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カラス我に返る  って、ガラス割れ替え

私たちが携わっている建設業は、その多様な工事内容により多数の業種が存在し、中には給排水衛生設備の様に人命を左右する=ライフラインに関わる業種もあります。弊社の本業もまさに同じ類のもので、施錠を出来なければ外出不可は勿論、不用心でおちおち寝てもいられません。また、ガラスが割れてしまうとケガの原因となるだけでなく、雨・風をしのぐことすら出来なくなります。
ご依頼の応対時には、先ず対応までの間に、お客様がケガをされない様なアナウンスにより、安全第一を心掛けています。
次に迅速な対応とするべく、可能な限りの情報(サッシ・ガラスの種類、概寸・厚み、脚立の必要性、当日の御予定など)を入手します。
そして、詰まっている予定表と軽くにらめっこした後隙間を無理やりこじ開ける、いわゆる悪行を冷徹にこなさなければミッションは遂行出来ません。

ターゲットを絞り照準を定めると、射とめるべき対象者に直撃です。在社の場合は相対しての直談判、現場に出ている場合は、作業中であろうにも関わらず、出るまでコール、キャッチセールスさながらです。知り得たトップシークレットと緊急性を伝え、対象者を落とします。
百戦錬磨の強者になると狙った獲物は逃しません。

今回のケースは学校の体育館という用途上多数の生徒さんが危険と隣り合わせという事情もあり、速やかな対応をとりました。割れた3mmの透明ガラスは、プレミアがつきそうな年代物のスチールサッシにパテ施工してあり、パテを撤去した後に硝子を入れ、コーキング施工で安全にFinish。
誰もケガせず無事で何よりのガラス割れ替えでした。

”迅速な対応をして頂き有難う御座いました”との謝意をかけて頂き、バタついた甲斐がありましたと担当者。
何とかカラスが鳴き始める夕刻前に帰路につけました。