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豚肉とかけて 補助金と解く その心は 美味(上手)いカツ(活)用をお勧めします。

今回は補助金を活用して断熱改修されたいというご依頼を受けた事例です。



 住宅省エネキャンペーン2024の申請受付が始まって数日後の4月1日、お客様から1本の電話を頂きました。補助金を活用した断熱改修工事を検討されていたのです。そこで、先ずは詳しくご要望をお伺いしてみました。
 工事内容としては、掛かる費用に対して補助率が高いインプラスの設置を希望されていました。
 早速対象の窓をご指示して頂き、見積書と補助金試算表を作成します。この差額が実質ご負担して頂く金額となるので、これによってさじ加減が可能となります。想定している予算をオーバーしていれば、予算の増額か設置対象の窓を減らす。逆に予算に達していなければ、設置対象の窓を増やす事も可能です。





 プレゼンテーションの結果、今回の対象は六ヶ所となりました。洗面所と台所の水回りが三ヶ所、残りの三ヶ所はリビングです。一ヶ所は一間間口の掃出しで、その眺望からは南国の雰囲気が漂ってきます。未だ中間期の時期なので、涼し気な顔をして眺めていられますが、真夏の日中ともなれば軽装に着替えるが必要ありですね。そう言えば、先日たまたま沖縄の方と話をする機会があったのですが、四月初旬だというのに寒そうにされていました。特に軽装という訳でもなかったのですが、若干揉み手気味でした。”寒いですか”と尋ねると、間髪入れずに”寒い”という言葉が跳ね返ってきました。既に沖縄は温かいそうで、”どんな服装をされていますか”と尋ねると、”半袖・半ズボン”という返事が食い気味に戻ってきました。
 いけませぬ 今回は無駄話をしないと誓ってパソコンに向かったのですが、どうやら生まれつきの徘徊癖でして、その辺りは どうぞ おサッシ下さい。





 リビングの残り二ヶ所はFixを取付ける事になりました。そして、私の勉強不足を痛感する結果に至ったのです。施工後の写真をよく見ると、障子の下桟にハンドルが見えていました。何で? とカタログのページをめくったところ、障子の建込みの為に取付けてある旨が記載されていました。さらに心憎い気遣いから、不要な場合は取り外すことが出来るとまで明記されていました。大変恥ずかしいのですがカミングアウトさせて頂くと、初めて読みました。これからは、予習復習を欠かさないと胸に刻んだ私です。
 本題に戻ります。台所の出窓については、お客様から内窓の取付ける位置についてのご要望を頂きました。通常出窓の場合、内窓を外窓に近付けて付けるか、離して付けるか、ご意向を伺います。
 外窓に近付けて取付ける場合は、内窓の手前に物を置けるスペースが出来ます。この場合、障子の開閉を伴わずにダイレクトに手に取ることが出来るので、利便性には分があります。内窓を離して取付ける場合は、外窓との間に物を置くスペースが出来ます。こちらの場合は内窓に囲まれているので、ホコリをかぶりにくいという利点が生まれます。室用途や窓の設置位置によっても選択は異なると思いますので、取付工事までの間、どちらにするかは楽しみなThinking time です。
 今回は外窓に近付けて取付を希望されました。水回りには沢山の武器がひしめき合っているので、こちらが重宝でしょう。但し、近付けて設置する為には事前に細工が必要でした。そこで、インプラスが入荷する前に、両袖部分には造作用集成材(フリー板)の取付を済ませました。


 先行工事となる集成材造作を手掛けたのは、言わずもがな の スーパーヒーロー 大工さん でした。営業担当者の指示に従いキッチリと工事を済ませていました。発注から二週間で入荷したインプラスは、休む間もなくお客様宅へと旅立って行きました。工事にあたるメンバーは交代し、二名で作業に従事し、半日の時を要して無事六ヶ所の内窓設置が完了しました。
 今回も大変お世話になりました。南国を思わせる眺望でのお仕事、大変充実したものとなりました。またのお声掛けをお待ちしております。
それではまた、どちらかのお宅の事例案内でお会いしましょう。