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お施主様と職人さんと一緒に築いたプラン35

10月10日(土)
今日はタイトル通りメインディッシュの続きとなりますので、少し動いてお腹を空かしてから御覧下さい。
先ず、目に飛び込んでくるのが乱形石貼り手前の五分貫(ごぶぬき=15mmの板)です。特に変わったものではなく、その辺で簡単に手に入ります。この板が実に素晴らしい仕事をしてくれます。私が描いた図面を基に”職人様”が地墨を出します。
杭を打ち込み、その地墨に寄り添うようにして、板がセットされます。
何の変哲もないたった一枚の板なのですが、この板がセットされただけで、周囲の空気感が変わった気がしました。

アプローチや隣接する門柱麓の植栽帯に使ったピンコロを、直線的に配してしまうと、少しドライ・閉塞的・入ってくんなオーラが出るような気がして両方とも全面道路からの動線に対して丸みを持たせて、”いらっしゃ~い”のどうぞどうぞ感を出せるのでは...と考えました。
無論、これは感覚的なものなので、違うとらえ方も当然あるでしょう。
ましてやセンスなるものを母のお腹に置き忘れて生まれた(父は母に三人目の私は要らんとのたまったそうですが)私の大きな勘違いである可能性も否定出来ません。
御覧になられた皆さんは、どんな印象を持たれたのでしょうか?