昨年二度の補助金を活用した内窓設置に続き、今回はフェンスの取替です。
こちらのお宅では、昨年6月と12月の二度にわたり合計23ヶ所ものマドに、内窓を設置させて頂きました。それ以外にも、6月の工事では勝手口を真空ガラスに取替え、11月には浴室の床に防滑シートを張り、12月キッチンではビルトインタイプのIHクッキンングヒーターと食器洗い乾燥機も取替させて頂きました。
その工事の際にお客様は、強風時のフェンスについて危惧されていました。今回心配されていたフェンスについてお声掛けして頂いたのは5月初旬で、台風シーズン前に安全安心をご所望なされていました。サッシのみならず、建物の事から外構工事、不動産に至るまで、何でもやります柳川サッシ販売です。💪
既設フェンスは和風竹垣フェンスで、浴室の窓と植栽を囲うような形でL字型の配置となっていました。フェンスは1,800mmと高尺で、GLからフェエンス天端までは2,200mmまで達し、これ程の高さともなれば風の影響も気になってしまいます。
そもそもフェンス設置が、境界を明示したり、敷地外からの侵入防止などの目的であれば、遮蔽度が低い目の粗いデザインも選択出来ます。目が粗ければ風も抜けるので、耐風圧性も低くて済みます。逆に、プライバシーを守るために遮蔽度の高いデザインを選べば、それに応じて受ける風圧は増します。
既設フェンスは、竹は横流しで、竹の両側を尺5寸から2尺程度のピッチで立子で挟み込んでいます。立子はブロックに埋け込んではあるものの、径は見た目にも大きいとは言えません。天端も笠木的な物でつながれていないようなので、強度的に疑問符が付くのも納得がいきます。心配なので今度はアルミでとのご要望です。
当初、浴室マドの遮蔽としては目隠し可動ルーバーも検討されたのですが、ファイナルオーダーはフェンスという事になりました。
取替の提案に当たっては耐風圧性を確保し、安全安心ゲットが命題となります。
新設するフェンスは、4,000+2,000mm L字型の配置となります。柱ピッチは2m以下の場合34m/sですが耐風圧性を重視し、1m以下として42m/sにアップグレードです。本体のデザインは、竹が横流しだったので横型で、スリットではなく遮蔽度の高いルーバータイプの中からYL3型をチョイス。
高さは既設同様1,800mmとなるので、多段柱を使用します。柱の大きさも60mm角と大きくなり、ブロック上への施工が出来なくなり、独立基礎に埋け込みます。
いやいや、未だこれだけでは心配です。そこでL字型のコーナー部分が開くのを防ぐ為に、天端をLアングルでつなぎました。二面に建った二本の柱頭を、Lアングルでつないで三角形を作る事により、コーナーの角度を保持します。三角形は強し。
さらなる安全安心を求めて、端部には筋違いを入れてフェンスをガッチリサポートします。チョット通行の妨げにはなりますが、安全には変えられません。
この高尺目隠しフェンス以外にも、境界明示と防犯を兼ねて高さ1,000mmのアルミ形材フェンスを新設しました。こちらは遮蔽を意図してのものではないので、約60mmピッチの縦格子TR3型をセレクトされました。
工事は5月23・24日に行われ、エクステリア工事なら言わずもがな 🐻クマのプーさん ことエクステリアの達人が両日ともに腕をふるってくれました。
実を云うと、この事例もっと早くにご紹介する予定でした。ところが、工事後達人の口から衝撃的な事実が語られたのです。”カメラが見当たらない” 困ったことになりました。二現場続けてお客様から事例紹介の許可を頂いており、撮影された画像はカメラと共に何処へ?警察に捜索願を出そうか迷っていた矢先に、カメラが見つかったとの吉報が入り、胸をなでおろして事例製作に当たっています。今回もご紹介させて頂いたように、エクステリア工事もガンガンやっておりますので、ご検討の際は是非お声掛け下さい。より身近に感じて頂けるよう、イメージパースでお手伝いさせて頂くケースもあります。
本格的な台風シーズン到来を前にして、早くも万全の体制を整えることが出来て、お客様の顔からも安堵の表情が伺えました。これからは、台風発生の報に怯える必要はなくなりましたよ。
今回も大変お世話になりました。また何かございましたらご連絡ください。
それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。