付けていなかった窓にインプラス追加設置です。
こちらのお宅では、二年と一ヶ月ほど前に5本のインプラスを設置させて頂きました。
どちらのお宅もそうなのですが、一度に全ての窓に設置するという例は殆どなく、在室時間の長さや使い勝手、現状の暑さや寒さを鑑みて優先順位を付けた後に、お家で資産を管理する財務省の役人と予算審議を行なった上で、設置する窓が決定されます。
当然、選に漏れる窓もある訳で、今回の様にお財布にゆとりが出来てきたら選外の窓に設置、というケースも少なくありません。
間を空けてでもリピート設置に至る理由は明確で、それ位、快適さや電気代削減効果には目を見張るものがあり、もはや虜となっっちゃってます。
前回の5本中1本は間口1.5間・2枚建のテラスだったのでガラスの大きさを考慮し、厚みを増して5mmの単板透明ガラス、他の4本はマドなので一般複層ガラスでした。一般複層ガラスとは言え内窓設置前後では比較にならない程の効果が得られます。補助率が高い窓リノベが無ければここで手を打つのも無理からぬことです。
しかし、時代は今 窓リノベ 補助金を活用して1ランク上を目指し、全てLow-Eガラスに。一般複層より多くの紫外線をカットし、有害な電磁波から人体や住まいを守ってくれます。東北以南の場合のLow-Eはグリーンとクリアの二種類で、今回は南面以外への設置となります。方角別のLixilさんの推奨はLow-Eグリーンなのですが、Low-E膜がわずかにグリーンに着色されているので、一部の窓には掟破りのクリアを使い、サッシの種類や型板4mm選択により熱還流率が上がってしまった窓には、愛情ならぬアルゴンガスを注入です。 ”えっ?何処にクリアを使ったの?” って、そこは ほれ おサッシ下さい。
ちなみに、お目にかかったことはないのですが、北海道・東北地区限定でLow-Eブロンズも準備されているそうで、室外側と室内側のガラスの間に挟むスペーサーには樹脂とアルミがあるのですが、ガラスエッジからの熱伝導と結露抑制の点から、一般複層ガラスの場合を除きアルミは東北以南限定商品だったそうで、今まで迷うことなくアルミを選択していた私は、勉強不足を露呈する結果となりました。
日々精進せねば!
ガラスの選択が済むと次は本体の色です。前回は浴室にホワイト、他の四窓は少し濃いめのキャラメルウッドでした。今回六つの内五つは同じ色を選ばれましたが、さすがに真壁の和室には少し濃すぎるので、ニュートラルウッドのセレクトは抜群で、お部屋に馴染んちゃっています。
今回は内窓設置工事に合わせて、網戸の張替と雨戸のパネル・雨戸錠・戸車取替も行ないましたが、工事は作業従事者の勤勉さも手伝ってか、何事もなく一日で終了し、今回も1Dayリフォームを実践することが出来ました。
工事の前にはハートウォーミングエピソードがありまして、このお宅ではワンちゃんを飼われていて、番犬の任を果たすべく STRANGER には吠えるらしいのですが、弊社のスーパーヒーロー ”大工さん” にだけは吠えないそうで、工事日時を事前連絡した際にヒーローが来るかどうか尋ねられたそうです。残念なことに、当日は別の現場を予定していたらしいのですが、そこは心優しき業務リーダー、何とかやりくりして、当日ヒーローを送り出した結果、お客様・ワンちゃん共に大変喜んで頂けたみたいです。ならば、今度から指名制度を導入して指名料を頂戴するのも悪くないのでは 何て馬鹿な事ばかり考えているから、施工事例製作がなかなか捗りません。
当日は工事終了後、寂しがるワンちゃんに別れを告げ、顔で笑って心で泣いて、再会を胸に秘めつつ帰路に就いたヒーローでした。
それではまた、どちらかのお宅の事例紹介でお会いしましょう。