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お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン26

9月29日(火)
玄関ポーチ隣接設置する花壇用の化粧ブロック積みは、目地と天端の仕上げを残して終了しました。
その後は、アプローチから花壇前を通ってガレージへと向かう通路まで、広範囲で下地調整を行っていきます。写真で見てとれるように、アプローチ・通路・車乗入れゾーンを仕切るようにして鉄筋を打込み、仕上げレベルをマークして、確認しながら作業を進めていきます。
大きな変化が見えにくい気の遠くなるような作業で、短気が自慢の私では務まらないお仕事です。

テラス・デッキエリア隣接の砂利敷きゾーンでは、洗い場設置工事の最終工程=仕上げ塗りが行われました。
写真でもお判り頂けると思いますが、頬ずりしたくなるほど綺麗に仕上げて頂きました。
洗い場中央には丸い桝が見えていて、境界ブロック上には、持ち主の見事なゴールをアシストしたコテが仲良くたわむれていて、その隣には洗い場の完成を待ち焦がれる桝の蓋がいます。

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン25

9月28日(月)
今日は、左官さんとゆっくりと時間をかけて、敷地全体のレベルを確認して回りました。着工当初に一度レベルを出して貰ったのですが、その後境界二面のブロックが一段増積みになり、勾配をとるのが難しかった住居東面にも少し余裕が出来ました。
上の写真は明日仕上げ塗りを控えた洗い場ですが、建物近くののブロックに目を向けると、砂利敷き込み前の下地のレベルで増積み後のブロック一段余しといった感じです。

下の写真は、追加工事となった住居北面の物置設置予定位置です。
雨水桝が一箇所物置の下にくるので、ここを起点にして仕上げレベルを出し直しています。
写真を拡大するとわかるのですが、ブロックに墨を二度打ちしています。
また、前回レベルを出した際には未だガレージの基礎工事が始まったばかりだったので、前面道路側は境界ブロックでしか確認できませんでしたがガレージの基礎でも確認出来るようになったので、住居の勝手口とガレージ・カーポートをつなぐ通路部分の水の逃がし方も検討し易くなりました。
画的に大きな変化はありませんが、現場としては価値ある大きな一歩です。

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン24

9月25日(金)
今日は玄関ポーチに隣接設置する花壇用の化粧ブロック積み工事です。
こちらもキチンと遣り方をして、位置・レベルを確認してから工事スタートです。
使用している化粧ブロックについては、独立門柱隣接設置する植栽用のピンコロ三丁掛けと見切りとして使用するレンガ及びアプローチに使う乱形石や洗出し用化粧砂利と共に、着工後現場にサンプルを持ち込んで貰い、建物の色と合わせながら選んでいただきました。
日の当たり具合によっても見た目が異なってくるので、やはり現地で決めるのが間違いありません。

テラス・デッキエリア隣接の砂利敷きゾーンでは、前日に続いて洗い場設置工事が行われました。
実をいうと隣地境界ブロック一段増積みとなったのはこの洗い場がキッカケでした。
写真の洗い場左手に排水配管が見えますが、接続する桝は既に設置済みで、何とかギリギリの勾配でつなぎ込んでいて、これ以上は下げることが出来ません。
洗い場は当然この配管より上に設けるので、既設ブロックのままであれば洗い場の立上りの方が高くなる為、立上りを四方設けることになり外観を損ねる、というのが一つの要因でした。

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン23

9月24日(木)
昨日は現場に伺うことが出来ずに、翌日の休工日に施工状況の確認に向かいました。
住居の勝手口とガレージ・カーポートをつなぐ屋根工事は、障害物競争だったにも関わらず無事終わっていて、雨樋まで掛かっていました。
見た目がスッキリするようにと、奥の雨樋は下まで立ち下げずにがの樋に落としてあり、まさにグッジョブです。
そしてこのエリアですが、写真からもお判り頂けると思うのですが、だいぶ完成後を想像出来るようになってきました。
この頃は、私の白髪がこれ以上増える前に完成を迎えたいと切に願っていました。

テラス・デッキエリアでは昨日、一段目のステップ打コンでした。
ステップの奥には植栽帯のくり抜きの型枠が見えています。
このエリアは段々になっていて、デッキは掃出サッシの高さに合わせてG.L.+550mmで設定しました。
コンクリートのステップ一段目で+110mm、二段目で+230mm、デッキのステップで+400mmと上がっていきます。
三段目の蹴上げが+170mmと少々高目ですが、デッキの施工には170mm以上必要な為、やむを得ませんでした。
また、コンクリートの仕上げは、二段目は主としてデッキのベースとなる為に金鏝仕上げとしていますが、一段目はステップなので刷毛引き仕上げとしています。

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン22

9月22日(火)
週明けの工事は、住居の勝手口とガレージ・カーポートをつなぐ屋根工事です。
これまで住まわれていた住居は一階がガレージだったので、雨に濡れることなく住居へとつながっていました。
今回のプランで一番頭を痛めたのがこの屋根工事です。
本来はテラス同様躯体付けではなく独立させたかったのですが、雨水・汚水配管工事が施工済みで、配管と柱の
位置がバッティングしない独立の製品が存在しませんでした。
独立を諦めて躯体付けの製品を選択したのですが、雨樋やベントキャップに平屋部分の屋根など、嫌がらせの如く障害物で一杯でした。
それでも、泣き言を発することなく黙々と障害物をくぐり抜けてしまう職人さんはスゴいとしか表現出来ません。

テラス・デッキエリア隣接の砂利敷きゾーンでは、水栓柱移設に伴う給排水配管工事です。
テラス・デッキエリアの位置や寸法は図面に記載していたのですが、建築工事でデッキ近くに先行設置した水栓柱の位置を変更したいという御意向より、デッキから少し離れたブロック側に移設することになりました。
また、長靴など少し大きな物を洗えるように洗い場を設けてほしいと伺い、左官さんに洗い場を設けて貰うことになりました。
本当に現場って生き物で、完成に近づくとよりイメージが具体化していき、
”あーしたい、こー出来ないか?”
といった生の声を多数頂戴します。
全てを御要望通りにという訳にはいきませんが、工事に支障が無いよう配慮しながら、お施主様と共にどうするかの答えが出せるように微力ながら努めています。