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すまいる え~ど

お盆ど真ん中の14日、まだまだ暑さは続きそう! そんな今、とってもタイムリーな案件です。

今年の北部九州は梅雨明けがやけにもたついたにも関わらず、明けたと思ったら間髪入れすに夏真っ只中に突入し、体の準備が整わない間にボコられて、盆休み前にしてロープ際でKO寸前に追い込まれたものの、ゴングに助けられ、ギリセーフ。
今回のお話はまさに ”今でしょ!” 案件で西日が頭痛の種であるお施主様の御相談から物語はスタートしました。

御施主様にとって西に面した窓からの日差しは目の上のたんこぶ的存在で、高騰が続く電気代UPに拍車をかけていました。
屋内での日差し対策も効果が無い訳ではないのですが、太陽遮熱効果は屋内:45%、屋外施策で83%と屋内施策は完膚なきまでに打ちのめされてしまいます。
そこで今回お勧めしたのが外付日よけ スタイルシェード。
テラス囲いみたいにガッツリ囲い込んでしまうのもアリですが、必要な時だけサッと引き下げて固定すれば解放感を損なうことなく、日差しをカットしたアウトドア空間が手軽に得られるのも魅力的です。
今回の対象設置個所は掃出しではなく窓で、前面にデッキや手すりは無く、下部固定のためにコンクリート二次製品の束石を埋け込み、カラビナ固定としました。

本体の取付は枠付・壁付・天井付・エクステリア商品取付に大別されますが、設置予定位置の状況に応じて選択出来ない取付方もあります。
選択可能な取付方を決めたら、次は取付部品を選びますが、こちらも設置予定位置の状況に応じて、多様な部品が準備されています。
今回は前述した通り選択肢が残されていませんでしたが、本体の固定方法も真っ直ぐ降して固定する一番シンプルなフック固定に始まり、デッキ固定・手すり固定・カラビナ固定さらには腰壁固定と多様なラインアップです。
ボックスカラーは6色用意されていて、生地カラーも、昼夜を問わず遮視性に特化したデザインタイプ(プライバシーモデル)が3色、日中は視線対策に効果を発揮するカラーが5色の計8色と豊富で、ボックスと生地の組合せを選ぶひと時も、とっても楽しそうです。
で、工事の方はというと、施工性に優れているので、設置位置が特殊な場合を除き、片付けも含めて一時間かからない程で、今回の場合は取付方と部品の選択と束石の埋け込みが済んだ時点でゲームセット。お客様に一声かけて、仕上りを確認して貰い、使い方の説明を済ませ、満面の笑みでお見送りして頂きました。お世話になりました。
未だしばらくは容赦なく降り注ぐ日差しとのお付き合いが避けられない八月中旬、日差し対策始めてみませんか?
ご検討の際は、是非弊社まで御連絡下さい。夏場も無駄に熱いスタッフがお待ちしております。

枠枠させてよ!

今回は弊社社員の実家で玄関ドアの取替を行 なった際のお話です。

弊社不動産部門の不動の四番である社員の実家で、新築したのが大学在学中、気付けばもう27~8年の年月が過ぎていました。住宅の顔ともいうべき玄関は、開閉に支障こそきたしていないものの、レバーハンドルの固定が長くもたず、最近ではすぐにグラつくようになっていました。
「使えるからいいや~」と思いつつ、チョット待て、今、住宅の省エネで補助金が貰えるチャンスと思い直し、開口部の断熱改修工事として、内窓の設置と共に玄関ドアの取替工事を行ない、工事着手したことがわかる写真をゲットして、こどもエコの補助金が枯渇する前に、予約申請を行なう事にしました。

善は急げ という訳で、出来るだけ速やかに発注をかけて、可能な限り早く製品を入手し、直ちに工事を行ない、即、予約申請を というタイトなスケジュールで予断を許さない工程です。製品としては施工性を重視して、ノータイムでカバー工法のリシェントをお勧めし、甘受して頂けました。現状の玄関は片袖飾りランマ付のドアで、採光となるガラスの面積が大きく日中の玄関内部は比較的に明るかったそうです。
住まい始めた当初は、家族全員が若く躰への不安も一切なかったことから、片開きドアに何の不満も感じませんでした。
しかし、四捨五入すればもう三十年、弊社社員も五十路手前、当然ご両親も相応の齢を重ねられ、高齢となられていました。先々の車椅子対応等も視野に入れ、今回は親子ドアを選択されました。
また、ランマ無しにして軒天までドアがズドンッの方が解放感が得られるのでランマは無くし、採光面積が減った分の玄関内の照度は、照明器具で補うことになりました。

デザインは、本体に2本・子扉に1本の採光部が扉の足元から天辺まで貫きシュッとした感じ これを身も心も引き締まるクリエダーク色が更に引き立たせています。
文字通り生まれ変わった玄関は、昨日迄のそれとは異なり、何となくよそのお宅にお邪魔していている様な感すら覚えてしまいました。
工事前に施工性が抜群で一日で終わると聞いてはいましたが、出社する前と帰宅した後では別世界の玄関となっていました。

今回、補助金に後押しされて思い立たなければ変わることが無かったであろう玄関。良い機会に勧めて貰えて本当に良かった、と、家族みんなで満足して頂けました。
いえいえ、喜ぶのは未だ少し早過ぎでしょう。九月の内窓設置工事後は、断熱効果を肌で実感し、さらなる感動が押し寄せるでしょう。
その詳細はまた九月に御案内します。

♪閉まる~ シャッター 至極の瞬間  我が家を狙う黒い影 世帯の平和を守る為

これからいよいよシーズン真っ只中となる台風! 今回は、台風対策を検討されているお客様からの 御相談について御紹介します。

こちらのお宅では二年ほど前に、ロンカラーガラスドア・浴室引違戸(簡易カバー工法)・土間シャッター・リフォームシャッター・リフォーム雨戸(雨戸一筋)など、様々な工事を御用命して頂きました。
今回は台風シーズン到来に伴い、 ”台風の風が怖いので、シャッターか雨戸を付けられないか?”というご相談を受けて、お宅を訪ねて詳しくお話を伺いました。

先ずは、台風対策を施されたいという対象の窓を見せて頂きました。
対象となる窓は作りつけの出窓で、格子と庇が付けられていました。この時点で雨戸という選択肢はメニューから外され、既設サッシとにらめっこをしながら、どうにか取り付けられないか知恵を巡らせてみました。
そして、木下地を造作することによって、リフォームシャッターの「ボックス下げ納まり」であれば取付可能であるという結論に達しました。
提案内容としては、既設の縦面格子を撤去し、電動の利便性よりも、敢えて耐風という点に重きを置いて、手動・安心の耐風圧1,600Paの耐風タイプ(ボックス・スラット共にアルミ製)を御提案し、この内容で工事を行なわせて頂く運びとなりました。

好天の時には、換気・採光に大活躍の開口部で
すが、悪天候の際には最大のウィークポイントとなってしまいます。飛散物が当たって硝子が割れるとケガの原因や避難の妨げになります。
また、硝子が割れた開口部から、強風が一気に流れ込み室内が正圧になると、屋根が吹き上がる恐れも生じます。
物事全て一長一短なのですから、弱点はカバーすれば、No problem at all. シャッターや雨戸を設置して、飛散物から開口部を守ってあげましょう。
既設のサッシに劣化等の問題が無い場合には、サッシや外壁もそのままで、外壁の上から簡単に取付できるリフォームシャッター・雨戸はお勧めです。短工期であっという間に防犯性・耐風性を向上させる事が出来ます。
今回設置したリフォームシャッターは、取付部材の見直しが行われ、外観がスッキリしたのに加えて施工時間の大幅な短縮となっています。
工事は無事終了し、お客様もこれで一安心。この他に新規網戸と縦面格子の設置を済ませて、今回の工事は終了です。大変お世話になりましした。またの御用命をお待ちしております。

Bath is ブラインド

”浴室内に付けているサッシの調子が悪いから見に来て欲しい”
とのお電話を頂き、訪問日時を調整した後、お宅にお邪魔して詳しくお話を伺ってみました。
今回のように ”調子が悪い”、”ほんなこつなか” (訳:本来とは異なる、for exa.動きがほんなこつなか=本来の動きではない)などのお問合せの際には、お客様が想定されている本来の動きを明確に理解する事が、最重要課題です。古い・使い方に問題がある・工事業者の施工に問題がある といった点はその後に続く話です。
そこで、先ずはお客様の御要望を正確に把握する事に注力しました。

今回の話題の的であるサッシと対面すべく、浴室へと向かいました。
既設のサッシは、下段にブラインド複層ガラスを用いたFIX窓、上段は換気用としてルーバー窓となっていました。長きにわたって使い続けてこられているだけに、ルーバー窓の開閉操作も手慣れたもので、愛着を感じられているご様子でした。
”諸行無常の響きあり” 残念ながら年数を経てしまい、全く操作出来ない訳ではないのですが開閉操作のためのギア部分が壊れていて操作し辛くなっていました。お客様の愛着心を考慮して、リペアパーツを探したのですが、生憎見つかりませんでした。
そこで、お客様に現状を伝え、既設のフレームの一部を切り落として、窓を取替える事になりました。

既設サッシは上下異なる段窓型の一体サッシでしたが、今回は換気量を多くとれる単体引違とし、既設と同様の断熱・遮熱・遮蔽効果を兼ね備えたブラインドイン複層ガラスを採用しました。
出窓のフレームの一部を切り落としての窓取替工事は初めての試みでしたが、予め十分な現調を行ない、時間をかけて作業手順を検討して臨んだ工事は、予期せぬトラブルが生じる事もなく終了しました。
片付けを済ませると、最後にお客様に製品の使い方やお手入れの仕方などを説明します。いつもであればこの時、お客様の御様子を伺いながら、満足して頂けているか気にするところですが、本日はさにあらず 無事に工事を終える事が出来た感慨から周りが見えなくなっていました。
恐るべし、ブラインドの遮蔽効果!

何を食べるか迷ったら 食べログ   建築で重要なのは タチロク

今回は開閉に支障をきたしている勝手口ドアに ついて、お問合せを受けた件をご紹介します。

こちらのお宅は、建てられてから相当の月日を経ているのは誰が見ても明らかで、アルミそのものが経年劣化しており、家屋は傾き、建ち・陸に狂いが生じていて、ドアの開閉すら困難な状況となっていました。
今回は流石に、部品交換に留める等という都合の良い選択肢は、地球上のどこを探しても見当たらず、瀕死の重傷を負っている老体に、直ちに休息を与えてあげねば...という思いがこみ上げてきました。
”今までご苦労様でした”  という労いの言葉の後、早速お客様に現在の状況を詳しく説明して今回は製品丸ごと交換以外に方法は無い旨を、時間をかけてゆっくりと説明しました。

丁寧な説明により製品丸ごと取替の提案を甘受して頂けた後は、早速お勧めする製品の選定作業です。
お客様は手先が器用と見えて、取替前には換気目的に、お手製の網戸が設置されていました。
50~60年前の新築時にはなかったのでしょうが今回は別付けの網戸ではなく、ドア本体を上下にスライドさせて採風する採風勝手口ドアFSをお勧めして、ご採用頂きました。
網が付いて上下にスライドする部分には格子のの有無があり、格子付きには五つのバリエーションが設けられていて、今回は奇をてらうことなく、シンプルな横格子を選択されました。
色も落ち着きのあるオータムブラウンに決まると直ちに発注をかけて、後は製品が到着するのを首を長くして待つのみです。

待ちに待った製品が入荷するといよいよ工事に取り掛かります。
先ずは下枠部分をハツリ飛ばして既設のサッシを外します。この時大量の粉塵が舞うので、養生をしっかりと済ませ、マスクと保護メガネを装着し、枠の撤去作業を開始します。
抗う枠をねじ伏せてようやく取り外すと、次に建ち・陸を出し直すために木下地を組みます。
予定の開口寸法である事を確認したら、ついに新設サッシ枠の取付です。この際クリアランスの範囲内で、再度建ち・陸を確認して枠を取付けます。
枠の設置後は建ち調整の為に生じた縦の隙間を焼杉板を張って整えます。下枠撤去時にハツリ飛ばした部分も、モルタルで綺麗に補修をかけます。
本体を吊り込み、シリンダー・ドアクローザーなどの動きを見ながら調整を施し、全ての動作チェックを終えると、綺麗にお片付け。
再度、全ての動作確認を済ませると、お客様に一声かけて、一通り製品の説明を済ませ、工事内容を確認して頂き、鍵をお渡しして引渡しとなります。
この時、お疲れ様とかけて頂く言葉で、一日の疲れが吹っ飛び、明日の活力が溢れてきます。