今回は雨戸づくしです。お腹一杯ご堪能下さい。
今回の事例は直近の中でも優先度ダントツ一位で、お客様からの一本のお電話から物語は目まぐるしく動き出します。
お客様からのお電話は、 ”お縁のサッシの状態がおかしい” という内容で、何やら危険な香り漂うスタートとなりました。
ことがことだけに急がねば と、営業担当者と弊社のスーパーヒーロー大工さんが2トップを組み、速やかにお宅に突入です。
着いて早々今回の舞台 ”お縁” へと直行しました。お縁には、1.5間4枚建テラス連窓・1.5間4枚建テラス単窓・1.0間2枚建テラス単窓が各1箇所と、メイン写真からも見て取れる様に、荘厳なるお縁且つお庭で、お縁からの眺望を一度だけでも良いので、是非拝見させて頂きたいという衝動に駆られてしまいました。
感動モードをOFFにしてお仕事モードに戻り、対象のサッシを見せて頂きました。危険が迫っていたのは連窓サッシで、犬走り上に束建てして、下枠3間分の下に潜り込ませてつんばり、ニュートンの万有引力の法則に抗うべく必死に闘わせていました。土台の入替は不可避の状況です。
土台を入れ替える為にはサッシを外さなければならず、外すためには外壁を剥がさなければならない という三段論法に論理の飛躍はないかと...。ならば窓リノベ補助金を活用しましょうとお勧めして早速見積の運びとなりました。しかし、お客様の危惧はこの一箇所にとどまらず、お縁に並ぶ残り二ヶ所の土台にも及んでいました。確かに取付後年数も経っているので一緒に取替えては?と、レジ横のついで買い提案により、見積のメンバー入り決定です。
築年数が経つ改修工事の見積の場合、仕上げ材をはぐってみないと判らない部分もあり、はぐる機会は滅多にないので剥いで悪かった部位については、判明した時点で報告し、金額を提示した上でお客様の御意向に従う事を前提とし、工事が確定している分のみの見積書を提出し、補助予定金額をご提示したところ、急いで工事を という運びとなりました。
弊社はサッシ専門店ですが、自社に大工さんがいるのでこういう場合の初動は無理・ムラ・無駄なく迅速です。社外の大工さんにお願いする場合、大工さんの予定に合わせて現地調査や打合せに工事日程と、どうしてもタイムロスが生じてしまい、お客様をお待たせする結果を招きます。社内に大工さんがいれば、優先度の高さから他の工事を調整して着工日を早めることが出来ます。仕上げ材を剥がし、むき出しになった躯体の普及状態を確認し、お客様にその対応策についてご説明する際も即時対応が可能です。1クッション入った大工さんの場合はどうしてもタイムラグの発生を否めませんので。
この工事は、外壁仕上げ材と土台の部分撤去・土台挿げ替え・サッシ取付け・屋内外のサッシ廻りの補修を弊社で施工し、基礎の補修工事を左官さん、外壁補修部分に使用した加工板の塗装を塗装屋さんが施工してのコラボレーションとなりました。荘厳さにおいては、こちらのお宅のお縁やお庭には到底及びませんが、タイトでスリムとなった工期は賞賛に値するのでは⁇
今回の工事では屋根の一部にも傷みが生じていたので、アスファルトフェルトを下葺してガルバリウム鋼板を葺せています。こちらも大工さんが社内在籍による賜物です。
工事は11月下旬に無事終わり、お客様のご様子からも平静の日々に戻られた事が感じられます。
つい先日、お支払いの為に弊社にお見えになったのですが、その際にも大変満足して頂けたようで、 ”有難うございました。とても良くなりました。またお願いします。” との謝意を頂戴しました。
いえいえこちらこそ、大変お世話になりました。また何か御座いましたらいつでもお声掛け下さい。
今回の盛り沢山な事例案内もこれにて終了です。それにしても素晴らしいお縁とお庭❣
それではまた、どちらかのお宅の案内でお会いしましょう。