今回は、四建と二建サッシが隣接するお縁に 戸袋を付けたいというご相談についてです。
こちらのお宅では、台風襲来の報道の度に夫婦仲良く手を取り合って、物置から雨戸を引っ張り出してきて、御主人が外から奥さんは中から息の合った共同作業で、毎回雨戸を建て込まれていたそうです。何と仲睦まじい と感心してしまいました。
若いうちはともかく、お二人も齢を重ねられてこの先、台風の度にこの作業を強いられるのは耐え難い。”二建の外障子は暗くなっても構わないので、何とか既存の雨戸を使って戸袋を付けられないだろうか?” という御相談でした。
ご要望をじっくりと伺った後は、対象となるお縁を見せて頂きました。
これまで使われていた雨戸の継続利用は難しそうですが、リフォーム商品の雨戸一筋を使って、外障子側に戸袋を配せば、何とかいけそうです。
ご主人はかかる費用を気にされていて費用がかさむ様なら諦めると言われたのですが、奥様は”私はもうイヤ!”とキッパリと一言。
許されるご予算をお聞きして社に戻り直ちに積算、何とか許容範囲で納まる事を確認し、製品と工事内容を詳述し快諾して頂けたので、いざ工事となりました。
設置場所が入隅で戸袋を付けるのが、外障子面ということもあり、設置にはタテツバのカットなど、少しばかり細工が必要となので、通常より多少時間を要しましたが、何とか無事に持運び不要の雨戸を設置することが出来ました。
最後に、もう一度動作確認を行ない、道具を片付け清掃を済ませると、お客様に一声かけて、商品の説明を行ない施工内容を確認して頂くと、工事部隊は速やかに撤収です。
残暑厳しい中、お疲れ様でした。
今後長きにわたり、台風や泥棒から守ってくれるであろう、鉄壁の雨戸をしばしの間、満足げにご覧になられていました。
そうです、もう物置から雨戸を引っ張り出して建て込むという徒労から解放されたのですから、喜びもひとしおでしょう。
今までご苦労様でした。これからは雨戸を閉めたら、安心して台風情報を眺めて下さい。