ブロック積みから始まった工事もいよいよゴールが近づいてきました。
今回の締めはフェンスです。これまた奥が深く、素材も従来の木・アルミ(形材・鋳物)・スチールに加えて、最近は樹脂製のフェンスをよく見かける様になりました。様々なニーズに合わせて、どのメーカーも多彩なラインナップを取り揃え、お客様の心を惑わせます。
そもそもフェンスはプライベート空間をゾーニングするという、外構工事上の重要アイテムです。
プライバシーやセキュリティーといった遮蔽・閉塞⇔採光や通風といった解放という、相矛盾した二つの物を同時に手にしようとする訳ですから、とても贅沢なアイテムです。
ちなみに今回のタイトル tetora(テトラ)は、昔給食でお世話になったテトラパックや消波ブロックのテトラポッドなどがあります。まだまだ、この後にペンタゴンやオクターブなどが控えていたのですが、それはまたの機会に。
では、気を取り直して工事に戻りましょう。
施工面でも柱を一定間隔で建てる間仕切タイプと、所定の範囲内であれば柱を建て込む位置を動かせるフリーポールタイプと、製品によってですが施工法も選択できます。
今回お客様のハートを見事に射止めたのは樹脂素材で間仕切タイプのメッシュフェンスです。
ブロック積みの段階で、柱を建て込む位置を指示しておき、モルタル充填せずに左官さんから”エクステリア製品工事の達人”へとタスキが手渡されます。
ガレージ本体組立て後、左官さんと席替えして境界ブロックに柱を建て込んでいきます。その際にも、建込み位置に間違いが無いか、達人は確認作業を怠りません。確認せずに作業を進めて間違えてしまえば、その人も同罪ですから。
位置を確認したらブロック天端のレベルも確認します。陸が出ていればCB天から高さをとればよいのですが、机上で線を引くのと異なり多少の不陸は生じてしまいます。そこで、各位置のレベルをチェックして柱を埋け込み養生期間、フェンス本体建て込みは日を改めての作業となります。
間仕切タイプなので本体建て込みは比較的容易で、端部の切詰めに手間取る位でしょうか。
実をいうと今までにご紹介した以外に、洗い場の造作依頼も受けていました。
境界ブロック施工後、ガレージ基礎工事や砕石敷均しと並行して、造作していきます。
ガレージ打Conに合わせてコンクリートを打設し養生期間を経て、洗い場の出来上がりです。
工事案内は四回でアッという間に終わりましたが実際にはお客様との打合せに始まり、職人さんとの現地調査、見積、製品手配、工程及び工事管理施工内容確認の後 お客様にチェックして頂き、ようやく引渡し と担当者の奮闘は続きました。
それでも最後に”良かった~”というお客様の有難いお言葉を頂戴すると、”よしっ また頑張ろう”という気概がみなぎってきます。お疲れ様です。
それではまた、別の工事でお目にかかれる日まで