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お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン24

9月25日(金)
今日は玄関ポーチに隣接設置する花壇用の化粧ブロック積み工事です。
こちらもキチンと遣り方をして、位置・レベルを確認してから工事スタートです。
使用している化粧ブロックについては、独立門柱隣接設置する植栽用のピンコロ三丁掛けと見切りとして使用するレンガ及びアプローチに使う乱形石や洗出し用化粧砂利と共に、着工後現場にサンプルを持ち込んで貰い、建物の色と合わせながら選んでいただきました。
日の当たり具合によっても見た目が異なってくるので、やはり現地で決めるのが間違いありません。

テラス・デッキエリア隣接の砂利敷きゾーンでは、前日に続いて洗い場設置工事が行われました。
実をいうと隣地境界ブロック一段増積みとなったのはこの洗い場がキッカケでした。
写真の洗い場左手に排水配管が見えますが、接続する桝は既に設置済みで、何とかギリギリの勾配でつなぎ込んでいて、これ以上は下げることが出来ません。
洗い場は当然この配管より上に設けるので、既設ブロックのままであれば洗い場の立上りの方が高くなる為、立上りを四方設けることになり外観を損ねる、というのが一つの要因でした。

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン23

9月24日(木)
昨日は現場に伺うことが出来ずに、翌日の休工日に施工状況の確認に向かいました。
住居の勝手口とガレージ・カーポートをつなぐ屋根工事は、障害物競争だったにも関わらず無事終わっていて、雨樋まで掛かっていました。
見た目がスッキリするようにと、奥の雨樋は下まで立ち下げずにがの樋に落としてあり、まさにグッジョブです。
そしてこのエリアですが、写真からもお判り頂けると思うのですが、だいぶ完成後を想像出来るようになってきました。
この頃は、私の白髪がこれ以上増える前に完成を迎えたいと切に願っていました。

テラス・デッキエリアでは昨日、一段目のステップ打コンでした。
ステップの奥には植栽帯のくり抜きの型枠が見えています。
このエリアは段々になっていて、デッキは掃出サッシの高さに合わせてG.L.+550mmで設定しました。
コンクリートのステップ一段目で+110mm、二段目で+230mm、デッキのステップで+400mmと上がっていきます。
三段目の蹴上げが+170mmと少々高目ですが、デッキの施工には170mm以上必要な為、やむを得ませんでした。
また、コンクリートの仕上げは、二段目は主としてデッキのベースとなる為に金鏝仕上げとしていますが、一段目はステップなので刷毛引き仕上げとしています。

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン22

9月22日(火)
週明けの工事は、住居の勝手口とガレージ・カーポートをつなぐ屋根工事です。
これまで住まわれていた住居は一階がガレージだったので、雨に濡れることなく住居へとつながっていました。
今回のプランで一番頭を痛めたのがこの屋根工事です。
本来はテラス同様躯体付けではなく独立させたかったのですが、雨水・汚水配管工事が施工済みで、配管と柱の
位置がバッティングしない独立の製品が存在しませんでした。
独立を諦めて躯体付けの製品を選択したのですが、雨樋やベントキャップに平屋部分の屋根など、嫌がらせの如く障害物で一杯でした。
それでも、泣き言を発することなく黙々と障害物をくぐり抜けてしまう職人さんはスゴいとしか表現出来ません。

テラス・デッキエリア隣接の砂利敷きゾーンでは、水栓柱移設に伴う給排水配管工事です。
テラス・デッキエリアの位置や寸法は図面に記載していたのですが、建築工事でデッキ近くに先行設置した水栓柱の位置を変更したいという御意向より、デッキから少し離れたブロック側に移設することになりました。
また、長靴など少し大きな物を洗えるように洗い場を設けてほしいと伺い、左官さんに洗い場を設けて貰うことになりました。
本当に現場って生き物で、完成に近づくとよりイメージが具体化していき、
”あーしたい、こー出来ないか?”
といった生の声を多数頂戴します。
全てを御要望通りにという訳にはいきませんが、工事に支障が無いよう配慮しながら、お施主様と共にどうするかの答えが出せるように微力ながら努めています。

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン21

9月18(金)~19(土)
今週はテラス・デッキエリアとガレージのコンクリート打設が重なり、週末は養生の為休工としました。
他に進めることの出来る工事はあるのですが、職人さんにも事情があって、この現場にだけ入り続けて貰う訳にもいきません。
例えば、以前施工した現場で追加工事が出た場合には、自分の手掛けた現場を他人に任せる訳にはいきません。またこの現場でもそうだったように、仲間の現場の打コンの際には応援に向かわなければなりません。
裏を返せば、呼ばれないような職人さんは、それなりのウデ・人柄ということです。

上の写真は打コン翌日の脱枠前のものです。
天候が思わしくなかったので、未だ水がぬけていないのが判ります。
下の写真は二日後で幾分水が抜けています。
型枠を外して貰い道路に向けて砕石を敷き込んで貰っています。
本来はガレージから道路に向けてコンクリートを打ちたかったのですが、道路で側溝工事が予定されていて、側溝が出来てからそのレベルに合わせて仕上げた方が綺麗になるということで、前面道路側はガレージのラインでコンクリートを止めて砕石敷きにとどめておき、コンクリート仕上げはⅡ期工事としました。

お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン20

9月17日(木)
ガレージでは、お施主様が心待ちにされていた土間コンクリートの打設です。
ガレージ本体には生コンで汚れないように、マスカー(塗装工事の際によく目にするマスキングテープとポリシートを一体化させた物)で養生してあります。
写真が少し青みがかっているのにお気づきでしょうか?
この日は午後から天気が崩れる予報が出ていた為、雨の振り込みを抑えようとシャッター面をブルーシートで覆っています。

テラス・デッキエリアは一昨日のコンクリート打設後、型枠を外して養生中です。
写真からも未だ水分が抜けていないのがお判り頂けるでしょう。トラックのドア越しでは、左官さんが玄関ポーチに隣接して設置する花壇(化粧ブロック二段積み)の段取を始めています。
図面から地墨を出して、お施主様に位置と高さを確認して頂き、施工にかかります。
プラン作成の段階に、何度も図面上で確認して頂いているのですが、施工にかかる前には再度現地で最終確認して頂くことが重要だと、工事を重ねる度に痛感します。