既設の2台用カーポートには、隣地境界側面に上部一段だけサイドパネルを付けていましたが、パネル⇔境界ブロック間からの雨の振り込み・風の吹き込みが”頭痛の種だった!”と御主人の弁。
既設サイドパネルの下に一段パネルを追加しても良いのですがお客様・担当者共に”台風などの強風時に枕を高くして寝たい”という合意のもと、今回はフェンスを設置する事になりました。
フェンス本体の高さはMAXの1,200mmで、既設サイドパネルへの重ね代が必要となる点・既設ブロックに柱を建てる場合は柱の位置にコア抜きが必要となる点、以上二点を考慮し、(ちょっぴりオシャレを意識して)化粧ブロックを一段増し積みした後にフェンスを建てました。
カーポートのサイドパネルの場合、柱間には補強柱が建つものの柱からパネル端部までは持ち出しとなります。
パネルが二段ともなると持ち出し部の面積も増えることから、”頭痛の種”が”台風時の不安”に様変わりします。
その点フェンスの場合は、端部にも柱を建てるので安心出来ます。
さらに望めば、柱ピッチを2m以下から1m以下に短くすれば、耐風圧強度も34m/sから42m/sにグッと増すことだって出来ます。
着工前は雨風をしのぐ事が最優先で、見た目は二の次という印象でしたが、想像を上回る出来上りに、とても満足されていました。
そして何よりも、”雨の振り込み、風の吹き込み”のストレスから解放される歓びを噛みしめていらっしゃるかの様子でした。