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お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン46

10月27日(火)
PartⅠからPartⅡへとタスキがつながれた車乗入れゾーンでは、お昼寝中のPartⅠを隣にして、最後のコンクリート打設に向けてせっせと準備が進められています。
俊足のトップバッター:キャップをまとった鉄筋を筆頭に、”山椒は小粒でもぴりりと辛い”二番:サイコロブロック大振りせずに小技でつなぐ三番:エキスパンションジョイント、重役出勤の四番:コンクリートを後押しするのは、堅守が売りの色とりどりのカラーコーン、強靭なワイヤーメッシュ、チーム一の力持ち:留め枠、と惜しみなくベストメンバーを投入して、ラストステージに挑みます。

待ち遠しかった完成も、もう間近です。どうか最後までお付き合い下さい。

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン45

10月26日(月)
車乗入れゾーンでは先週末の準備期間を経て、朝一からコンクリート打設が始まっています。
今日の打設ではクレーンを使っています。
打設面積が広く・障害物がないのもありますが、これだけの面積を一輪車でやるとなると相当な労力が必要で、この現場の工期や次に控えている現場との兼ね合いもあっての選択です。いわゆる費用対効果ってやつでしょうか?

↑ 遊泳禁止

下の写真でも見てとれますが、この大地にコンクリートを広げていくだけでも至難の業で、さらにその後何度も均しながら、闘魂注入を繰り返し続けなければなりません。
根気の要る仕事ですよね。
画像左手では、独立門柱と畑ゾーンの枕木が、新入りメンバーを温かく見守っています。
そして画像右手では、千秋楽に向けて、今後打設準備を目前に控えた車乗入れゾーンPartⅡが、息を潜めてその瞬間を待ち焦がれています。
あせがんらんで ま ちっと 待っとかんね!

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン44

10月22日(木)
昨日洗い出されて”鮮烈なピンク”の興奮冷めやらぬ表情を露呈した化粧砂利は、一転して水分が抜け、落ち着いた表情を取り戻しつつあります。
見てお判りのように、水分を含んだ時と抜けた時とで表情を変える二面性は、血液型で云うところのAB型でしょうか?
昨日のような、眼に飛び込んでくるピンクもたまには良いのですが、いつもだと何となく疲れてしまって、今朝のように淡い・はかない感じの方が、優しく落ち着く気がするのは私だけでしょうか?

ガレージ隣のカーポートではコンクリート打設の準備が整い、一輪車によってコンクリートが運ばれていきます。
レベル確認用の鉄筋がお供のキャップを従え、各所に潜んでいます。
サイコロは一輪車の移動を妨げるので、コンクリートを広げる直前に敷き込むエリアを拡げていくます。
トンボはコンクリートのエリアがもう少し広がる迄、舞台袖で出番待ちです。

打設が終わり、左官さんの愛情詰まったのコテで、しこたま”ウリウリ”されたコンクリートは、カラーコーンに見守られながら、軽い眠気を覚えしばしの休息につきます。
これから長い間、お施主様の足となる愛車を支えるコンクリート、一週間ほどゆっくりとお休みなさい。
Good Night!

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン43

10月21日(水)
”ナニィ?俺を差し置いて乱形石が主役だってっ~!”と言わんばかりにアプローチに参上したのは、最強タッグの一翼を担う”化粧砂利”です。
十日前に打ったベースの上に、食べきれないくらい大量の、そして大粒のキャビアならぬ化粧砂利がミキサーから放たれ、一輪車を降りてコテで広げられ・均され・なでられていきます。
施工開始の朝の時点では疑念の余地なくグロい画像です。

”アラッ不思議!”と何処かの通販ではないですが、どうしたのというくらい夕方の光景は激変しています。
水を含んでいる時と抜けた時とで、雰囲気が変わるのですが、今は未だ洗い出しから間もないのでウェッティーな濃い色合いが映えます。
先ほどまで覆い隠していたベールを払い去り、その麗しい容姿を惜しみなく披露しています。
想像を超えるほど大量の水を使って洗い出すので、周囲をマスカーで養生しています。

化粧砂利がサナギから蝶へと羽化している最中も、現場は進撃を続けています。
ガレージ隣のカーポートでは、次のコンクリート打設に備えて、ワイヤーメッシュが敷き込まれています。
いやぁー、どうしても真ん中の写真に、釘付けになっちゃいます。

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン42

10月20日(火)
通路では、レミコン車で颯爽とリングに入場した生コンが、左官さんをロープに詰め寄り闘いを挑んでいます。
上の写真は暴れ狂う生コンを冷静に、そしてあざ笑うかのように見つめながら、一つ軽いステップを踏んでいなしている、そんなハリウッド全盛期のミュージカル映画の1シーンのようなベストショットです。
この日は一目でわかるように、一輪車を使っての打コンで、手前に見えるのは乗り入れの際に用いた道板です。
イヤァ~ それにしても Good Job!

コンクリートは、レミコン車から吐出されると、間配りされながら場所に応じて様々な道具で広げ・均されていきます。
一枚目のゴンドハンドが手にしている”とんぼ”もその一つです。
打設日は引き揚げるまでの間、何度も愛情を注ぎ続けるのですが、その合間を縫って大事な道具を綺麗に洗い、手入れをしています。
写真下にはホースが写っていますが、闘い終えた道具たちの労をねぎらいながら、手入れに余念のない左官さんの一コマです。
良い職人さんは道具を大切にします。