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住民の 補助金による 断熱の為の 設置  インプラス

荘厳なる断熱化宣言で始まった今回は、内窓設置のお話です。

 何でぇ今回は随分と威勢がいいじゃねぇか!何かいい事でもあったのか?俺とオメェの仲なんだから、隠し事なしだぜ❣ 久しぶりだね江戸Boy 顔を出さないから心配してたんだよ。何かあったかって?そこは一つ おサッシ 下さい。っていうか、二人の仲って変な誤解を招くようなこというのやめて‼ と、スーパーボーゲン⛷で雪煙を挙げたところで道草おしまい。
 今回は、1月29日に玄関引戸取替でご紹介したお宅の窓に、内窓を取付けた際のお話です。前回もご説明しましたが、工事に至ったのは補助金を活用する為でした。未読の方の為におさらいしてみましょう。
 前回は玄関引戸を取替えたのですが、その工事は補助金の対象に該当していました。子育てエコという名称で、三月末から申請受付が開始される予定です。ところが残念なことに、その工事単独での補助予定額は¥37,000で、申請受付は¥50,000からの為申請下限額には及びません。万策尽きたか...いえいえ打つ手が無くもありません。補助率の高い窓リノベ24という別の補助金で¥50,000以上の申請を同時にすれば、補助金が活用できる という説明で本工事に至りました。

 確かにきっかけは補助金を活用する事でしたが、それ以上に得られる効果が大きいという点も見逃すことは出来ません。
 こちらのお宅は建てられてから相当な年月を経ています。お手入れの労を惜しまなければ、それなりに劣化を留める事は出来ますが、かと言って新しくなる訳ではありません。当然住設機器なども含めて設置された物全てが、メーカーによって日々進化を遂げていきます。サッシも例にもれる事はありません。耐風圧性・気密性・水密性・遮音性・断熱性といった性能面において、既設と現行製品とでは比べ物になりません。この場合、劣る点全てを補う事は出来ませんが、躯体の健全性が確保されていれば、遮音性や断熱性については内窓を設置する事で、補填が可能です。断熱性に関しては取付けた日の夜や翌朝に、遮音性に関しては取付けた直後から、その効果を体感できます。
 補助金が活用出来て、前述の他にも結露軽減や紫外線カット、防犯性向上に加えて高騰する電気代抑制 と、数える指の数が足りなくなる位のメリットがあるので、お客様も即決GOサインでした。

 取付けるサッシですが、和室の二窓と、冷えが気になる浴室を希望されました。補助金の申請受付開始が3月末の予定で、補助金がおりるのは7~8月頃になる旨をお伝えしましたが、工事は玄関に引続き製品入荷次第とのご依頼でした。
 玄関引戸同様クリスマス🎄に発注業務を済ませて、一足遅れて1月16日に入荷。一晩寝かせて熟成させた後、お客様宅へと旅立っていきました。ドナドナドーナド~ナ 気分はドナドナです。
 工事では、我が社のスーパーヒーロー大工さんが惜しむことなくそのゴッドハンド👍を披露してくれました。現地調査にぬかりはなく、速やかに工事を終えて、こちらのお宅での工事はこれにて完工です。

 時間の許す範囲内ではありますが、施工事例を作る前には、エピソードを入手すべく、聞き取り調査を行ないます。最初に受付などの応対をした社員、営業担当者、現地に赴いて工事を行なった作業従事者からです。しつこく聞きまわっているせいか、最近私が近づいたのに気付くと、そそくさと逃げ出す社員も出始めています。裏が取れたらそのうちしょっ引いてやるから、首を洗って待ってなチャイ🤨
 今回は、ヒーロー様がインタビューに快く応じてくれました。内窓設置工事の際に、ご主人様と遭遇されたそうで、地場の世話役でご一緒していたことがある間柄との事でした。久しぶりに偶然の再会を果たせて、昔話に花🌸が咲いた様ですヨ。気分はアゲアゲ😊 といったところでしょうか❓
 後日、代表がお客様と同席させて頂く場があったそうです。その際に、工事内容だけではなく、挨拶等も含めた所作立ち振る舞いについて、お褒めの言葉を頂戴したとの事でした。勿体ないお言葉、本当に有難う御座いました。有難う御座いました。そして、遅ればせながら、今回も二度にわたり、大変お世話になりました。素敵なお庭を拝見させて頂き、殺伐とした心が癒されました。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

付けも付けたり インプラス 一年間で288本

昨年多数取付けさせて頂いたインプラスのお話です。

 いや~、多い多いとは思っていましたが、指折り数えてみたところ、2023年一年間で288本ものインプラスを設置していました。一月当たり24本も取り付けていたことになります。これは、前年までの履歴を調べることなく2023住宅省エネキャンペーンの補助金活用に起因していて、申請受付前の1~2月を除けば月28本超と、30本目前の数字となります。
 一回の工事において取付けた本数も約5本で、小窓の場合は申請下限額の5万円をクリアするためには最低二本以上の設置が必要となり、史上最高の補助率のチャンスを活用して、せめて在室時間の長い部屋だけでも取付けておこうといった思惑から、本数が多くなったのではないでしょうか。

 また、一回目の工事後に間をおいてリピートされるお客様も少なくありませんでした。一回目は必要最低限の窓に設置対象を絞っていたところ、設置後の効果を実感されて、 ”未だ補助金は活用出来るか?” といったお問合せも頂きました。当然上限額の200万円までは申請可能である旨をお伝えして、二杯目のおかわりへと手をのばして頂きました。
 その他にも、2023年の補助金活用には至らなかったけれど、2024年も補助金が続くと案内して貰ったので、申請開始前の今のうちに、どの窓に付けるか検討しておきます という方や、とても満足していて知人にも勧めたら前向きに検討しているので、今度話を聞きに行って欲しい とおっしゃる方、とどめは既に
再度のおかわりを決断された方もいらっしゃいました。
 2023年と2024年とでは製品によって補助率は異なりますが、依然として過去にない高さの補助率であることに変わりはなく、最大限且つ有効に活用されることをお勧めします。
 自己負担いわゆる手出しは約半分ですが、断熱などの得られる効果は目減りすることなく100%で、高騰する電気代の抑制効果を考えれば、そう長くはない将来、実質負担ゼロとなります。補助金 活用しない手はないでしょう!

 こちらのお宅は以前からお付き合いさせて頂いている電気屋さんにご紹介して頂き、補助金を活用した内窓設置による断熱化をお勧めしたところ、大変興味を示されていました。早速、現調・見積・補助予定総額試算を済ませてプレゼンテーション、補助率の高さに驚かれて直ちにご用命となりました。
 今回のお宅では15箇所の外窓に、インプラスを取付けさせて頂きました。これは、2023年に弊社が一回の工事内に設置した本数の中では二番目に多く、一番多かったのは16本でした。これだけの数となると、ほぼほぼ家一棟全てが二重窓になったのではないでしょうか。
 流石に15箇所もの外窓が設置対象となると、必然的に家中全てを走破する事になり、現調にも相応の時間を必要とします。新築とは異なり、改修工事は現状・既存を把握する重責を負っていて、見落としは命取りとなる為、細心の注意を払って遂行します。
 一ヶ月半ほどの納期を経て入荷した製品は、工場でわずか一日の休息を取り、翌日お客様のお宅へと搬送されました。

 工事においては、15箇所の外窓のうち過半の八ヶ所のクレセントが内窓設置により操作に支障をきたす為、干渉しないものと取替えました。設置本数が多いので三人のパワープレイとし、半日強で無事完工しました。
 工事の際は、注意すべき作業や次の工事、会社からかかってくる即対応物件などで心にゆとりがないこともあるのですが、こちらのお宅ように窓から飛び込んでくるのどかな風景には心が癒され、いつしか平穏な自分を取り戻すことが出来ます。
 今回も、大変お世話になりました。内窓設置により、暖かい冬をお過ごし下さい。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

🎼辛子色の尺追いながら 読み込んだ枠の見込 足りないと知りながら ふかし枠使ったぁ 窓にインプラス

内窓に魅了されたお客様のお話です。

 こちらのお宅には、昨年末に受付が締め切られた2023年住宅省エネキャンペーンが始まる前からお世話になっていました。2021年12月にお声を掛けて頂き、翌2022年1月に浴室の窓に一つ目の内窓を取付けさせて頂きました。
 この工事に合わせて、浴室の窓には目隠し可動ルーバーを新たに設置して網戸も新調し、トイレの小窓二箇所には天井付けのブラインドを取付け、キッチンにおいてはレンジフード・シロッコファン・ベントキャップの取替も同時に施工させて頂きました。

 年は明けて昨年2023年2月にお声掛けを頂き、ご要望を拝聴すべくお宅へお邪魔しました。
 一年前に取付けさせて頂いたインプラスのおかげで、入浴時浴室に入る際に苦痛だった ヒヤッ と感じることがなくなり、快適なバスタイムとなったそうです。インプラスの実力を垣間見た といったところでしょうか?
 未だ申請受付開始前にも関わらず、窓リノベ補助金の件は既にご存知で、在室時間の長い居室の二つの窓にも補助金を活用してインプラスを取付けたいというご依頼でした。知らぬ間にインプラスにハート💘を射抜かれてしまわれたかのようです。
 この時点でインプラスの納期は既に通常とは比べようのないものとなっていましたが、申請受付開始前に補助金が上限に達するはずもなく、安心して発注することが出来ました。流石に通常納期のN+5日という訳にはいきませんが、4月20日過ぎには入荷する旨をお伝えし、工事でお伺いする日時については、改めてご連絡させて頂くことにしました。
 今回は他のご依頼も賜っておりまして、キッチン北面の窓へのブラインドの取付けと、4mm型板ガラス四枚の取替でした。ブラインド設置では補助金はおりないので納期も通常通り入荷するので、在庫のガラス取替はブラインドの入荷日を待ち、一足早い3月に済ませました。

 それから一月半ほど経って、お待ちかねのキャラメルウッドに身を染めたインプラスがようやく入荷し、休む間もなく会社を背負向けてお客様の下へと巣立っていきました。嫁いでいく娘の姿をじっと見つめながら涙ぐむ、新婦の父の心境です。 って、ナニふざけた事ぬかしてやがんでぃ!事例作りで脳ミソいかれちまったんじゃねぇか? 身を案じて下さり、かたじけのうござる 江戸Boy殿。単に製作が捗らず煮つまっておりまする どうか おサッシ 下さいまし。
 という訳で、製品入荷後は長らくお待ち頂いたお客様宅に速やかに駆けつけ、お客様へのご挨拶を済ませると、始業前の段取を整え、確認作業を怠ることなく工事を行ない、片付・清掃・お客様への説明及びご挨拶を経てお客様のお宅を後にしました。

 今回の工事は二回目の内窓設置=一杯目のおかわりだったのですが、設置後の効果にとても満足されていて、翌5月に訪問させて頂いた際に、ブラインドを取付けさせて頂いたトイレへの内窓設置をご用命して頂きました。
 流石に5月の時点のインプラスの納期は、通常納期に比べれば天文学的なものとなっていましたが、御了解して頂き、昨年8月24日に二枚のガラス取替と共に(二杯目のおかわり)工事を済ませております。
 納期が掛かり8月となってしまった内窓設置ですが、そのおかげで気持ちeキャンペーンへの応募資格をゲット出来ました。通常は10月以降の工事が対象ですが、インプラスだけは事情により8・9月工事分もOKという訳で、担当者が応募を勧めてアンケートに答えて頂き、12月25日のクリスマスに応募を済ませました。アンケートの最後に有難いお言葉を頂きましたのでご紹介します。
 大変温かくなり確実に快適になりました。他の箇所も又、是非お願いしたいと思います。満足しております。
 いや~、この事例を読んだ時の担当営業の顔が思い浮かびます。ハンカチ準備しとかなきゃ!足りないか?足りなきゃ給湯室の洗い桶を使っちゃえ❣
 今回も大変お世話になりました。またのご用命(三杯目のおかわり)お待ちしております。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

縁は異なもの インプラス

今回は、ご縁により設置に至った内窓工事をご紹介します。

1月2日17時にこの施工事例製作を開始してから既に二時間半が経過したというのに、未だに本文すら終わっていません。

 原因の一つ目は、昨日にさかのぼります。来福していた兄を板付(福岡空港)まで送り届け、その足で叔母の待つ中間まで足を延ばし、元旦の夜は募る話で盛り上がりました。習慣とは恐ろしいもので、正月二日目・目覚ましをかけることなく朝四時に目が覚め、洗面を済ませて帰路につきました。当然車は少なく、経路の太い宰府に五時過ぎに差し掛かり、天満宮に立ち寄ることにしました。未だ早い時間なので参拝客も少なく、お賽銭に見合わない過分なお願い事を済ませると、直ちに御守購入へ。可愛い姪が今年高校受験で、連日深夜遅くまで頑張っていると聞き、力になることはできないので、せめて道真公のお力にでもすがろうなどと、学業成就の御守を手にしました。眠い目をこすりつつ帰宅したのは朝七時、本年初の洗濯・掃除を済ませ、年末こなせなかった家事を減らしているうちに、いつの間にやら17時。睡魔と闘いながら製作を開始しました。
 製作はいつも写真物色から始めます。この時にその回の事例で何処を伝えるか、どういう構成の文章にするか、メイン・施工前①②③・施工後①②③・お客様の声の計八枚の写真にどれを使うか、この他写真においては建ち・陸の修正や、トリミング、マスキングやモザイク処理、特にアピールしたいところには画像アプリで文字や図形を入れたりとやる事テンコ盛りです。また、〇△工事などのストレートなタイトルでは内容の薄さをカバー出来ないので、せめて と タイトルには内角低めのスライダー的な変化球を多投しています。そのせいか、最近寝ている時にインプラスやリシェントが出てくる始末。これって労災おりますか❓
 二つ目は今回写真が23枚もあって、どの写真がどの窓の前か後かなどの整理業務という徒労も加算されて、気付けば20時になっちゃいました。
 そりゃあ テメェの日頃の行いが悪いからバチが当たったんだ。ざまぁみやがれ‼ 心無いお言葉 有難う御座います 江戸Boy 疲弊しきっているので そこんとこぁ一つ おサッシ 下さい。
 ということで、タイトルの縁は姪のことだと思われている方もいらっしゃるでしょうが、本当の縁について後述させて頂きます。
 こちらのお宅の内窓設置工事、実は御親戚の方からのお勧めによるものでした。昨年11月6日にガレージの施工事例をご紹介しました。LIXILさんの製品ではないので、くれぐれもオフレコでとお願いしておりましたが、そのガレージの依頼主が今回のお客様のご親戚にあたるというご縁でした。ガレージ工事の際に補助金を活用した内窓設置をお勧めしたのですが、そちらのお宅は築年数が浅く、既に複層ガラスが入っているので飛躍的な効果とまでは言えず、また、熱割れ等の懸念もありました。話の中で、それならばと、近所に住まわれている今回のお客様宅こそドンピシャのお家と伺い、軽く説明して頂いた上でアポをとり、早速ご提案にお邪魔しました。

 こちらのお宅は築50年以上も経っていて、当然昔の建物ですから断熱性も低く、既設のサッシの気密性も 推して知るべし でした。
 当然エアコン頼みの暮らしとなり、近くにお住まい故に親戚の方がご帰宅時にこのお宅の前通られる際、エアコンの室外機が全力疾走していて、足元に冷気が当たり身震いされていたそうです。このシチュエーションであれば、インプラスを取付ければ持てる力を十二分に発揮する事、疑う余地なしの Sure thing 
です。
 工事においてはクレセントの取替や入替を行なったり、電気配線やエアコンの冷媒管やドレンなどのホースの移設、巾木の部分撤去、見込不足を補うために予めオイルステインを塗って搬入した木製見切縁の取付及び既設のカーテンレールなどの一時撤去及び復旧など、内窓本体の設置以外にも盛り沢山の工事内容となりました。本体設置以外の工事は、こうやって入力する文字からは読み取れないほどに手間掛かるのですが、見積上に金額として計上すると、その金額に目が行きがちになるので、なかなか当たり前の額を計上しづらいのですが、本当はとっても大変だという事だけでも記憶にとどめて頂けると幸いです。

 工事は無事一日で終わり、気持ちeキャンペーンのアンケート回収などもあり、後日営業と業務担当者が各々伺ったのですが、その際にお客様は大変喜ばれていらしたそうです。
 また、近くにお住いのご親戚の方からも、近くを通る際にエアコンの室外機から冷気が出ていないので、エアコンを間欠運転しているのではないか、という話もお伺いしました。
 そして、ご縁はさらにとどまることなく次のご縁へと結ばれ、2023年の補助金には間に合わなかったけど、決定している次年度の補助金活用での工事をお願いしたい、というお話を既に頂いております。
 有難うございます。今回も大変お世話になりました。そして、次のお話の際にも何卒宜しくお願い致します。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

🎸取替え決めた貴方の前に 静かにスマホ渡し め~くる めくる ページの中で アナタは何を選ぶのだろう

フィナーレを飾るのは面格子付サッシです

 四回にわたってご紹介してきたこのお宅での施工事例、最後のタスキを受け取ったのは面格子付サッシです。
 取替対象となったのは、一階玄関ホールに面する一間間口で高さ700mm位の二枚建ち引違窓で、玄関入って正面に鎮座する下駄箱を横目に、ターンライトすると目に飛び込んでくる既設の窓は木製のガラス戸で、懐かしい雰囲気を醸し出していますが、悲しい事にドロボーさんに向かって おいでおいで と手招き状態です。
 流石にドロボーさんを招待して手厚く接待した後に、手土産まで持たせて買えそうなどという奇特な方もいらっしゃらないでしょう。ということで、こちらのマドについては、万全の防犯対策を施すことになりました。万全って、ホントにダイジョブなんだろな? 出たな難くせ江戸Boy(お江戸にお住まいの方へ、チョットした茶番ですので おサッシ 下さい。)大丈夫か心配な方も、そうでない方も、引続きご覧下さい。

 お~っと、本年初のお宝発見です。このお宝を発見したのは、業務課所属ながら弊社マド本舗施工事例専属の迷キャメラマンです。流石はシャッターチャンスを見逃さない千里眼で、レトロ感沸き出でるお宝を見つけてくれました。グッジョブです。
 木製ガラス戸の内外二枚の戸の縦框が重なる召合せ中央部分に、珍しい錠が付いています。これは引戸の多い日本独特の錠で、定かではないのですが、大正時代から引戸の戸締りに使われていたようです。正式には丸球捻締り錠と呼ぶそうで、何か名称にまでレトロ感がにじみ出ちゃっています。昭和30年代にアルミサッシが登場したことにより出番が減って、今では殆ど見掛けることがありません。
 下にぶら下がって爆睡中のネジを叩き起こして先端をつまみ、90度回して待ち受ける雌ネジを有した座に差し込み、ネジ山の分だけ回してようやく施錠完了。短気な方には不向きな錠となっています。昔は屋外に面した窓も木製だったので気密性が劣り、隙間風でも吹こうものならネジが揺れて音が生じるので、繊細な方にもお勧めできそうにありません。戸厚に合わせてネジ長が決まり、つまむ部分に製造会社の名前が明示されています。私の記憶が正しければ、真鍮製が主流だったと思います。
 しかしこんな所で再会できるとは💘。

 さて、虎視眈々と家宝を狙っているドロボーさんを、どんな窓に取替えてお引き取り願うかですが、今回は外:面格子・本体:サーモスL・内:安全合わせ複層ガラスでスクラムを組みました。面格子のデザインは縦型をチョイス、縦格子の隙間をかいくぐって忍び寄るお手てを、ずば抜けた耐貫通性を誇る安全合わせ複層ガラスで迎え撃ちます。それでも諦めずに侵入しようとする魔の手は、本体のクレセントと下桟に付いているサブロックで返り討ちにし、二度とこの家を狙うこがないよう完膚なきまでにぶちのめします。
 木製のガラス戸から面格子付アルミサッシへの取替工事も無事終了し一安心です。これで夜間でも、人影や物音に怯えることなく枕を高くして良質な睡眠をとり、快適な朝を迎えることが出来ます。

 以上、四回にわたってサッシ取替の施工事例をご紹介してきました。玄関のドアや雨戸付・シャッター付・面格子付と合計八ヶ所の取替工事が進んでいく中で、お客様の胸中に新たな ”ここも替えたい” が芽生えて、出来上がり近付くほどに思いが募り、ホールに鎮座する下駄箱やクロスの張替えなどもご一緒させて頂きました。
 一ヶ月超の長きにわたり大変お世話になりました。また何かありましたら、いつでもご連絡を下さい。担当者がすっ飛んでお伺い致します。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。