今回は補助金申請開始により四月の施工事例を席捲した内窓設置のご紹介です。
三月から四月にかけて、自社特有の年中行事により多忙を極めた業務も終わり、一段落。と 一息ついたのもつかの間、お客様から一本の電話を頂きました。
補助金を活用した内窓設置をご希望で、先ずは見積作成のご依頼でした。外出中の担当者に、お客様のご意向を速やかに伝えます。外出先から直ぐに折り返せる場合もあれば、ケツカッチンでそのタイミングを探る場合もあります。この時、折角そのチャンスをゲットしたにも関わらず、お客様が電話に出られない事があります。しばらくして担当者から事務所に、”何度掛けても電話に出られない”と連絡が入ります。再度事務所の固定電話から掛けると、数コールで受話器越しに会話が始まります。”非登録のスマホからの電話には出ない”とのことです。担当者の帰社予定は遅く、ご連絡には時間がかかる旨を説明して電話を切り、担当者に事情を説明します。まあ不急の場合は良いのですが、即時対応をご希望の場合は、スマホからのお電話もご容赦下さい。
日時を調整の上、早速お宅を訪ねました。先ずはお電話のご依頼内容が、補助金を活用した内窓設置の見積作成で間違いないかを確認します。次に設置を希望される窓を指示して頂き、現調マニュアルに沿ってW・H・クレセントの高さなどを採寸します。この際同時に、設置許容範囲内かの判断も行なっているのです。担当者=グッジョブ👍です。 今度ご褒美にうなぎめし驕って下さい🥢
製品カラーとガラスの種類などを確認したら事務所に戻り、直ちに見積書と補助金試算表の作成です。
この事例を作成しているのは5月14日なのですが、住宅省エネキャンペーン2024の補助金申請状況は子育てエコ(新築)を挟んで、二極化しています。昨年には無かった撤去加算でお得感が増した給湯省エネは独走状態で、国立競技場を出て早くも一人旅の様相を呈しています。このペースでいけば九月後半には撤去加算が枯渇しそうです。給湯省エネも何とか期限前に100%に到達しそうではあります。しかし、後押ししている撤去加算が先に枯渇してしまえば、以降の申請は勢いが落ちて、未達の可能性も否めません。
それ以外の申請は伸びず、三番手の子育てエコ(新築)でさえ現在のままでは100%どころか70%にも届きそうにありません。その他の補助金は、このままだと30%に届く前に期限を迎えそうです。
とは言え油断は禁物です。現在のところ、各補助金単独での申請は滞りなく進んでいます。ところが、キャンペーンのウリであるワンストップでの申請がフリーズ状態です。この辺、あまりつつき過ぎると我が社がブラックリストにのってしまい、ウチだけ申請が通らない なんて事になりかねないので どうか一つ おサッシ 下さい。
最初のご提案は六ヶ所のマドへの内窓設置でしたが、想定されている予算等との兼ね合いで、寝室・台所・階段の三ヶ所への設置となりました。製品カラーはキャラメルウッドで、既存の窓枠ともマッチしています。ここで多くの場合、設置に必要なオプションが生じます。内障子がある場合には、そのミゾを埋めるスペーサーが要ります。既存窓枠の有効見込寸法が不足していれば、見込寸法を補うために窓枠をふかさなければなりません。ですが、今回オプションは全て不要でした。
ただ、現調の際に一つ気になることがありました。寝室(和室)の採寸の際に敷居に足が掛かったところ、敷居がお辞儀したのです。敷居の畳側に荷重をかけるとお辞儀するのです。掃出しの複層ガラスの障子はそれなりの重量なので、この状態の敷居に預ける訳にはいきませぬ。ここで登場するのは、我らがスーパーヒーロー 大工さん ❕ インプラスを取付ける前に、先ず敷居を健全な状態に戻して貰いました。サッシのアングルにはビスもみしてありましたが、畳をはぐったところ敷居は躯体に固定されていなかったのです。そこで、水糸を張ってくさびを打ち込み陸を出し、90mmのビスを もう勘弁してと音を上げそうな位もみ込みました。これで安心して障子を建て込めます。
三ヶ所の内窓設置は二人のパワープレイにより、一時間半で終了しました。工事後にお客様にお声掛けしたところ、”丁寧な仕事をして頂いて有難う御座いました。”と、温かい謝辞を頂戴して、達成感テンコ盛りの完工となりました。
お客様にはとても満足して頂けたようです。内窓取付けが終わると直ぐに事務所にお電話を頂き、”今からお支払いに伺います。”の一言。お近くにお住いの為、未だ準備を整えていなかった経理部門はバタバタです。何とか間に合わせてお客様をお出迎えした看板娘でしたが、工事後の感想などそっちのけで、もうすぐ変更となる地場のポイント制度の話に終始していました。
週末土曜日の工事だったのですが担当者は休んでおり、翌々日の月曜日にお客様から再度お電話を頂きました。最初のご提案の後、選外となった二階南面の四枚建掃出しへの内窓設置依頼でした。早速再度プレゼンさせて頂き、この事例製作の翌日には発注を予定しています。
製品が入荷次第お伺いしますので、今しばらくお待ち下さい。
それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。