記事一覧

恋とコーヒーと工事 欠かせないのは手間と暇 その弐

二回目にご紹介するのは、工事三日目の施工となった玄関東に位置する広縁の雨戸サッシ取替工事です。

既設はランマ付の障子で出入りのメインとなる内障子二枚には中残が付いています。もう少し高さがあればランマ付も選択肢に残りますが、あまり高さに余裕がない場合は圧迫感につながりかねないので、むしろ爪先からてっぺんまで一枚ガラスでズドーンのランマ無しをお勧めしました。

また、既設雨戸は横引きの折戸式雨戸でしたが、今回は間口を関東間にイジメて袖壁の幅を増し、戸袋を設けています。
こちらに付いていた雨戸も、永年にわたりサッシを守り続け、お疲れSummerでした。

壁の造作ともなれば言わずもがな、みんなの頼れるヒーロー”大工さん”登場!待ってました千両役者!その鮮やかな腕前をこれでもかと見せつけ、お施主様を瞬時に魅了。余談ながらこの大工さんとは別に業務リーダーがお施主様のハートを鷲摑みにして離さず、以降の工事ではもれなくこの二人が御指名となりました。
小耳に挟んだ話では、担当者は密かに指名料を上乗せするか真剣に悩んだとか...( ´艸`)。

大工さんがその見事な技量を惜しむことなく披露し戸袋を設け、室内をクロスで仕上げたら完工。
こちらの工事は最初の提案通りで、仕上りも申し分なかった事から、お施主様の喜びもひとしおです。一回目にご紹介したお施主様の後悔も、実はこの仕上りを目にされてからのことでした。

それでは、次回工事初日の玄関引戸取替工事まで暫し、お時間拝借。