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縁は異なもの インプラス

今回は、ご縁により設置に至った内窓工事をご紹介します。

1月2日17時にこの施工事例製作を開始してから既に二時間半が経過したというのに、未だに本文すら終わっていません。

 原因の一つ目は、昨日にさかのぼります。来福していた兄を板付(福岡空港)まで送り届け、その足で叔母の待つ中間まで足を延ばし、元旦の夜は募る話で盛り上がりました。習慣とは恐ろしいもので、正月二日目・目覚ましをかけることなく朝四時に目が覚め、洗面を済ませて帰路につきました。当然車は少なく、経路の太い宰府に五時過ぎに差し掛かり、天満宮に立ち寄ることにしました。未だ早い時間なので参拝客も少なく、お賽銭に見合わない過分なお願い事を済ませると、直ちに御守購入へ。可愛い姪が今年高校受験で、連日深夜遅くまで頑張っていると聞き、力になることはできないので、せめて道真公のお力にでもすがろうなどと、学業成就の御守を手にしました。眠い目をこすりつつ帰宅したのは朝七時、本年初の洗濯・掃除を済ませ、年末こなせなかった家事を減らしているうちに、いつの間にやら17時。睡魔と闘いながら製作を開始しました。
 製作はいつも写真物色から始めます。この時にその回の事例で何処を伝えるか、どういう構成の文章にするか、メイン・施工前①②③・施工後①②③・お客様の声の計八枚の写真にどれを使うか、この他写真においては建ち・陸の修正や、トリミング、マスキングやモザイク処理、特にアピールしたいところには画像アプリで文字や図形を入れたりとやる事テンコ盛りです。また、〇△工事などのストレートなタイトルでは内容の薄さをカバー出来ないので、せめて と タイトルには内角低めのスライダー的な変化球を多投しています。そのせいか、最近寝ている時にインプラスやリシェントが出てくる始末。これって労災おりますか❓
 二つ目は今回写真が23枚もあって、どの写真がどの窓の前か後かなどの整理業務という徒労も加算されて、気付けば20時になっちゃいました。
 そりゃあ テメェの日頃の行いが悪いからバチが当たったんだ。ざまぁみやがれ‼ 心無いお言葉 有難う御座います 江戸Boy 疲弊しきっているので そこんとこぁ一つ おサッシ 下さい。
 ということで、タイトルの縁は姪のことだと思われている方もいらっしゃるでしょうが、本当の縁について後述させて頂きます。
 こちらのお宅の内窓設置工事、実は御親戚の方からのお勧めによるものでした。昨年11月6日にガレージの施工事例をご紹介しました。LIXILさんの製品ではないので、くれぐれもオフレコでとお願いしておりましたが、そのガレージの依頼主が今回のお客様のご親戚にあたるというご縁でした。ガレージ工事の際に補助金を活用した内窓設置をお勧めしたのですが、そちらのお宅は築年数が浅く、既に複層ガラスが入っているので飛躍的な効果とまでは言えず、また、熱割れ等の懸念もありました。話の中で、それならばと、近所に住まわれている今回のお客様宅こそドンピシャのお家と伺い、軽く説明して頂いた上でアポをとり、早速ご提案にお邪魔しました。

 こちらのお宅は築50年以上も経っていて、当然昔の建物ですから断熱性も低く、既設のサッシの気密性も 推して知るべし でした。
 当然エアコン頼みの暮らしとなり、近くにお住まい故に親戚の方がご帰宅時にこのお宅の前通られる際、エアコンの室外機が全力疾走していて、足元に冷気が当たり身震いされていたそうです。このシチュエーションであれば、インプラスを取付ければ持てる力を十二分に発揮する事、疑う余地なしの Sure thing 
です。
 工事においてはクレセントの取替や入替を行なったり、電気配線やエアコンの冷媒管やドレンなどのホースの移設、巾木の部分撤去、見込不足を補うために予めオイルステインを塗って搬入した木製見切縁の取付及び既設のカーテンレールなどの一時撤去及び復旧など、内窓本体の設置以外にも盛り沢山の工事内容となりました。本体設置以外の工事は、こうやって入力する文字からは読み取れないほどに手間掛かるのですが、見積上に金額として計上すると、その金額に目が行きがちになるので、なかなか当たり前の額を計上しづらいのですが、本当はとっても大変だという事だけでも記憶にとどめて頂けると幸いです。

 工事は無事一日で終わり、気持ちeキャンペーンのアンケート回収などもあり、後日営業と業務担当者が各々伺ったのですが、その際にお客様は大変喜ばれていらしたそうです。
 また、近くにお住いのご親戚の方からも、近くを通る際にエアコンの室外機から冷気が出ていないので、エアコンを間欠運転しているのではないか、という話もお伺いしました。
 そして、ご縁はさらにとどまることなく次のご縁へと結ばれ、2023年の補助金には間に合わなかったけど、決定している次年度の補助金活用での工事をお願いしたい、というお話を既に頂いております。
 有難うございます。今回も大変お世話になりました。そして、次のお話の際にも何卒宜しくお願い致します。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

🎻 玄関にリシェント 外窓にリプラス 木くず何処に行った ホコリが舞うこともなく

今回は弊社看板娘のナイスアシストでゴールゲットとなったお話です。

 師走を間近に控えた11月29日水曜日、そのお客様はご来店されました。
 んっ?今日はとっぱちからヤケにシリアスタッチじゃねぇか!サスペンスでも始めようってか❓ お~っと、最近マメに出勤されてますが皆勤賞でも狙ってますか 江戸Boy? ”何をおっしゃいますやら、お代官様もお人が悪い” ”みなまで申すな その位 サッシ ておる” 以上をもちまして、本日の寸劇を終了させて頂きます。ご清聴、誠に有難う御座いました。
 お客様は玄関引戸の錠を携え、夫婦で仲睦まじく弊社に足を運んで頂きました。あいにく営業担当者が出払っていたので、経理課リーダーの看板娘が速やかに対応に乗り出します。
 当初のご用向きは持参された錠の取替でした。部品交換に留めるべきかの吟味が必要となる為、この後詳しくお話を伺ってみました。

 現在のお住まいを建てられてから23年ほど経っておられるそうで、近年では建ちの狂いからか、二枚の玄関引戸の框が重なった召合わせ部分に付いている錠は使えなくなってしまい、引手側に付いている戸先錠で代替されていたそうです。ところが頼みの綱の戸先錠も掛かりが悪くなってしまったので、代替部品に取替えたいというご要望でした。
 部品をご持参して頂いたので、時間をかければ代替できる部品があるかを調べることは可能です。ただ、召合わせ錠・戸先錠共に使えなくなるというと、現地で現状を確認した上で、部品交換に留めて良いか判断しなければなりません。
 お客様にその旨をご説明した上で、本体丸ごとの取替について尋ねてみました。応接ゾーンに置いてあるカタログ中からリシェントの冊子を手に取り、現在主流となっているカバー工法のメリットを、身振り手振りを交えながら伝えたところ、興味を示されました。カタログのページをめくりながら製品をザッピングされ、既設に似たデザインを発見されて、 ”これが良い” と、本体は既に決定です。
 店を出られる前には許容出来る予算まで伺うことが出来、これってもうボール半分くらいゴールに入っていて、後は足を添えるだけでしょう的な感じです。

 予算の関係もあり、今回は単板ガラス仕様となりましたが、デザインは既設と見間違う位ソックリで、写真でもズームインしてようやく判別出来るほどです。ご希望の予算内で納まり、発注業務を経て、月末工事となりました。
 工事直前は連日厳しい寒さが続いたのですが、お客様の日頃の行いもあって、工事当日は寒さも和らぎ、工事看板も震えずに済みました。TORIKAERU君が風邪でもひいてしまったら、LIXILさんに合わせる顔がありませんので。
 工事当日は、お客様宅に到着後ご挨拶を済ませて養生にかかろうとしたところ、ポーチ左手のポストが目に入ってきました。工事に支障がないようにお客様自ら外して頂いたとのことで、お心遣い感謝致します。
 カバー工法とはいえ今回はレール切断及び取外しの作業があるので、普段にも増して入念に養生を済ませてから工事にかかります。今回は顔出しNGとの申し出により、スーパーヒーロー”大工さん”には黄金の右手右足左指少々だけに留めました。
 取り外したレールの跡には、今日から障子を支えてくれるレールを敷設しますが、その下にはしっかりとモルタルと愛情を注入して、ニューフェースのレールさんをサポートさせます。
 1Dayリフォームの名の通り夕方には障子を建て込み、最後の調整を済ませました。冬は陽が落ちるのが早いので、枠周囲のコーキングは日を改めて伺う旨をお伝えして、お客様宅を後にしました。
 完工には至らなかったのですが、見た目は既に変わっていて、去り際に見たお客様の顔からは喜びがあふれ出ていました。

 工事当日のクリスマスから中一日おいた27日、枠周囲のコーキングを済ませ、これで本当の完工となりました。締切前なので当然 ”気持ちeキャンペーン” の応募をお勧めしたところ、二つ返事で気持ちよくアンケートに回答して頂きました。
 また、Web上で施工事例を紹介させて頂きたい旨をお伝えし、こちらも快諾して頂きました。こうやって、元旦一月一日の午前十時三分、パソコンを前にしてキーパンチしていられるのも、お客様のご厚意あってのことです。
 工事だけではなく、色々と大変お世話になりました。そして何よりご用命頂き、有難う御座いました。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。
 それにしても新旧似すぎ 一卵性双生児って感じです。

🎸取替え決めた貴方の前に 静かにスマホ渡し め~くる めくる ページの中で アナタは何を選ぶのだろう

フィナーレを飾るのは面格子付サッシです

 四回にわたってご紹介してきたこのお宅での施工事例、最後のタスキを受け取ったのは面格子付サッシです。
 取替対象となったのは、一階玄関ホールに面する一間間口で高さ700mm位の二枚建ち引違窓で、玄関入って正面に鎮座する下駄箱を横目に、ターンライトすると目に飛び込んでくる既設の窓は木製のガラス戸で、懐かしい雰囲気を醸し出していますが、悲しい事にドロボーさんに向かって おいでおいで と手招き状態です。
 流石にドロボーさんを招待して手厚く接待した後に、手土産まで持たせて買えそうなどという奇特な方もいらっしゃらないでしょう。ということで、こちらのマドについては、万全の防犯対策を施すことになりました。万全って、ホントにダイジョブなんだろな? 出たな難くせ江戸Boy(お江戸にお住まいの方へ、チョットした茶番ですので おサッシ 下さい。)大丈夫か心配な方も、そうでない方も、引続きご覧下さい。

 お~っと、本年初のお宝発見です。このお宝を発見したのは、業務課所属ながら弊社マド本舗施工事例専属の迷キャメラマンです。流石はシャッターチャンスを見逃さない千里眼で、レトロ感沸き出でるお宝を見つけてくれました。グッジョブです。
 木製ガラス戸の内外二枚の戸の縦框が重なる召合せ中央部分に、珍しい錠が付いています。これは引戸の多い日本独特の錠で、定かではないのですが、大正時代から引戸の戸締りに使われていたようです。正式には丸球捻締り錠と呼ぶそうで、何か名称にまでレトロ感がにじみ出ちゃっています。昭和30年代にアルミサッシが登場したことにより出番が減って、今では殆ど見掛けることがありません。
 下にぶら下がって爆睡中のネジを叩き起こして先端をつまみ、90度回して待ち受ける雌ネジを有した座に差し込み、ネジ山の分だけ回してようやく施錠完了。短気な方には不向きな錠となっています。昔は屋外に面した窓も木製だったので気密性が劣り、隙間風でも吹こうものならネジが揺れて音が生じるので、繊細な方にもお勧めできそうにありません。戸厚に合わせてネジ長が決まり、つまむ部分に製造会社の名前が明示されています。私の記憶が正しければ、真鍮製が主流だったと思います。
 しかしこんな所で再会できるとは💘。

 さて、虎視眈々と家宝を狙っているドロボーさんを、どんな窓に取替えてお引き取り願うかですが、今回は外:面格子・本体:サーモスL・内:安全合わせ複層ガラスでスクラムを組みました。面格子のデザインは縦型をチョイス、縦格子の隙間をかいくぐって忍び寄るお手てを、ずば抜けた耐貫通性を誇る安全合わせ複層ガラスで迎え撃ちます。それでも諦めずに侵入しようとする魔の手は、本体のクレセントと下桟に付いているサブロックで返り討ちにし、二度とこの家を狙うこがないよう完膚なきまでにぶちのめします。
 木製のガラス戸から面格子付アルミサッシへの取替工事も無事終了し一安心です。これで夜間でも、人影や物音に怯えることなく枕を高くして良質な睡眠をとり、快適な朝を迎えることが出来ます。

 以上、四回にわたってサッシ取替の施工事例をご紹介してきました。玄関のドアや雨戸付・シャッター付・面格子付と合計八ヶ所の取替工事が進んでいく中で、お客様の胸中に新たな ”ここも替えたい” が芽生えて、出来上がり近付くほどに思いが募り、ホールに鎮座する下駄箱やクロスの張替えなどもご一緒させて頂きました。
 一ヶ月超の長きにわたり大変お世話になりました。また何かありましたら、いつでもご連絡を下さい。担当者がすっ飛んでお伺い致します。
 それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。

🎼 フレッシュ フレッシュ フレッシュ ウチの扉をあけて 新しい戸に替えていって

本年一発目の玄関の事例をお披露目させて頂きます。勿体ないのでthumbnailは半身に留めます。

 年始早々 サムネを半身にして勿体付けやがって、いってぇどういうつもりでぃ⁉ とのっけからまた、 お江戸Boy のお出ましだァ~‼ ”お代官様、事が片付きましたら例の物を準備しておりますので、この場はひとつ おサッシ くだせぇ。” ”越後屋 悪よのう お前も” なんて悪ふざけはこの辺で。最近頻繁に顔を出してるようだけど、度が過ぎるようならウチの不動産部に賃料マシマシの要請しないと!(弊社不動産部も絶賛バリバリ営業中ですので、何卒ご用命を❕)
 以上三文芝居、演者はエクステリア事業部と不動産部のコラボでした。本題のウチの扉が開きます。
 このカバー工法のリシェント様には日頃から大変お世話になっておりまして、マド本舗弊社ページでご紹介させて頂いた施工事例も15回を超え、この後にもアパートリシェントドアを含めて三例が、 ”早う出さんかい!” と出待ちの状態です。こちらの事例も紹介数に比例して、私の白髪化に多大なる影響を及ぼしており、この場をお借りして ”第一回 日本迷惑大賞” でも授与したいところです。

 ようやく本題に入りますが、こちらのお宅でのお声掛けは、台風対策として前二例でご紹介しましたシャッター及び雨戸付サッシの取替工事でしたが、話を進めていくうちに、 ”ご一緒にポテトは如何ですか?” 的な感じで、玄関もメンバー入りを果たしました。新しくなった物の周囲はどうしても古さやイタみが眼についてしまうからです。今回は特に既設がランマ付で、側面からの写真でも見てとれますが、扉がランマに押し潰されているのでは、と感じる位に低く見えます。
 これは、無理強いとかゴリ押しといった類のものとは無縁で、何処かを刷新する場合、必ず旧態依然のものが浮いてしまう 中島みゆきさんの ”世情” を思わせるシチュエーションです。
 確かに、今日までの日本におけるスクラップ&ビルドは改めるべきで、以前から百年住宅などの名称で、新築時の安価な建立を排除し、経年に伴う定期的な改修や一定時期を経たリノベーションが推奨されてきましたが、推奨された道への足取りは重く、なかなか前に進みませんでした。
 しかし、2050年カーボンニュートラル達成に向けて、法規制が強まる今、速やかに施行を進める必要があります。家丸ごと全建替えではなく、悪くなった・古くなった部位を時世に沿った新しきものに代替していかなければなりません。ここでもまた、その適正な時期はいつなのかという大命題が残されます。

 少し難しい話に足を突っ込んで、泥沼にはまりかけましたが、取り替えて新しくなった物に隣接する古い物は当然見劣りがしますが、これを数年などという短スパンで繰り返すのは、スクラップ&ビルドと何ら変わりません。サッシなどというものは、そう頻繁に取り替える物ではないので、取替の時期が来たらせめて相応のグレードにすべきだと思います。勿論全てのオプションをなどというつもりはありません。ただ、本体価格に比べればガラスのスペックによる価格差はそれ程大きくはないので、せめて単板ガラスではなく複層ガラス、出来ればLow-Eガラス、欲を言えばアルゴンガス入りで取替えて頂ければ...と。
 弊社の地方における玄関の場合は、Low-Eガラスやアルゴンガス入りの高断熱や断熱仕様K2を選ばれることは稀で、一般複層ガラスの断熱仕様K4が大半を占めています。それでも取替後にお話しを伺うと、”玄関に近付くとヒヤッとするイメージが定着していたが全然違う” と、玄関を新しくされた皆さんが環境が改善された事を口にされます。余談ではありますが、ウチの玄関や脱衣場・トイレ付近でおかんが走っているのをよく見かけます。悪寒が走っているのでしょうか❓

 取替工事は1Dayリフォームの名を汚すことなく無事一日で終了しました。残念な事に、上部庇撤去跡の補修工事が未完の為、お見苦しい写真となっておりますが、断熱や防犯などの効果は当夜から体感して頂けて、とてもご満足されていました。勿論、お客様自らセレクトされた本体のフォルムや色にもご納得頂けています。
 一つ良くなると周りがまた気になって...事例はネバーエンディングストーリー。
 それではまた、このお宅の別の事例案内でお会いしましょう。

🎹 風が来る 雨戸がヤバい 取替える 強い雨戸に

新年三回目に紹介するのは、雨戸の事例です。

 一月三日のシャッター付サッシ取替工事に続いてご紹介するのは、こちらのお宅で並行して行っていた雨戸付サッシの取替事例です。
 雨戸のご依頼は結構多くて、マド本舗弊社ページの施工事例やブログでも、既に十件位はご紹介しています。そんなに❓ と疑われた貴方、だまされたと思って過去のページをめくりながら指折り数えてみて下さい。お陰様で、タイトルが思い浮かばず、雨戸の事例を作成する度に頭髪に白華現象が生じて、いつの間にやら真っ白になってしまっていました。な~に云ってやがんでいっ! テメェのアタマ、前から真っ白だったじゃねぇか‼ って、今回もカメオ出演の江戸っ子さん 野暮なことは言いっこなし そこんとこぁ~ひとつ おサッシ くだせぇ~。 って、何故にこっちも江戸弁⁇
 雨戸付サッシの取替やリフォーム用の後付雨戸の工事依頼を頂くお客様の殆どの方が台風対策を目的とされていて、既設の雨戸が古くなって取替を希望される方が大勢を占めていました。
 サッシ丸っと取替えるか、雨戸だけ取替えるかは、既設サッシや取付ける構造躯体の疲弊度によります。

 雨戸やシャッターを取付ける目的は、単に台風など防災対策に留まりません。
 就寝する場所の明るさは、睡眠の質に大きく影響を及ぼします。習慣も関与するし個人差もあると思いますが、一般的には明るければなかなか寝付けないし、バイオリズムってやつでしょうが、昼間お天道様が高い時は動いたりして活動し、暗くなりお月様が出ている時は休息する といった具合に、明るい=活動し易い、暗い=休息・睡眠し易い と、とても理に適っていて、就寝する場合には遮光した方が、良質な睡眠をもたらしてくれます。カーテンやブラインドもありですが、防災も併せて雨戸・シャッターの方に分がありそうです。
 また、掃出しの場合ガラスの面積は窓よりも当然大きくなるので、特に雨戸設置を望まれるケースが多くなります。掃出しは出入りの為に設けますが、居住者のみならず、泥棒さんにも格好の侵入口となります。むき出しの障子に雨戸やシャッターを付けることで泥棒さんを締め出し、防犯性を遺憾なく発揮してくれます。

 雨戸本体にもいろんな種類が揃えてあり、発砲ウレタンを表裏鋼板でサンドイッチしたDanパネル雨戸の場合、断熱性も向上します。積算の業務にも少し携わっているのですが、入力の殆どがDanパネルで、 ”あっちもこっちもどっちもDanパネル” って、どっかで聴いたことのあるフレーズがピッタリです。
 という具合に、非の打ちどころのない雨戸、ご検討の際には是非弊社までご連絡を下さい。優しくてソフトにお客様のご意向をじっくりと伺った後に時間をかけて丁寧に提案させて頂く者から、少し決断を躊躇しがちな貴方をグイグイ引っ張ってくれる者まで、多様なスタッフがサポートさせて頂きます。
 今回雨戸付サッシ取替の対象となったのは、一階南に面したお縁にある二間間口の四枚建ち掃出しと一間間口の北に面した高さ500mmの窓の計二箇所で、既設サッシにも雨戸が付いていました。前回ご紹介したシャッター付の窓は全て既設は単体サッシだった点からも分かるように、この二箇所は周りに風除けとなるような物は見られず、台風の格好の的となり得るので障子を守る優先度が高く、これまで障子を守り続けていた雨戸も経年劣化により今回新旧交代となりました。

 様々な工事が進行していく中で、この雨戸付サッシ取替工事も例にもれず無事終了しました。
 施工事例では、いつも当たり前のように何事もなく工事終了というご紹介をさせて頂いておりますが、よく考えてみるとこれはとても凄い事で、ケガや事故で工事がストップしたり、現調の至らなさでや見落としにより工期遅延や工事内容変更などの事例が起きていないのは、普段から工事前の現調や段取などが適切に励行されているのだと、改めて感じます。営業・業務の方に敬意を表しつつ、今回の事例案内を終えさせて頂きます。
 それではまた、このお宅の別のエピソード紹介でお会いしましょう。
 年が明けてもう五日目です。名残惜しい点は共感しますが、正月ボケとはそろそろお別れの時間ですョ❣