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勝手知ったる マイスター・マエストロ・マスター?

タイトルはドイツ語・イタリア語・英語が狂喜乱舞しておりますが、私立理系出身なので、純和風に話を進めて参ります。
今回お世話になったのは西鉄柳川駅から徒歩一分の好立地で飲食店を営まれている古蓮さんです。
創業五十年を迎えられたこのお店では、こだわりの国産鰻を使った柳川名物せいろ蒸しや柳川なべオリジナル商品で大好評の古蓮丼などを、存分に堪能できます。いけない、食べ物の話題で想像が膨らみ、甘やかすとつけあがる”三段腹”が鳴ってしまって。
今回のお施主様からのご依頼は”換気したい”というフワッとした内容で、先ずは詳しいお話を伺おうとお店に向かいました。
こちらの調理場では相当の火力を使われるため、夏場は熱風との闘いとなるので、作業環境を少しでも改善できないかと長年悩まれていました。
そこに、ここ数年のコロナの影響が背中を押し、今回のお電話となったようです。

ご意向を確認後、先ずは勝手口を見せて頂いたのですが、取付けられてから働きづめだったとみえて、枠・本体共にイタミがはげしく、ノータイムで後付けの網戸ではなく採風機構が標準仕様のリシェント勝手口ドアを提案しました。
標準仕様の2ロックに加えて、特殊中間膜を挟んだ安全合わせガラスを御採用頂き、防犯性もUP。
メインディッシュが決まると次はオードブル。
ここでやらかすと、折角のメインが台無しという重責の玄関ですが、サッシ本体は未だ十分現役バリバリなので、今しばらく務めを果たして貰い、施工性に優れた網戸しまえるんですαを二ヶ所に設置しました。この製品はプリーツ状の網戸で、使わない時は折り畳んで幅90mmとスッキリ収納できます。型崩れしにくい、風による変形にも強い、無用な季節には簡単に取外しができ、いつでも気軽に丸洗いが出来るという生徒会長並みのエリートです。

今回オードブルとなった玄関網戸の取り付けは、スピード違反で赤切符を切られそうな勢いで完食しました。
メインディッシュのカバー工法リシェント勝手口ドアも、下枠部のモルタル補修を含めて約五時間でペロリ!
取替前のフラッシュタイプに比べて明るく風通しもよくなりました。

”あるだけ”の出入口から風の通り道を確保して、採風性が向上した事により屋内環境が改善され、お客様を安心して迎えることが出来、店員が快適に調理場に立つことが出来るようになる、とお施主様にも大変ご満足頂けて、ようやく肩の荷が下りた気がします。