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増築のサッシ取付は ストレスフリー

今回は増築部分に様々なサッシを取付けた際のお話しです。

 今回のお客様は春から夏にかけて、お宅を増築されました。取付けるサッシは大小合わせて14と相当な数で、折角だから補助金を活用する事になりました。
 補助金申請受付開始後増築での申請は初めてだったので、補助金が下りると案内しておいて工事後申請してみたら出なかった⇒出る出るサギ 何てことにならない様に、写真の撮り方も含めて十二分に問合せた上で、ぬかりなく対応しました。今回は特に改修工事の外窓交換とは異なり、増築という費用負担が前提にあるので、予定していた補助金が下りないなどという失態は、許されないのです。
 取付けたサッシは、採風勝手口ドア・内倒し窓・Fix窓・上げ下げ窓・シャッター付引違窓・雨戸付引違窓・単体引違窓とバラエティに富んでおり、サッシの事をよくご存知ない方にはうってつけの現場となり、はとバス並みにガイドさんの解説付きツアーを組んでイイんじゃねぇ 位の物件でした。

 サッシの種類や設置位置について、自然の光と風を余す事なく・無駄なく採り入れるべく、高所にFix窓を配して太陽の恵みを授かるなど綿密な検討・工夫がなされていて、建物としてゆとりある空間を形成していました。
 また、縦長Fixの02113は、広くゆったりとした空間の中で、そこだけシュッとした雰囲気を作り出し、建物に変化を生じさせます。
 広縁に取り付ける1.5間と2間の連窓の雨戸付掃出しからは、お庭の眺望が堪能でき、解放感が溢れ、木漏れ日が差込み、都市の喧騒にさらされ時間に追われて疲弊した心を、ゆっくりと癒し、ときほぐしてくれます。
 隣家に対してのプライバシーを確保しつつ、屋内に光を採り入れてお部屋の明るさを確保しています。
 家族全員が利用する採風勝手口ドアは、台所への直行通路となっており、利便性においてその一端を担っています。
 製品の色は というと、新築では結構ブラックが多くて、LIXILさんでもそのニーズに寄せて、耐傷性に優れたダスクグレーを推されていますが、今回は増築の為既存との調和がとれるシャイングレーが採用されました。

 改修工事の外窓交換とは異なり、増築の為、工期は三ヶ月ほどを要しました。
 作業に関しては、築年数が経ったお宅での窓の取替とは異なり、新たに増築された建物の開口への取付となる為、作業も順調に進みました。さらに、大工さんの仕事がとても丁寧で、適正なクリアランスで開口されていたので、仕事は予想以上に捗りました。窓廻りのハツリ・建ちや陸の補正・窓廻りの復旧などの作業も不要となる為、ストレスフリーの工事となりました。
 工事期間中には前述の新設サッシ工事以外に、勝手口通風ドアシリンダーセット取替、店舗引戸召合せ錠取替、縦面格子取付も行ない、既存建物も同時に整いました。

 数ヶ月の工事を経て、棟梁の愛情がたっぷり注ぎ込まれたお宅、お施主様はとても満足されたご様子でした。
 今回の工事においては数多くのサッシを取付けさせて頂いたので、メンテナンス等も含めて、今後も永くお付き合いさせて頂きたいと思っていたところ、再びお声掛けして頂き、11月にリシェント玄関引戸取替工事を行なう運びとなりました。
 その際の工事についてもお客様の御了承を頂き、是非ご紹介したいと思っておりますので、今暫くお待ち下さい。
 それではまた 次の事例でお待ちしております。