今回は様々なサッシのご依頼を頂きましたので、勿体付けて数回に分けてご紹介致します。
こちらのお宅では今秋、永らく住まわれてこられたおウチのイタんだところを回収されることになり、お声が掛かりました。
中でも特に気にされていたのが台風対策と防犯対策でした。既設サッシは、このおウチに取付けられてから随分と長きにわたり、家を守り続けてきた様です。
とは云ううものの、いざ台風が来たら⁇ サッシは無防備☛ノーガードのため殴られる覚悟が必要です。防犯面においても、簡単に割って侵入可能な単板ガラス、クレセント頼みの施錠でサブロックなどの機能も付加されていません。
ウチは大丈夫! と現実逃避したい気持ちも分からなくはないのですが、泥棒さんに貴重品を持っていかれるだけでなく、台風被害により屋根を吹き上げられてしまうことだって、無いとは言い切れないのです。ならばこの際手を打つか‼ と考えるのも無理からぬことです。
そこで、今回は前述の二つのリスクに抗うべく、サッシ取替プロジェクトに着手されることになりました。
年始早々気合を入れてリスクアセスメント的な事例を投稿して、安全より優先すべきものなし という会社の方針を、社員も含めて再度肝に銘じます。
ではどんなサッシに取替えて台風や泥棒さんに抗うか、セレクトタイムです。
先ず一回目の今日は、シャッター付サッシに取替えたマドについてご紹介します。
シャッター付に取替えたのは四ヶ所で、全てが一階の居室に付けられていました。四ヶ所全てが出窓で、雨戸付にする為には窓が出ている分戸袋を持ち出して造作しなければなりません。シャッター付を選択すれば、サッシ上方にBoxのスペースを確保する必要がありますが、庇などの障害物がある場合は、ご免なさいして障子を低くしてBoxのスペースを確保出来ます。
という訳で、四ヶ所全部シャッター付サッシに決定しました。
サッシの種類が決まれば、次は障子とタッグを組むガラスセレクトタイムです。いくらシャッターを付けても、シャッターを開けている際に泥棒さんにガラスを割られでもしたら大変です。バレないように家族にひた隠しにしていたへそくりまで持って行かれた日には立ち直ることが出来ず、夜な夜な枕を濡らすことになります。警察への被害届すら出せず、 ”王様の耳はロバの耳”状態です。そんな悔しい想いをしなくて済むよう 安全合わせ複層ガラス をセレクトしました。こちらのガラスは強者且つ優れもので、ガラス破り対策に有効で防犯性能が高いだけではなく、割れても飛散しにくく地震などの災害時にも安全です。いやいや驚くのは未だ早い、紫外線をほぼ100%カットするので、肌の日焼けや大切な物の色あせとなる紫外線対策にはもってこいです。グリン3-A12-特殊中間膜45mil+型板3という地上最強のスペックで、いたらぬことをしようとしている泥棒さんを返り討ち、完膚なきまでに打ちのめします。
種類・ガラス・と来たら、次は色です。
何かこうやってあれこれ迷い・悩みながら製品を選んでいくのって、とっても楽しいですよね。昔のデパート屋上のワンフロアー下の食堂街で、今日は何を食べようかとレストラン前の食品サンプル展示用ショーケースとじっとにらめっこした幼き日を思い出しちゃいました。”大して喰えもしねぇくせに、デケェ口叩いてんじゃねぇよ、べらんめぇ!” って、今回は何故に江戸っ子でツッコミ? いやいや、そこは おサッシ 下さい。
本題に戻りまして、色は外壁との調和を重視してオータムブラウンをセレクトし、既存外壁に馴染ませます。
四ヶ所全て室内側にはアングルカバーを付けて、装いを整えます。
今回は既設のサッシを取付けてからの年数が長いかったので、サッシ丸ごと取替となりましたが、サッシが未だ現役で通用する場合には、リフォーム用に後付けシャッターや雨戸もあります。台風対策をご検討の際は詳しくご説明させて頂きますので、是非弊社までご連絡を下さい。
工事自体は他のサッシ取付も前後したり並行して行なっていましたが、今回はシャッター付サッシをフィーチャーしてご紹介しました。
他の外装改修工事も含めると一ヶ月を超える工期となり、お客様も毎日出来上りを楽しそうに眺めながら、新たなる野望を抱き始めておられた様ですが、そのお話はまた次回ご説明させて頂く事にして、今回はこの辺りでお暇させて頂きます。
おせちに飽きたら サッシだね❣
それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。