付けるサッシは大小合わせて14と相当な数で、折角だから補助金を活用する事になりました。
 補助金申請受付開始後増築での申請は初めてだったので、補助金が下りると案内しておいて工事後申請してみたら出なかった⇒出る出るサギ 何てことにならない様に、写真の撮り方も含めて十二分に問合せた上で、ぬかりなく対応しました。今回は特に改修工事の外窓交換とは異なり、増築という費用負担が前提にあるので、予定していた補助金が下りないなどという失態は、許されないのです。
 取付けたサッシは、採風勝手口ドア・内倒し窓・Fix窓・上げ下げ窓・シャッター付引違窓・雨戸付引違窓・単体引違窓とバラエティに富んでおり、サッシの事をよくご存知ない方にはうってつけの現場となり、はとバス並みにガイドさんの解説付きツアーを組んでイイんじゃねぇ 位の物件でした。

 サッシの種類や設置位置について、自然の光と風を余す事なく・無駄なく採り入れるべく、高所にFix窓を配して太陽の恵みを授かるなど綿密な検討・工夫がなされていて、建物としてゆとりある空間を形成していました。
 また、縦長Fixの02113は、広くゆったりとした空間の中で、そこだけシュッとした雰囲気を作り出し、建物に変化を生じさせます。
 広縁に取り付ける1.5間と2間の連窓の雨戸付掃出しからは、お庭の眺望が堪能でき、解放感が溢れ、木漏れ日が差込み、都市の喧騒にさらされ時間に追われて疲弊した心を、ゆっくりと癒し、ときほぐしてくれます。
 隣家に対してのプライバシーを確保しつつ、屋内に光を採り入れてお部屋の明るさを確保しています。
 家族全員が利用する採風勝手口ドアは、台所への直行通路となっており、利便性においてその一端を担っています。
 製品の色は というと、新築では結構ブラックが多くて、LIXILさんでもそのニーズに寄せて、耐傷性に優れたダスクグレーを推されていますが、今回は増築の為既存との調和がとれるシャイングレーが採用されました。

 改修工事の外窓交換とは異なり、増築の為、工期は三ヶ月ほどを要しました。
 作業に関しては、築年数が経ったお宅での窓の取替とは異なり、新たに増築された建物の開口への取付となる為、作業も順調に進みました。さらに、大工さんの仕事がとても丁寧で、適正なクリアランスで開口されていたので、仕事は予想以上に捗りました。窓廻りのハツリ・建ちや陸の補正・窓廻りの復旧などの作業も不要となる為、ストレスフリーの工事となりました。
 工事期間中には前述の新設サッシ工事以外に、勝手口通風ドアシリンダーセット取替、店舗引戸召合せ錠取替、縦面格子取付も行ない、既存建物も同時に整いました。

 数ヶ月の工事を経て、棟梁の愛情がたっぷり注ぎ込まれたお宅、お施主様はとても満足されたご様子でした。
 今回の工事においては数多くのサッシを取付けさせて頂いたので、メンテナンス等も含めて、今後も永くお付き合いさせて頂きたいと思っていたところ、再びお声掛けして頂き、11月にリシェント玄関引戸取替工事を行なう運びとなりました。
 その際の工事についてもお客様の御了承を頂き、是非ご紹介したいと思っておりますので、今暫くお待ち下さい。
 それではまた 次の事例でお待ちしております。

ヒンジが瀕死😩 必死は必至

扉が外れそうなので見に来て欲しい との連絡を受けて、サイレンは付いてないけど、ちゃっちゃと現地に向かいました。

 ”今回のタイトル 一体全体どうなってんだぁ~?” ってお尋ねの貴方 そこは社名にあります通り おサッシ下さい と直滑降でスベったところで本題に入ります。
 今回御連絡を頂いた建物ですが、一年位前に出入口の親子ドアの親扉のフロアーヒンジ交換でお世話になっていました。フロアーヒンジとは、床下に埋設されたケースの中で孤軍奮闘し、扉を支持しながら開閉スピードを調整する建具金物で、一般住宅では見かけませんが、テンパドアなど重い扉に使われます。当時の交換の際は、ケースも腐食していたので、ケースごと交換となりました。ケースに支障がない場合は本体のみの交換で済むので、ケースの製品代だけではなく、ケース廻りのハツリ飛ばし・交換後の周囲の復旧といった作業が不要となるので、お財布にも優しく、工期も短くて済みます。

 現地に着いてお客様に一声かけてから、外れそうだという扉へと向かいました。
 対象は前回の親扉のつれあいの子扉で、この出入口を通らないと中に入って声を掛ける事が出来ないので、対象箇所の案内は不要でした。前回見た時は、未だもちそうだったのですが、ひょっとしたら最後の力を振り絞っていたのかもしれません。
 子扉は既に相当ヤバい状態の様で、扉の内外をCBで挟み込んで、扉が外れるのを防いでいました。事故や怪我とならないように配慮しながら扉を外し、部品の交換を即決しました。築30年を超える建物で取付ける位置も雨掛かりとなる為、経年劣化は否めません。使用頻度によっても異なるようですが、前回交換したフロアーヒンジで10~20年、今回交換を即決したピボットヒンジの場合は15年位でのメンテ依頼が多いようです。
 そもそも英語ではヒンジ(Hinge)と呼ばれる蝶番は、その姿が蝶々に似ており、羽と軸のふたつが融合して一組となる番(つがい)というのが蝶番(ちょうつがい)という名称の所以のようです。蝶番は仏具として日本に入ってきたといわれているそうです。
 さて、ピボットヒンジとは何ぞや 例えるなら前回のフロアーヒンジがお兄ちゃんとするなら弟といったところでしょうか。フロアーヒンジよりも少し軽い扉に使われます。今回も対象は前回の親扉よりも軽量の子扉です。ピボットヒンジは軸吊り丁番・Pヒンジとも呼ばれ、扉の上端と下端に取付けて上下軸を支点に開閉をサポートします。皆さんがよくご存知の丁番は、人体で云うと肩とくるぶしに付いていて、扉を閉じればわずかに軸の部分だけがコンニチワしています。ピボットヒンジの場合は、脳天と足の裏に付いていて、今回は扉の真上と真下で軸を形成する中心吊ですが、軸を扉の外に出す持出吊もあります。

 今回は、ヒンジだけではなく落しも交換しました。万有引力が示す通り、上で支えるよりも下の負荷の方が大きく、交換するのは下の部品です。ピボットヒンジが青息吐息の状態ですからフランス落しも被害を被っています。
 またまた、フランス落しとは何ぞや 不確かですが、洋風建築でよく見かけるフランス窓(ガラス入りの両開き扉 ロミオとジュリエットが愛を語るシーンを思い浮かべて下さい)に付けた扉の閉状態を保持する為に用いた金物だからという説があるそうです。
 フランス落しは本体と落し棒が一体のものと分かれているものがあり、一般住宅の室内木建具では上端と下端に取付けるので、落し棒の長さが一定の一体型が使われますが、今回のような扉の場合は本体を取付ける位置によって棒の必要長が異なるので、分割発注となります。こちらも丁番と違わずつがいの部品なので、本体に合うロッド棒を探さなければなりません。
 既設の物に対してマッチする部品を探すのは一仕事で、本体の外形寸法・取付ビスピッチ・へりあき寸法、適合するロッド棒とその長さなど探偵さながらです。
 それでも、時間をかけて使用に耐えうるスペックの部品を特定し、現場で交換し上手くハマった時の歓びは汗したものにしか味わえないのです。

 お見えになった方がケガなどされたら と危惧されて、扉をCBで閉状態を保持し子扉の開閉を自粛されていましたが、子扉にもようやく新しいアシスタントが就任し、一安心のお客様でした。
 扉を吊り込んでしまえば、世間様の目に触れることなくひたすら耐え忍ぶヒンジ。
 たまには謝意を伝えてみては如何でしょうか?
 きっと地下室で照れ笑いしてくれまョ!