今年増築された際にサッシ取付けでお世話になったお宅で、今度は玄関引戸の取替です。
今年の春から夏にかけて増築されたこのお宅に着いては、11月13日の施工事例上で、大小合わせて14のサッシ取付けについてご紹介させて頂きました。
工事前や工事中に打合せなども含めて何度かお宅にお伺いしたのですが、今回取替となる既設玄関引戸については ”この家を建ててから随分長いこと頑張って貰っている” と、設置後の経年を気にされていました。
それならば と 取替のご提案をさせて頂いたのですが、熟慮された後に、増築時のサッシ取付けで交付される窓リノベ補助金を活用して工事されることになりました。
速やかな補助金交付となるよう事前に書類等を整えて、7月中旬の工事終了後、遅滞なく申請手続きを行なったのですが、交付決定通知書が届いたのは10月5日で、補助金は翌11月末の入金となるので、11月に工事を行なうことにしました。
このお宅の様に、交付された補助金を利用して再度工事される方も、珍しくありません。窓リノベ補助金に関していえば、最大限の200万円までは申請可能ですから、おひつが空になるまでおかわりした者勝ちです。
さて、新しい玄関の主は? 勿論リシェント玄関引戸です。壁をイジると工期が長くなり、玄関通行止めの煩わしさが生じてしまいます。ハツリによって生じる粉塵対策として手間ヒマがかかる養生が必要となり、防犯上仮塞ぎも手が抜けません。また、サッシ廻りの補修工事が不可避となるのですが、部分的な補修の場合、既存部分と補修部分とでは外観にいくらかの差異が生じてしまいます。
それに比べてカバー工法のリシェントは、既存の枠の上から新設の枠を被せるので壁をイジりません。ハツらないので養生も最低限で済み、工事を翌日に持ち越さないので仮塞ぎの必要もなくなります。サッシ廻り補修も不要で周囲の外観のミスマッチも生じません。そして、なんてったって 1dayリフォーム 1日で工事が終わるので、通行止めの煩わしさとも1日でサヨナラ出来ます。
サッシの高さは2,200mm超で、既設はランマが付いていましたが、今回はランマをなくして上から下まで障子でズドンッ。大きさは変わっていませんが、障子を上まで通した方がスッキリとして見えます。縦通しのデザインは適度に幅があるので安定感を増してくれます。
防犯面でもン十年前とは比較できない程に科学の進歩は著しく、ガラス破り対策としてつまみを動かしても解錠を阻止するセキュリティサムターン、色付きにして目視で確認し易い施解錠表示、ピッキング対策として2ロック仕様+内部がカギを破られにくい構造のDNシリンダー、こじ破りに強い鎌錠、複製が困難なディンプルキーと、泥棒さんもあきらめるしかなさそうです。
工事は、1dayリフォームの名を汚すことなく無事一日で終了しました。新しく玄関の主となった引戸のデザイン・フォルム・カラーといった外観と様々な進化した機能に、お客様も御満悦の様でした。
ご満足頂けた結果かどうかは不確かですが、二回目のおかわりとして内窓設置のご依頼を賜りました。早目のご決断の賜物で、2023省エネキャンペーンの申請締切り前に滑り込みセーフで補助金活用Againです。
新しいサッシが付いた増築部に目が行きがちですが、古き既設部にもチョッピリ愛情を分けてあげて下さい。