今回は浴室入口ドア取替のご用命を頂いた件をご紹介します。
弊社では、ガラスが割れた・鍵が壊れた など即対応を求められる電話を頂く事が多い為、極力お客様をお待たせさせることのない様に、”ワンコールで受話器を取る運動” を推進しています。
9月29日事務所にて執務中に電話のベルが鳴りました。運動を励行すべく受話器を手に取ると、浴室ドア取替に関するお問合せのお電話でした。担当営業にバトンタッチする前に可能な限りの情報を入手すべく、詳しくお話を伺ってみました。
先ずはお客様のお名前とご住所をお伺いしたのですが、弊社からは少し離れた所にお住いだったので、お問合せ頂いた理由を尋ねてみました。
23~4年前、地場の工務店さんにより建立された一戸建てにお住まいで、残念ながら現在その工務店さんとは取引されておられないそうで、何処に頼んでよいかわからずインターネットを観て弊社を知り、お問合せに至ったとの事でした。大工さんの高齢化に起因するのか 言明は非常にナーバスなのですが、悲しいことに最近は ”何処に頼んでいいかわからない” と、同様の悩みをお持ちの方のお話をよく耳にします。
渡すバトンとなる最低限の情報として、在来ではなくシステムバスであること及びそのメーカー名、ドアは中折ドアという点を確認した上で、後ほど担当営業から訪問日時について御連絡させて頂く旨を伝え、不都合な日時・あるいは都合の良い日時について伺い、受話器を置きました。
日々マド本舗の施工事例をUPすべくのたうち回り、とうとう髪の毛が白雪姫化してしまった私にとって、ネットを観てご連絡を頂けたというお言葉は、如何なる美辞麗句にも勝りました。さっき置いた受話器を最期に山口百恵さん同様このまま引退すべきでは...なんて妄想も始まり、冷静になって疲れているのに気付いて、担当営業にバトンを渡してその日は早目に就寝しました。
担当者の話ではなかなか日程が合わず、お問合せから丁度一週間後に現地調査に伺うことになりました。当日は業務リーダーと共にお宅にお邪魔して、早速システムバスへと向かいました。システムバスの入口は既に お口あ~ん 状態で、主の中折れドアは力尽き、つがいの枠の下に建ち続ける事さえ出来なかった様で、別室で深い眠りについていました。お休みのところを申し訳なかったのですが、唯一の製品情報となるので最後の力を振り絞って貰い、肩上のメーカー名・製品シリーズ型番・サイズをメモした後に、労いの言葉を掛けました。
会社に戻ってメモを頼りにメンテナンス用の部品を探してみたのですが、流石に二十年以上前の部品となると現存せず、本体取替の道しか残されていませんでした。
お客様にその旨を伝えると、直ぐにご納得頂けました。というのも、別にもう一社に声を掛けられていた様で、取替の際の概算額を尋ねられました。後日正式にお見積書を持参してお見積額とお勧めする製品についてご案内し、数日後にご用命頂くことが出来ました。
浴室ドアや折戸のリフォーム対応商品ですが、壁工事を伴うのであればシステムバス丸っと取替の方が という事になってしまうので、壁工事不要が前提となります。また、既設ドアのメーカー不問じゃないと常用の手札にはなりません。LIXILさんお場合、アタッチメント工法のリフォーム浴室中折ドアとカバー工法の浴室中折ドアSF型が該当製品です。大きな違いは、前者は見込み部分のみにアタッチメントをかぶせるので開口部サイズが大きく変わることがなく、その分価格も抑えられるのですが、見付面は既設のままなので、扉を閉めた際には扉だけ取替えた感が否めません。一方後者はカバー工法の名に恥じない枠丸っと被せなので開口部サイズが少々小さくなり、見付面まで新しくなるので見た目がグッと良くなるのですが、それに応じて費用も嵩みます。
どちらを選択されるかはお客様の意志に委ねる以外ありません。見た目も大事ですが、浴室の入口は結構虐げられていて、脱衣室内の配置との兼ね合いからなかなか大きな開口を描くことが難しいのです。豪邸ならともかく一般的なお家となると、脱衣室と洗濯室と洗面所が仲良く相席 という間取りが多く、必要な設置物も増えて壁面の奪い合いが絶えず、必然的に浴室の入口に面した壁面の過半が洗濯機や洗面化粧台などに略奪されることになるのです。ただでさえ小さ目に作られた開口を見た目の為にさらに小さくするのは...と考えるのは至極当然なのでは。
今回のお客様はアタッチメント工法を選ばれました。
工事前後の客様の話によると、暑い夏場は入口のドアが外れていても支障なかったが、流石にこれから先は冬に向けてどんどん寒さが増すので、冬が来る前に是非ドアを付けたかった と考えられていたそうです。確かに11月に入ってからは天候不順で季節外れに暑い日が多くなりましたが、10月末頃は肌寒いと感じる日も少なくありませんでした。
工事は一時寒くなりかけた10月27日に無事終了し、本格的な冬入り前にドアが付いて、お客様も安堵されたご様子でした。今年は新しいドアが付いたお風呂でゆっくりと温まって、暖かい冬をお過ごし下さい。
こちらのお宅の様に、 ”何処に相談していいかワカンナイ” は、先ずは弊社 柳川サッシ販売株式会社 にご相談下さい。建築・外構・不動産 何でもお話しお伺いさせて頂きます。
ご連絡・ご来店 お待ちしております。