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ウ~チは広いナ 大き~いナ!

となり合わせのリビングダイニングと和室の二部屋とも間取りにゆとりがなく、ダイニングテーブルが置けない、収納スペースも確保出来ないので動線に無駄な動きが増えてしまう=負のスパイラルのように不便さを感じる。
室境の壁をブチ抜いて一部屋に出来ないだろうか?

七月に御来店頂いたお客様から、このような御要望を伺いました。
お宅にお邪魔して現地調査した後、プレゼンテーション⇒採用して頂き今回の工事となりました。

先ずは、床を傷めないように養生をすませたら、二室を隔てるジェリコの壁の解体・撤去。

今回は、撤去する壁中の柱二本を抜く為、補強梁を入れました。
撤去跡の畳・フローリングの縁切りには桧の見切を入れ、良い機会なので天井と壁のクロスはこの際全面張替です。


今回のように部屋から殆どの物を出して部屋を空にする場合は、まさに天井・壁・床改修の絶好機です。

キッチンには造作用集成材でカウンターと収納棚を造作・設置前述の床見切と共に、手際の良い塗装屋さんのメイクアップが済んだら、待ちに待った完工です。

今までは振り向けば影ならぬ壁 だった部屋ですが、
ダイニングテーブルやカウンター・収納棚等が増えたにもかかわらず、
ゆったりとした感じがします。

一週間の工期を経て、ゆとりある空間に生まれ変わったお部屋を眺めて、御夫婦共に喜ばれていました。
特にこの工事に関して強い思い入れを持たれていた奥様は喜びもひとしおで、今回設置したカウンターや収納棚により動線は思いのままに。
当日からのテーブルに品数が増える事は想像に難くないでしょう。