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ダメっ 揺らすと泣こう😭  ねっ ずらすと開こう  いえいえ ブラスト加工 でごじゃります

今回は、年をまたいでの修理ガラスのお話です。

 お~っと、今回は頭っから随分とばしてるじゃねぇか!東場の駄々走りってか? オーラスまでもつか、楽しみなこった‼ 今回はケツカッチンなので、先を急ぐヨ 江戸Boy この後何があるかって❓ そこは一つ おサッシ 下さい。
 新年まであと十日ほどになり、年越しの準備に追われていた12月20日、一刻を争うかの様にあわただしくベルが鳴り、直ぐに受話器に手をのばしました。お電話の主は奥様で、修理ガラスのご依頼でした。
 お孫さんが、お茶の間と台所を仕切る木製建具のガラスを割ってしまわれたそうです。何よりもケガに至らなかったのが幸いでした。
 それにしても、目の中に入れても痛くないお孫さんの所業とあれば、目が曇ってしまうのも無理からぬことですよネ❣
 社内にも 爺じDebut を果たした方がいるのですが、そちら系の話題になるとデレデレで、 気を付けないと目尻下がりっ放しですよ!

 割れてしまったガラスにはブラスト加工が施されていました。お茶の間での来客時に素通しの透明ガラスでは台所が丸見えとなる為、遮蔽効果を望まれてのガラスの選択のようです。
 建具に使われるガラスには種々あり、一般的な透明ガラス・型板ガラス・すりガラス・網入りガラスや強化ガラスなどがあり、屋外に面したサッシに関しては複層ガラスを使われることが多く、昨年の補助金活用によって一般複層ガラスからアルゴンガス入りのLow-Eガラスを選ばれる方が増えました。この他にも防犯ガラス・防音ガラス・熱線吸収ガラス・熱反射ガラス・フロストガラス・意匠性を重視した和紙調ガラス・エッチングガラスなどもあります。
 ご依頼当初は、 ”普段は開けっ放しなので値段が安い透明ガラスでいい” とおっしゃっていたのですが、熟考された末、 ”やっぱり同じガラスを使った方がいいわよネ” と、現在使われているガラスでのマッチングを選ばれました。
 ただし、在庫を抱えている単板の透明ガラスとは異なり、ガラスサイズだけではなく加工を施す詳細な寸法をあたり、特別注文を掛ける必要があり、冬季休業入り直前ということもあり、入替は年明けになる旨をお伝えしました。
 これに対してお客様は、 ”どうせいつも開けっ放しにしてるから” と、意に介されていないご様子でした。ただし、平日の日中はお勤めに出られているとのことで、 ”終業後は急いで帰宅するけど18時頃になりそうなので、それ位の時間に引取りに来て欲しい” とのご要望でした。電話応対者の一存では判断できない為、代表者と業務リーダーに承諾を得てからご希望に沿える旨をお伝えしました。

 今回は木製建具の格子に合わせたデザインガラスで、3mmの透明ガラスに
格子に合わせてブラスト加工を施します。ブラスト加工とは、砂(sand)を圧縮空
気と共に吹き付け(blast)その衝撃で表面を削っていく(元々は金属の錆落しと
して考案されたサンドブラストという)技法です。
 何か、ネーミングがカッコよすぎてマジンガー💤でも登場しそうです。
 さて、発注に際しては難関の採寸業務が待ち構えています。この作業をクリアしないと明るい新年を迎えることが出来ません。採寸に間違いでもあれば、他の三列のガラスと加工の位置が合わなくなり、再度注文し直さなければならなくなります。年始早々そんな失態を冒す訳にはいかない、と、いつにもまして慎重に採寸を行ない、年末年始は合うかどうか眠れぬ夜を過ごしましたが、1月9日にガラスが入荷し、建具を建て込みに行く前日の12日にガラスを入れて、マッチングしているのを確認し、ホッと安堵のひと時でした。
 ガラスは9日に入ったのですが、お客様が平日の日中はご不在の為、お仕事がお休みの13日、午後2時に建て込みにお伺いして、開けっ放しになっていた二間を、ようやく仕切ることが出来ました。

 二十日超の開けっ放しの二間を建具がしっかりと隔ててくれて、お客様もご満足されていました。
 お宅を離れる前に、2024年窓リノベ補助金の活用をお勧めしたところ、すぐに興味を示されたので、後日営業担当者がお伺いさせて頂く旨をお伝えして、お宅を後にしました。
 今回も大変お世話になりました。そして、近々お邪魔させて頂き、お客様のお宅に最適なご提案をさせて頂きます。
 それにしても、未だ補助金の事をご存知ない方がいらっしゃるとは...。未だ周知徹底の責務を果たせていないと、自省の念に駆られる事例でした。
 それではまた、別のお宅の施工事例案内でお会いしましょう。