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飾りじゃないのよ柱はha-han 穴掘るだけならいいけどto-ho 斫りが要るのヨ土間コンki-tu

今回は、昨年の冬に作業場新設工事でお世話 になったお客様から、次のお声掛けをして頂い た際のお話です。

こちらは、昨年新たに仕事を始めるので作業場を欲しておられたお客様のお宅です。今回はカーポートを御所望ということで、訪問日時を調整の上、お邪魔して詳しくお話を伺いました。
先ずは敷地に入ってグルッと見渡すと、あちらこちらに普通車や軽トラック、農作業車等が多数置かれていました。敷地内には大きな納屋が二つあって、所定の場所は決められていなかった様です。
今回対象となる車輛は、農作業車が家主として定住が決まっているものの、もう一台の相席する車輛はフリーといったご様子でした。

カーポートそのものへのご要望については、台風が来ても慌てなくて済む様にと、ご近所にも設置されている折版タイプを希望されていました。現物を見られた上での御希望なので、折版タイプで決め打ちとなります。
サイズ的には二台用の中で、カーポート設置位置及び母屋と納屋との位置関係、駐車する頻度が高そうな車輛のサイズから55-55型となりました。
農作業車輛はたっぱがあり、流石に標準柱という訳にはいかず200mmだけノッポのロング柱25としました。
母屋・納屋共に重厚感のある色合いの為、重過ぎにならない様にシャイングレーでちょっぴりアーバン且つ先進的に。

グズグズの梅雨も明け、製品も入荷し
いよいよ工事スタートです。
今回の折版タイプは弊社イチ押しの製品でエクステリアの達人にとって造作もない事ですが、さにあらずと立ちはだかる敵は、真夏の斫り作業でした。
容赦なく体力と水分、挙句の果てには精神力まで奪ってしまい、作業が終わる頃には廃人と化してしまいます。
達人の日頃の行いが良いのか、今回四本柱のうち斫りは一本のみで、多少メンタルを削られたものの、無事工事を完了出来ました。この工事は風にも影響を受け易く、天候に恵まれたのは幸いでした。この後、知人の方に土間コン仕上げを頼まれているそうです。
完工が待ち遠し気なお客様でした。

車も色々あるように カーポートも多種多様

エクステリア工事の中でもカーポート設置のご依頼は結構多く”雨に濡れずに乗り降りしたい”とか、”大切な愛車だから長く乗り続けたい”など様々な思いが込められています。
お話をお伺いする前に、既に製品やプランを絞り込まれている方もいらっしゃれば、全くわからないので、とお勧めの提案を御所望される方などこちらも多様です。
弊社から御提案させて頂く場合、折版タイプをお勧めしています。耐風圧強度が高いので、台風シーズンでも慌てることなく枕を高くして眠ることが出来ます。
自分で選びたいから、とカタログをお渡しする事もありますが、その際にお客様の目を引く製品が、カーポートSCやアーキフランなどの ”シュッ”としたデザインの製品です。

カーポートSCの場合、目障りな物を全て視界から排除し、建物のファザードを損なうことの無いすっきりとしたデザインで、観た者を一瞬にして虜にします。
アーキフランもその名の示す通り開放的で、前方に柱が無いことから車を回し易く、乗り降りもストレスフリーな事が一目瞭然で、観た人の心を鷲掴みにして放しません。

但し、お値段も相応に御立派で一部のプランの基礎は、1,000W×2,000D程の大きさとなり、写真を見てお分りの通り、ほぼほぼベッド並のサイズで、無筋の状態であれば体格にもよりますが、2~3人位は入れそうです。

御紹介したように御要望も多いカーポート、現在弊社の位置するエリアを担当しているLIXIL福岡南営業所ではキャンペーンを催しておりますので、宜しければチラシを御覧下さい。

ご検討の際には、弊社まで御連絡下さい。
社員一同心よりお待ちしております。

研削に使うのはヤスリ、久留米市で有名なのが絣、 痛いとき飲むのは薬、では、転ばないよう付けるのは?

今回は、サッシ取替工事でお世話になっている お宅での手すり設置工事のご紹介です。

こちらのお宅では、四ヶ所のマドをシャッターサッシに取替える工事をさせて頂いておりました。
その際に年配のご夫婦の御施主様から ”最近上り下りがキツくなってきた!” というお話を伺いました。
身近に高齢の方がいらっしゃればお分かりになると思いますが、齢を経るにつれて少しずつ腰が曲がり、前傾気味になって姿勢がとても不安定に見えます。外出時の歩行補助には、手押し車や杖が必須アイテムとなり、次第に外出を控えるようになってしまい、体力低下に拍車がかかるという悪循環に陥っていきます。
小さな段差でもバランスを崩し易くなり、段差の大きい昇降の際には、かなりの時間と体力を費やさなければなりません。
時期が異なるだけで、遅かれ早かれ誰もが避けて通れない未来です。

詳しくお話を伺ってみると、現状の動線で支障をきたしているのは、昔ながらの内土間式の玄関における昇降でした。
今現在、昇降出来なくなられている訳ではないのですが、動作時にわずらわしさを感じていらっしゃる様で、経年と共に必然、その危険性も増していくので、安全を差し置いて優先すべきものは無しということで、昇降動作の補助を目的として、手すりを設置しました。
設置個所は柱で、露出で這わせてある電気配線やコンセントに少し場所を譲って貰い、長さ600mmのⅠ型手すりを縦方向にガッチリ取り付けました。

一言に手すりと云ってもなかなかに奥が深くて、縦のⅠ型・縦横L字型・水平や斜め方向に連続したものなど設置の仕方も様々で、揺れる乗り物内での姿勢保持やつたい歩きの際の歩行補助出入口で扉を開く⇒方向転換⇒歩行の一連の動作補助、トイレ内で便器への着座と立上りの際に姿勢を安定させるなど、目的に応じて設置の仕方が異なります。
設置する高さも、体の大きさや高齢者対応か等により目安とされる(手首・付け根の)高さがあり、さらには階段のように、前のめりになって転倒・転落しないよう少し高めになど様々な要因を考慮した上で決定します。
階段に設置する場合幅に余裕があれば両側に、狭い場合は降りる際に利き手となる側に取り付けます。
形状も横長で手のひらや腕全体で支えられるタイプ(半面握り辛い)、丸い形状で握力に自信の無い方には不向きですが、指がしっかりと回り込んで、安心のグリップ感が得られるタイプがあり、今回は縦方向に用いるので後者を選択しました。
また、手すり端部が飛び出していると衣服や物が引っ掛かるので、壁側や床側に曲がったものが好まれます。
様々な要因を考慮の上設置した手すりに、お施主様には大変満足して頂き、無い知恵を絞った甲斐がありました。

最終回はFenceだけに柵っと行こうか! ブロック積んで ガレージ建てて フェンスで囲う tetra(てとら)

ブロック積みから始まった工事もいよいよゴールが近づいてきました。
今回の締めはフェンスです。これまた奥が深く、素材も従来の木・アルミ(形材・鋳物)・スチールに加えて、最近は樹脂製のフェンスをよく見かける様になりました。様々なニーズに合わせて、どのメーカーも多彩なラインナップを取り揃え、お客様の心を惑わせます。
そもそもフェンスはプライベート空間をゾーニングするという、外構工事上の重要アイテムです。
プライバシーやセキュリティーといった遮蔽・閉塞⇔採光や通風といった解放という、相矛盾した二つの物を同時に手にしようとする訳ですから、とても贅沢なアイテムです。
ちなみに今回のタイトル tetora(テトラ)は、昔給食でお世話になったテトラパックや消波ブロックのテトラポッドなどがあります。まだまだ、この後にペンタゴンやオクターブなどが控えていたのですが、それはまたの機会に。
では、気を取り直して工事に戻りましょう。

施工面でも柱を一定間隔で建てる間仕切タイプと、所定の範囲内であれば柱を建て込む位置を動かせるフリーポールタイプと、製品によってですが施工法も選択できます。
今回お客様のハートを見事に射止めたのは樹脂素材で間仕切タイプのメッシュフェンスです。
ブロック積みの段階で、柱を建て込む位置を指示しておき、モルタル充填せずに左官さんから”エクステリア製品工事の達人”へとタスキが手渡されます。

ガレージ本体組立て後、左官さんと席替えして境界ブロックに柱を建て込んでいきます。その際にも、建込み位置に間違いが無いか、達人は確認作業を怠りません。確認せずに作業を進めて間違えてしまえば、その人も同罪ですから。

位置を確認したらブロック天端のレベルも確認します。陸が出ていればCB天から高さをとればよいのですが、机上で線を引くのと異なり多少の不陸は生じてしまいます。そこで、各位置のレベルをチェックして柱を埋け込み養生期間、フェンス本体建て込みは日を改めての作業となります。
間仕切タイプなので本体建て込みは比較的容易で、端部の切詰めに手間取る位でしょうか。

実をいうと今までにご紹介した以外に、洗い場の造作依頼も受けていました。

境界ブロック施工後、ガレージ基礎工事や砕石敷均しと並行して、造作していきます。

ガレージ打Conに合わせてコンクリートを打設し養生期間を経て、洗い場の出来上がりです。
工事案内は四回でアッという間に終わりましたが実際にはお客様との打合せに始まり、職人さんとの現地調査、見積、製品手配、工程及び工事管理施工内容確認の後 お客様にチェックして頂き、ようやく引渡し と担当者の奮闘は続きました。
それでも最後に”良かった~”というお客様の有難いお言葉を頂戴すると、”よしっ また頑張ろう”という気概がみなぎってきます。お疲れ様です。
それではまた、別の工事でお目にかかれる日まで

敷地の中心で 車庫を建てる bi(バイ) ブロック積んで ガレージ建てて フェンスで囲う tri(トリ)

ガレージが座ったことで何となくビシッと締まった風景に様変わりした敷地、先ずはコンクリート打設準備に入ります。と言うもののガレージ製品入荷迄の間に仕込みは済ませてあったので、再度締固めを行ないワイヤーメッシュを敷設します。
サイコロ(スペーサー)は足元の危険につながるので、打つ直前に敷き込みます。
ちなみに今回のタイトル tri(トリ)はよく耳にする接頭語で、トリプル・トライアスロン・トリケラトプスといくらでも出ます。サブタイトルbi(バイ)も bicycle・bilingual などありますネ!
おっと、今回は寄り道しない良い子でした。

待ちに待ったコンクリート打設です。打設場所へのコンクリート搬入方法は、打設場所周囲の状況や規模・工期などによって決定されます。
今回は一輪車で運搬・ひっくり返して拡げながら均していく の繰り返しで、最低二人での共同作業となり、これまた規模や工期・そして何と言っても季節によって左右されます。真夏のコンクリートは容赦なく乾いていきます。作業の進捗状況に合わせて手加減などしてくれません。打Con日にはコンクリートが現場を支配すると云っても過言ではありません。

ガレージの場合、屋根・壁で覆われているので内部の勾配は緩めにとります。逆に一歩外に出た進入口は雨ざらしとなるので、勾配を少しきつくします。勾配だけでなく雨水の侵入防止の為、シャッターの座板の奥または手前で段差を付けます。この段差部分はタイヤの格好の餌食となるので、欠けたりするのを防ぐ為にLアングルを入れたりもします。今回は段差を10mm程度に抑えて大き目に面を取り段差部分を保護しています。
ガレージ内外の打Conは段差部分の精度を保つ為、二回に分けて打ちました。二度打ちすると打継部に開きが生じるケースが多いので、少しでも一体化に近付く様に、内部先行打設の際に差し筋を施しておきました。これで完全に一体化するという訳ではないのですが、開き方が緩和され、大き目に面取りして見た目も緩和されます。

二度の打つConと養生期間を経て、エクステリア製品の達人に再びタスキが手渡されました。組立の際はバタバタなので、打ち忘れや締め忘れ・汚れの付着やあってはならないキズなど無いか、目を皿のようにしてチェックしていきます。
オプションの引違いサッシと片引戸の調整を行ないます。そして、主役のシャッターの調整です。
コンクリート仕上げ面にシャッターの座板が合う様に調整を済ませると、マダム達人の出番です。
達人の唯一の弱点は、アナログから抜け出せない為か、リモコンの設定などはマダム達人の神の手に委ねられます。今回も電動シャッター設置を希望されたので、さっそうと現れ設定を瞬殺で済ませてしまい、ドヤ顔で颯爽と立ち去りました。

一通りの作業を終えると、もう一回確認作業を行ないます。連日、工事予定でカレンダーに空きが無い達人、不具合でお客様にご迷惑をお掛けしない様に、最後まで手を抜く事のない工事でした。
さて、次は何の工事案内となるか、お楽しみに!