ご来店されたお客様からの御相談は、既存の 雨戸用に戸袋を付けたいという内容でした。
元々は、工務店さんを通してお仕事をさせて頂いていたのですが、その工務店さんは高齢を理由に廃業されてしまいました。お客様は高齢ながら現在も仕事をされていて、取引先の中にはサッシを扱っている会社もあるらしいのですが、今回はどうしても事務所に伺って相談したいことがある と、御自宅から弊社までは距離があるにもかかわらず、わざわざ足を運んで頂きました。
立ち話も何ですから、と先ずはテーブルにつき、じっくりとお話を伺ってみました。
このお宅では、台風対策として雨戸を利用されていましたが、一階には比較的大き目の窓が配されていて、雨戸を収納するスペースを確保出来なかったそうです。
その為、これまでは台風の度に、別の場所に収納している雨戸を運んで来て建込み、台風が去り行くのと共に、また外して運んで行き収納する 長きの間この作業を繰り返して来られたとの事でした。季節も限られているし、それ程の頻度でもないので継続出来たのでしょうが、頻繁であれば徒労感で押し潰されてしまいそうです。
また、若いうちだから為せる業で、齢を重ねれば継続は困難となります。その為、これまでは台風の度に、別の場所に収納している雨戸を運んで来て建込み、台風が去り行くのと共に、また外して運んで行き収納する 長きの間この作業を繰り返して来られたとの事でした。季節も限られているし、それ程の頻度でもないので継続出来たのでしょうが、頻繁であれば徒労感で押し潰されてしまいそうです。
また、若いうちだから為せる業で、齢を重ねれば継続は困難となります。
そこで、お客様の第一希望は既存雨戸用の戸袋を取付けたいというものでした。
御要望を伺った後は対象の窓を拝見させて頂きました。9月に同様の事例を御紹介しましたが、そのお宅には幸いな事に対象の四枚建に隣接した二枚建の外障子部分に戸袋を配す事が出来ましたが、今回はそんな場所さえありません。
営業・業務同行で、現地に何度も足を運んだのですが、第一希望にお応えすることは出来ませんでした。お客様には戸袋を取付できない点を時間をかけてご説明し、対応可能な後付のシャッターについて御案内し、電動と手動の提案をさせて頂くことになりました。
早速見積書2プランを作成し、いざプレゼンテーションへ。
間口が1.5間と広く、台風への備えなので耐風タイプのスラット、サッシ上部に余裕が無いので開口は小さくなりますがボックス下げ納まりとしました。間口が大きくたっぱも高い為、それなりのお値段になるのも無理からぬ事で、手動を選択されるのではと思っていたのですが、電動を即決されました。
電動タイプの今回は電気工事を伴います。屋外配線の為、防水コンセントから分岐を取ってボックスへ配線し、結線します。
通電を確認したら、直ちに動作確認を済ませたらリモコンの設定を行ない、清掃・片付けを済ませたらお客様に一声かけて、施工内容をチェックして頂き取扱の説明を行なってからお役御免のお引き渡しです。
第一希望の戸袋設置の夢はかないませんでしたが、持ち運び不要で室内から雨風にさらされることなく開閉可能なシャッターを見つめながら、とても安心されたご様子でした。
今までのように台風の時だけではなく、外出前に閉めれば防犯効果も見込めるので、これまた安心です。
本日も、これからも、ご安心、ご安全に!