今回は引違窓三ヶ所をハイブリッドサッシに取替えた際のお話しです。
こちらのお宅ではローンを組まれて三月から四月にかけて、ご自宅の大掛かりな改修工事をされました。
システムバスに始まり、浴室サッシ取替と脱衣室の洗面化粧台、エコキュートニシステムキッチン、シャワートイレにストール型小便器、床のフロアーも張り込んで27坪とテンコ盛り、玄関錠取替に網戸張替と戸車取替、これらに伴ない大工・給排水衛生設備・戦記・クロス張り工事 と長いことガマンされてきた鬱憤を晴らすべく、大盤振る舞いの改修に踏み切られました。使えるものは何でも と、当然窓リノベとこどもエコの補助金もWで活用させて頂きました。
本当はもう少し回収したい所があったのですが、予算との兼ね合いでその際には涙を呑んで見送られました。
時は流れて八月末、待ちに待った窓リノベとこどもエコの補助金がいっぺんに入り、さみしかった懐も温まってきたので、春のリベンジを企てられたそうです。
春に願いが叶わなかったのは、玄関ホール・洗面所・トイレに付けている三ヶ所
木製の引違窓を、サッシに取替える事でした。
今ではあまり見かけなくなった屋外に面した木製建具、縦枠に建具じゃくりが施施されていても、気密性はあまり期待できず、お施主様の話でも隙間風が凄かったそうです。当然硝子も単板なので断熱性も劣ると言わざるを得ないでしょう。
鴨居の溝と敷居のレールは各二本で、換気の為の網戸は外側の溝とレール部に嵌め込み、外障子と同面納まりの為、外障子も網戸も動かすことが出来ませんでした。
長年このお宅で、お施主様をも守り続けてきた木製建具ですが、少しずつサッシへの取替が進み、いよいよ残すところこの三ヶ所で取替も終了です。名残り惜しいような気もしますが、もう十分に働いて貰ったので、もうそろそろ勇退させてあげましょう ということで窓三ヶ所の取替えです。
今回は木製の既設枠をそのままサッシの取付面として使用するので、外壁を剥いだり、枠を取り外したり、サッシ取付け後の外壁補修などの作業が不要となり、工期も短くて済むのと費用負担も少なくなります。
ここだけの話として他言無用でお願いしたいのですが、一度アトモスⅡのSGの見積も試算したのですが、サーモスLのLow-Eアルゴンガス入りにして補助金を活用した場合と比較してみるとそれ程変わらないので、断熱性の高いサーモスにして電気代を節約し、さらに得しましょう という風に製品の選定が進みました。
3月から4月にかけての改修工事は業者さんの数も多く、連日大賑わいとなりましたが、今回は弊社から伺った大工さん一人・一日弱で工事は無事終了です。
半年後のリベンジ成功により、念願だった全箇所サッシへの取替が済みました。
御施主様に感想を尋ねたところ、第一声が ”隙間風が入って来ない” だったそうです。今まで、特に冬場は辛い寒い想いをされたのでしょう。まだ中間期の過ごし易い季節ですが、あと二カ月もすれば違いが鮮明になるでしょう。
今年の冬は、ポッカポカですネ。